Feb 17, 2025 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元
Windows10が上手く動作しないときに活用したいのがクリーンインストール。しかし、状況によってはクリーンインストールができない場合があります。クリーンインストールができない原因はさまざまなので、あらゆる対処法を試さないといけません。
このページではWindows10でクリーンインストールができない場合の原因と対処法を紹介します。
Windows10のクリーンインストールを行う際は、まずクリーンインストール用のメディアを用意しなければいけません。クリーンインストール用のメディア作成にはUSBメモリが必要です。クリーンインストールする際は、再度パソコンにWindows10をインストールしなければいけないからです。クリーンインストール用のメディア作成は以下の手順が行えます。
クリーンインストール用のメディアが作成したら、以下の手順で作業を行います。
以上の手順を行うとWindows10のインストールがはじまります。あとは完了を待つだけです。
Windows10のクリーンインストールができないときは、さまざまな原因が考えられます。そのため、あらゆる対処法を試してみましょう。
最初にやっておきたいのは、クリーンインストール中に使用しない外付けデバイスの取り外しです。
USBで接続しているプリンターやハードドライブ、スピーカーといった外付けデバイスを取り付けたままだと、クリーンインストール中に不具合を起こす場合があります。Windows10のクリーンインストールを行うときは、パソコンに接続するデバイスを必要最小限にするのが望ましいです。
作成したクリーンインストール用のメディアに問題が発生している可能性もあります。そのため、クリーンインストール用メディアの再作成も試しておきたいところです。作成時に手順を間違った記憶がなくても、メディアを再度作成するとクリーンインストールができない状態が解決する場合があります。
ハードドライブに空き容量がなく、クリーンインストールができないパターンもあります。そのため、ハードドライブの空き容量があるかもチェックしてください。クリーンインストールを行う際は、バージョンに応じて以下の空き容量が必要です。
バージョン |
必要な空き容量 |
32ビット版 |
16GB以上 |
64ビット版 |
20GB以上 |
ハードドライブの空き容量は以下の手順でチェックできます。
ハードドライブに空き容量がなければ、以下の方法で対処しましょう。
Windows10をインストールしたいハードドライブにいくつものパーティションがある状態だと、クリーンインストールができない可能性が高くなります。
そのため、クリーンインストールをする際はあらかじめハードドライブのパーティションを削除しておきましょう。パーティションの削除は以下の手順で行えます。
Win10のPCで利用しているBIOS/UEFIのバージョンが最新でないために、クリーンインストールができない可能性もあります。そのため、BIOS/UEFIのアップデートも選択肢に入れておきたいところです。
BIOS/UEFIのアップデート方法はマザーボードの種類ごとに違うので、メーカーに問い合わせてみてください。
BIOS/UEFIのセキュアブート機能がWin10のクリーンインストールを止めているパターンもあります。セキュアブートを無効化してクリーンインストールができない問題を解決できる場合があるので、試してみるといいでしょう。
セキュアブートを無効化する方法はパソコンによって異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。
手順がわからない場合はメーカーに問い合わせてみてください。
どの方法を試してもクリーンインストールができないのであれば、Windows10のリセット機能を使って初期化する方法を検討してみましょう。
Windows10では以下の手順でリセット機能により初期化が可能です。
あとは画面の指示に従って任意の設定を行い初期化を進めてください。
Windows10のクリーンインストールをする際は、あらかじめ必要なデータのバックアップを取る必要があります。データのバックアップを取っておかないと、クリーンインストールによってデータが消えてしまうからです。しかし、必要なデータのバックアップ漏れが起きることも。Windows10にはデータを復元する機能がありません。
そんなときに役立つのがWondershareの「Recoverit」です。
Recoverit(リカバリット)は世界中のあらゆる場所で利用されているデータ復元ソフト。Recoveritがあればパソコンから消えてしまったあらゆるデータを復元できるようになります。Windows10のクリーンインストールを行うときは、「Recoverit」があると問題ないです。
Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、消えたファイルの元の保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。
そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。
スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します(一部のデータはプレビューできます)。
以上簡単な操作でパソコンから消えた大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンから消えたデータの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
日頃からMicrosoft Edge(マイクロソフトエッジ)を利用していると、突然起動しなくなる問題が起きる場合があります。本ページでは、Microsoft Edgeが起動しない・立ち上がらない場合の対処法を紹介します。 ...
MacOSやブルーレイレコーダーなどでTVを録画する機器でフォーマットしたハードディスクにはGPT保護パーティションというものが採用されているが、この保護があるために使用できない場合があります。今回はそのを解除方法、その際に誤ってデータが消えてしまった際の対処法について解説します。 ...
Windows10のパソコンを使っていて頭を悩ませるのがCドライブの容量不足。容量不足を解消するポイントは、Cドライブの容量を増やすことです。こちらではWindows10でCドライブの容量不足を解消する方法5つを紹介します。 ...
内野 博
編集長