Windowsエラー「レジストリに対する値が無効です」の対処法

内野博

Sep 11, 2023 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

Windowsで、「レジストリに対する値が無効です」というエラーメッセージが表示された経験はないでしょうか。このエラーが発生すると、ファイルが開けないためお困りでしょう。本記事では、このエラーの意味と発生する原因、対処法をご紹介します。

もしもデータが消えた場合は、データ復元ソフト「Recoverit（リカバリット）」がおすすめです。非常に簡単な操作で復元できるので、ぜひお試しください。

目次
Part1: 「レジストリに対する値が無効です」エラーの意味
Part2: レジストリエラーが発生する主な原因
Part3: 「レジストリに対する値が無効です」エラーの対処法
Part4：豆知識：Windowsパソコンから消えたデータを復元する方法

Part1: 「レジストリに対する値が無効です」エラーの意味

「レジストリに対する値が無効です」というエラーメッセージは、Windowsオペレーティングシステムで発生する一般的なエラーの一つです。このエラーメッセージは、Windowsのレジストリに問題があることを示しています。

Windowsのレジストリは、システムの設定情報、ハードウェアとソフトウェアの構成情報、ユーザーアカウントの情報など、重要な情報を格納するデータベースです。データベースに問題が発生すると、システム全体に影響を及ぼす危険性があります。身近な影響で言えば、「画像や動画などのファイルが開かない」が該当します。

具体的には、後述する原因のような状況で「レジストリに対する値が無効です」というエラーが表示される可能性があります。

Part2: レジストリエラーが発生する主な原因

「レジストリに対する値が無効です」エラーが発生する主な原因は、以下の通りです。

① 誤った値やキーの操作によるエラー

レジストリのエントリを誤って削除、変更、または破損させた場合、エラーメッセージが表示される仕組みです。レジストリキーを削除する際、そのキーがシステムに重要な情報を含んでいると、エラーが発生する可能性があります。

直近で無闇に削除してしまったファイルが存在しないか確認しましょう。もし削除していた場合は、修復や復元操作が必要です。

② ハードウェアやソフトウェアのインストールに関連する問題

新しいハードウェアやソフトウェアを正しくインストールしなかった場合、エラーが発生する場合があります。とくに、デバイスドライバーのインストール不具合や、プログラムのバージョンが対応しなかったときに影響を及ぼす可能性があるでしょう。

たとえば、正しくドライバーをインストールしなかった場合に、「レジストリに対する値が無効です」エラーが表示されます。パソコンのパーツを交換する際、グラフィックスカードを追加したときに注意が必要です。

③ ウイルスやマルウェアによる影響

ウイルスやマルウェアがシステムに侵入し、レジストリを破壊した可能性があります。セキュリティソフトウェアの最新版を使用し、定期的なウイルススキャンの実行が必要です。また、ウイルスやマルウェアは、レジストリ以外のシステムにも重大な被害を及ぼす危険性があります。本エラーに限らず、ウイルスやマルウェアを寄せ付けない環境づくりが重要です。

Part3: 「レジストリに対する値が無効です」エラーの対処法

エラーが発生した際に、問題を迅速に解決するためには、以下の対処法を検討しましょう。プログラムの再インストールやレジストリの修復など、システム関連の操作が必要です。誤操作がないよう、正しい操作が求められます。

① エラーが発生したプログラムのアンインストールと再インストール

エラーが特定のプログラムと関連している場合、まずは該当するプログラムをアンインストールし、最新バージョンを再インストールしてみましょう。プログラムの破損や不適切な設定が修正される可能性があるため、エラーの対処に有効です。プログラムの再インストールは、各プログラムの配信サイトからダウンロードできます。

② レジストリの修復

レジストリが破損している可能性がある場合、Windowsの「レジストリ修復ツール」を使用して問題を修正できます。レジストリ修復ツールは、レジストリの不具合を検出し、自動的に修復する機能です。前述した再インストールができない場合に有効です。レジストリの修復ツールを起動するためには、コマンドプロンプトを使用します。

レジストリの修復を実行する方法は、以下の手順です。

手順1.スタートメニューより「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」で起動する

「管理者として実行」で起動