ハードディスクの復元完全ガイド|自分で行う対処法をわかりやすく解説

ハードディスクのデータが消えてしまった場合、できることなら自分で復元したいと考える人は多いでしょう。

ハードディスクが故障したように見える場合でも、余計な操作せず、適切な手順を踏むことで、自分で復元できる可能性があります。

この記事では、自力でハードディスクを復元する手順を詳しくまとめました。お困りの方はぜひ参考にしてください。

Part1：ハードディスクのデータは復元できるのか

ハードディスクのデータが消える原因はさまざまです。

例えば、内部の精密な部品まで物理的に破損してしまっている場合など、自力での復元が難しいものの、業者依頼によって復元できるケースもあります。

一方で、接続しているPCのクラッシュや、強制終了などの不適切な操作、誤削除などといった状況下では、自力でデータを復元できることもあるでしょう。

一概に「復元できる」とは言い切れませんが、ハードディスクの状況によって、データを復元できる可能性は十分にあるといえます。

Part2：ハードディスクのデータが消える主な原因

ハードディスクのデータが消える主な原因は、大まかに次の2パターンに分けられます。

このほかにも、USBケーブルの接触不良でハードディスクとPCの接続が上手くいかないケースなどもあります。

Part3：ハードディスクを復元する前に確認すべきこと

ハードディスクを復元する前に、次の2点について確認しておきましょう。

• 物理的な破損の有無
• ハードディスクの復元に必要なもの

Part3-1：物理障害の有無

例えば、次のように物理障害が発生している場合、安易に自己判断で操作をするのは危険です。

• 目に見えてハードディスクに損傷が見られる
• 異音・異臭、熱暴走が発生している
• 落下、水没させてしまった
  など

物理障害では、専門的な知識をもって部品の修理が必要なケースもあります。できる限り速やかに専門業者へデータの復旧を依頼することをおすすめします。

Part3-2：ハードディスクの復元に必要なもの

• 正常に動作するPC（Windows／Macどちらでも）
• データ復元専門のソフトウェア
• データを復元したいハードディスクと接続ケーブル

ハードディスクを自分で復元する際は、これらの用意をしておきましょう。

データ復元専門ソフトは、「Recoverit（リカバリット）をおすすめしています。

Recoveritは、外付けハードディスクはもちろんのこと、PC本体やUSB・SDカードメモリなど、さまざまなデバイスから消えたデータを復元することが可能です。

初心者でも理解しやすいシンプルなインターフェース、そして簡単なステップで操作できるため、ぜひ一度無料ダウンロードでお試しください。

Part4：自分でハードディスクを復元する手順【画像付き】

Recoveritを使って、ハードディスクからデータを復元する具体的な手順をステップごとに紹介します。

ステップ1：ハードディスクをPCに接続

正常に動作するPCと復元したいハードディスクを接続してください。

ステップ2：Recoveritを起動し、「外付けドライブ」を選択

Recoveritを起動し、「外付けドライブ」に表示されているハードディスクを選びます。

ステップ3：「スキャンする」をクリックしてスキャン開始

選択後、「スキャンする」をクリックすると復元可能なデータのスキャンが始まります。

ステップ4：フィルターや検索機能を使って目的のデータを絞り込む

Recoveritでは以下の検索機能が利用可能です：
- フィルター：ファイルの種類、更新日、サイズなど
- キーワード検索：ファイル名など
- 保存場所別の閲覧

ステップ5：データをプレビューし、復元する

データをダブルクリックしてプレビューし、復元したいデータにチェックを入れて「復元」をクリックします。

なお、復元したデータの保存先は、消える前の保存先とは別の場所を指定することをおすすめします。元の保存場所が破損していると、再度データが消えてしまう可能性があるためです。

まとめ

Recoveritを使えば、初心者でも簡単にハードディスクのデータを復元できます。
スキャン中にも操作が可能で、柔軟な検索機能が充実している点が特徴です。
まずはRecoveritを下記より無料ダウンロードしてみましょう。

Part5：ハードディスク復元の成功率を高めるには？

ハードディスクを自分で復元する上で、成功率を高めるポイントは次の通りです。

• 不適切なタイミングで電源のオンオフを行わない
• 絶対に「フォーマット（初期化）」をしない
• 自分でハードディスクを分解しない
• できる限りデータのバックアップを取る
• 自力で復元できない時は無理に続行しない

今回ご紹介したように、データ復元ソフトを使用することで、自分でも簡単にハードディスクのデータを復元できることがあります。

しかし、自分でのデータ復元が難しい場合は、無理に操作を実行せずに専門のデータ復旧業者へ依頼をしてください。

また、大切なデータは日頃からこまめにバックアップを取り、データの損失を防止しましょう。