SDカードは、データを保存しておくツールとして広く浸透しています。デジタルカメラ、アクションカメラ、ドローンカメラ、ドライブレコーダー、スマホなどの携帯機器や家電機器にも幅広く利用されています。SDメモリーカードに、家族や友達の大切な思い出を存されている方もいらっしゃるではないでしょうか?仕事でも、ドキュメントなどを保存するツールとして使われます。
そんなSDカードのデータが消えてしまったら、どうしますか?SDカードが破損したり、保存していたデータ消えたりすると、どうすればいいか慌ててしまいますよね。本記事では、SDカードのデータが削除された原因と、データの復元方法をご紹介します。
SDカードのデータ復元についてよくある質問もまとめました。ぜひ最後までご覧ください。
SDカードでのデータが消えてしまった主な原因は、以下の通りです。
自分で誤ってファイル(データ)を削除してしまうケースや、子供などの他者が誤操作をして削除してしまうケースはよくあります。子供がいるご家庭では、SDカードを手の届かない場所で保管するなど、物理的な工夫による防止が必要です。
「フォーマット」とは、SDカードのデータを初期化して新しいデータを保存できるようクリーンアップする作業のことです。SDカードがウィルスに感染してしまった場合や、パソコンなどで読み込まなくなってしまった場合などに、フォーマットを行うことで問題を解決できることがあります。
しかし、前述したようにフォーマットはデータを初期化する作業です。意図せずフォーマットを行う誤操作をして、ファイルが消えてしまうケースもあります。
続いて、SDカードに格納しているファイルをコピーしようとした際に、エラーや不具合などのトラブルによってデータが消えてしまうケースです。こうした要因には、日頃からデータのバックアップをとっておくことが重要です。
その他に挙げられるのは、何らかのトラブルによってファイルシステムが破損してしまったり、エラーを起こすようになってしまったりするケースです。これらの問題にも、事前のバックアップが有効的ですね。
上記のような問題が発生していた場合、SDカードに保存していた大切なデータは消えてしまいます。
データが消えたら、私たちの生活や仕事に大きな支障をきたしてしまう可能性がありますので、データを復元したいですよね。本文では、SDカードのデータが消えた時の救世主であるSDカードデータ復元ソフトをご紹介します。SDカードから削除されたデータを簡単に復元・復旧・復活できるので、ぜひ最後までご覧ください。
SDカードから誤って削除、またはフォーマットしてしまったデータは復元できます。実は、SDカードのデータは削除しても完全に消去されたわけではなく、まだSDカードのディスク内に残っているのです。
データを復元するには、専門のデータ復元業者に依頼する方法と専門的なデータ復元ソフトを利用する方法の二つがあります。SDカードをデバイスに挿入しても認識されないような物理的な損傷がある場合、専門の復元業者に依頼するのが良いでしょう。
SDカードがデバイスで認識される、もしくは物理的な損傷がない場合、データ復元ソフトを利用するのがオススメです。データ復元ソフトなら、自宅にいながら消えてしまったデータを復元できます。データ復元ソフトの中でも、「Recoverit」(リカバリット)は復元率が高く、初めて復元作業をされる方にも簡単に扱えるソフトです。
データ復元率を高めるために、SDカードのデータが消えてしまったことが分かったら、すぐにSDカードの使用を停止してください。デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯電話やゲーム機などからSDカードを取り外し、上書きされないようにしてください。データが上書きされると、データ復元率が下がってしまいます。
データが消えたことが分かったら、SDカードのデータ復元ソフト「Recoverit」(リカバリット)の無料版で消えたデータが復元できるかチェックし、製品版でデータを復元してください。SDカードに保存されているドキュメントや動画などのあらゆるファイル形式を復元できます。「Recoverit」は、SD、SDHC、SDXC、SDIO、MiniSD / MicroSD、MMC、CF、xD-Pictureなど、携帯やスマホ、デジカメ、各種SDカードのデータ復元に対応します。3ステップでデータを復元できるので、データ復元が初めての方でも安心して利用できますよ。
*Mac OSの場合は、Mac用のSDカードデータ復元・復旧ソフト「Recoverit (Mac版)」をダウンロードしてください。Macでも、SDカードから消えたデータを復元できます。
注意: SDカードが物理的な損傷を受けることがないようにしてください。
SDカードからデータを復元する手順は、以下の動画をご覧ください。
Wondershare Recoveritでデータを復元する
ガイド>SDカードやMicroSDカードのデータを復元できるソフト「Recoverit」は、SDカードをスキャンして、消去したファイルを素早く復元してくれます。
写真だけでなく、動画や音楽、ドキュメントなども復元可能です。ここでは、Windows版の「Recoverit」の操作方法をご紹介します。
まず、お使いのパソコンに「Recoverit」をダウンロードしてインストールしてくださいね。
SDカードをパソコンに接続して、「Recoverit」を起動してください。
起動後、削除したファイルの保存場所を選択します。
今回は、SDカードの復元なので「外付けデバイス」のSDカードを選択します。
選択してクリックしたら、SDカードから消えたデータがスキャンされます。
スキャンが終わった後、結果はファイル形式ごとに表示されます。
SDカードのデータをスキャンした後、消えたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。
その後、復元したいSDカードのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上のように、簡単な操作でSDカードから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、「Recoverit」はSDカードの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。
SDカードからデータが消えたことに気づいたら、すぐにSDカードの使用を中止してください。
SDカードの削除されたデータが新しいデータに上書きされてしまうと、復元率が下がってしまいます。
SDカードから大切なデータが消えた場合、すぐに「Recoverit」で復元しましょう。
データ復旧サービスを利用する手段もあります。
こちらの方法は、例えば水濡れや衝撃など、物理的なダメージを受けてしまった際の復旧におすすめです。このように物理的なダメージが与えられてしまったSDカードは、知識や経験のない素人の場合、まず復旧することは困難といえます。
そこでデータの復元・復旧を生業とするプロに依頼をすることで、高い確率でのデータ復元・復旧が期待できますよ。
ただし、データ復旧サービスは料金の高さがデメリットです。データ容量の大きさや障害の程度によっては、数万円~8万円以上の費用が必要なこともあります。
多くの業者ではデータの復元・復旧に成功した場合のみ費用を請求する「成功報酬型」であることがほとんどなので、まずは見積もりから相談してみるのがおすすめです。
多機能なソフトウェアやプロのデータ復元・復旧サービスを利用しても、100%成功するとは断言できません。できるだけSDカードデータの復元成功率を高めるためには、以下のポイントに注目しましょう。
SDカードの中には、データの記録や上書き、削除を防止することを目的とした「書き込み禁止」機能が備わっているものがあります。
データが消えてしまった状態を悪化させないために、ソフトウェアを使用する前に書き込み禁止機能を有効にしてSDカードを保護しましょう。
なお、書き込み禁止機能を有効にしていても、データの読み出しは可能です。まずはお手持ちのSDカードに書き込み禁止機能がついているか、また有効・解除する方法についても確認してみてください。
ソフトウェアを利用してSDカードの復元・復旧を試みる場合、利用するソフトウェアは安全なものを見極め、選択することが重要です。
ソフトウェアの安全対策や個人情報保護のプロセス、実際のソフトウェア利用者による評価などを調べ、安全に利用できそうかを判断しましょう。
SDカードのデータが消えてしまったときは、余計なデータの上書きや、さらなるトラブルの重複を防ぐためにも、できる限り早くアクションを起こすことが大切です。
また、ソフトウェアを利用する場合やデータ復旧サービスを利用する場合に限らず、作業を継続することも復旧・復元の成功率を高めます。1度の失敗で諦めてしまうのではなく、いくつかのソフトウェアや、サービスで試してみることをおすすめします。
SDカードが物理的な損傷を受けた場合、データ復元が困難になる場合がありますが、復元が不可能とは限りません。一般的に、SDカードの物理的な損傷によってデータが失われた場合、専門のデータ復元サービスを利用することが推奨されます。この場合、SDカードを専門の復元サービスに送り、復元作業を行ってもらう必要があります。
ただし、物理的な損傷が軽微であれば、自分でSDカードの復元を試みることもできます。一般的に、データ復元ソフトを使用して、SDカードから失われたファイルを復元することができます。
データ復元の成功率は、SDカードの物理的な損傷の程度や、復元に使用するソフトの性能によって異なります。物理的な損傷が軽微であれば、データ復元の可能性は高いですが、重度の損傷がある場合は、復元が不可能な場合があります。
SDカードの障害には、物理的な障害と論理的な障害の2つがあります。
物理的な障害は、SDカードのハードウェア部分に発生する問題で、SDカードに外部から与えられた物理的なダメージによって引き起こされることがあります。例えば、SDカードを落としたり、SDカードスロットに挿入する際に力を入れすぎたりすることで、SDカードのコントローラーやメモリチップが損傷することがあります。
論理的な障害は、SDカードのソフトウェア部分に発生する問題で、SDカード内部のファイルシステムやデータの破損、削除などが原因です。論理的な障害は、フォーマットエラー、ウイルス感染、電源断などの理由で発生することがあります。
物理的な障害は、SDカードが回復不可能になる可能性が高く、SDカードの交換が必要な場合があります。論理的な障害は、データ復元ソフトウェアを使用して修復できる場合がありますが、SDカード自体に問題がある場合は、データの復元ができない場合があります。
データ復元ソフトでSDカードのデータを復元する原理は、削除されたデータがSDカード上にまだ残っている場合に、それを見つけ出し復元することです。
データは、SDカード内のデータストリームに連続的または非連続的に保存されています。削除されたデータは、物理的にはSDカード上に残っている場合がありますが、削除されたデータのファイル名や場所が消去され、読み取り可能ではなくなっています。
データ復元ソフトウェアは、SDカード内のデータストリームをスキャンし、削除されたデータが残っているかどうかを確認します。
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内野 博
編集長