Windows Hello PIN（暗証番号）を設定・
解除する方法

内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

Windows10では、PINを設定するとWindows Helloの利用が可能です。 Windows Helloを使うとパソコンへのサインインが簡単になるので、試してみる価値があります。設定や解除の方法も難しくありません。

本ページでは、Windows Hello PIN（暗証番号）の設定方法と解除方法を紹介します。

PINとは

Windows Hello PINとは、Windows10のパソコンに設定できるパスワードです。PINを設定することで、パソコンへのサインイン方法にWindows Helloでの顔認証・指紋認証が利用できるようになります。

Windows10ではWindows Helloを使わない場合、パスワード入力でサインインしなければいけません。そのため、PINを設定しておくと、スムーズにサインインが可能です。

PINはWindows Helloを有効にする際に設定するもので、任意で4桁の数字を指定できます。PINコードは第三者に知られても他のパソコンでは利用できないので、もし流出してもセキュリティ上の心配はありません。

Windows10パソコンでPINを設定、解除する方法

Windows10ではシステムから PINやWindows Helloの設定を求められることがあります。しかし、PINやWindows Helloの設定は強制ではなく任意なので、設定しない選択もできます。

設定しても解除はできるので、試しに活用するのも悪くありません。そこで、PINの設定と解除方法を解説します。PINの設定・解除をする際は、Microsoftアカウントでサインインしておく必要があります。ローカルアカウントでは設定できないので注意してください。

PINの設定方法

PINを設定する場合、まず以下の手順でアカウントの設定画面を開きます。

1. スタートボタンを左クリック
2. 「設定」のボタンを左クリック
3. 表示されるウィンドウで「アカウント」を左クリック

アカウントの設定画面が表示されたら、以下の流れでPINを設定してください。

1. ウィンドウ左側で「サインインオプション」を左クリック
2. ウィンドウ右側で「Windows Hello 認証番号（PIN）」を左クリック
3. 表示される「追加」のボタンを左クリック
4. 表示される画面でサインインしているアカウントのパスワードを入力
5. 「OK」を左クリック
6. 「PINのセットアップ」の画面で任意のPINを入力
7. 「OK」を左クリック

⑥で「英字と記号を含める」にチェックを入れると、英字や記号も使用できます。

PINの解除方法

PINを削除したい場合も、まず以下の流れでアカウントの設定画面を開きます。

1. スタートボタンを左クリック
2. 「設定」のボタンを左クリック
3. 表示されるウィンドウで「アカウント」を左クリック

次に以下の手順を行えば、PINの解除は完了です。

1. ウィンドウ左側で「サインインオプション」を左クリック
2. ウィンドウ右側で「Windows Hello 認証番号（PIN）」を左クリック
3. 表示される「削除」のボタンを左クリック
4. 表示される画面でサインインしているアカウントのパスワードを入力
5. 「OK」を左クリック

ちなみに③で「変更」を左クリックすると、PINの変更が可能です。

PINを忘れた場合の対処法

PINを忘れてしまった場合、リセットをすることで対処できます。
PINのリセットをする際は、まず以下の手順を行ってください。

1. スタートボタンを左クリック
2. 「設定」のボタンを左クリック
3. 表示されるウィンドウで「アカウント」を左クリック
4. ウィンドウ左側で「サインインオプション」を左クリック
5. ウィンドウ右側で「Windows Hello 認証番号（PIN）」を左クリック
6. 「Windows Hello PINを忘れた場合」を左クリック

あとは画面の指示に沿って作業を行えばOKです。

PINのリセットで失われたデータの復元

Windows HelloのPINを忘れたときは、「動作がおかしいから、これを機にパソコンを初期化しよう」と思うことがあるかもしれません。たしかにパソコンを初期化すればPINはリセットされ、気になっていた動作トラブルも解消できるかもしれません。

しかし、この方法では必要なデータのバックアップを忘れて削除してしまうリスクがあります。パソコンを初期化して消えたデータは、Windowsの標準機能では復元できません。

そのため、パソコンを初期化するのであれば、備えとしてデータ復元ソフト「Recoverit」を準備しておくことをおすすめします。

Recoveritがあれば、初期化したパソコンからでもデータの復元が可能です。データ復元成功率は95％と高水準で、500万人以上のユーザーが利用しています。対応の拡張子は1000種類以上なので、失ったファイルがどのような種類でも問題ありません。

以下は、「Recoverit」 で間違って消してしまったファイルやフォルダを復元する手順です。

まずはRecoveritをダウンロードしてインストールします。

ステップ1 復元場所を選択します。

パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

ステップ2 パソコンの消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

ステップ3 パソコンの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です！

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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