Windows11/10でユーザーアカウントの追加、
削除、切り替え方法

ユーザーアカウントは、Windows11/10の重要な機能であり、複数のユーザーが1台のPCを共有する際に役立ちます。本記事では、Windows11/10でユーザーアカウントの追加、削除、切り替え方法を詳しく解説します。これにより、家族や友人とPCを共有する際に、それぞれのデータや設定などが保護されます。

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内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

Windows11/10では、ユーザーアカウントの管理が日常的な作業の一部です。家族のメンバー、仕事の同僚、あるいは個人的なプロジェクト用に、複数のアカウントを効率的に管理することが重要です。このガイドでは、Windows11/10で新しいユーザーアカウントを追加する方法、不要になったアカウントを安全に削除する手順、そして異なるアカウント間でスムーズに切り替える方法を詳しく解説します。さらに、アカウント管理中にデータを失わないための対処法も提供し、あなたのWindows体験をより快適で安全なものにします。


Part1:Windowsでユーザーを追加する方法

Windows11/10では、新しいユーザーアカウントを追加することで、複数の人が同一のデバイスを個別の設定とデータで使用できます。これは、異なる作業環境を持つユーザーに特に便利です。以下に、Windowsで新しいユーザーアカウントを追加する手順を説明します。

1.スタートメニューのアクセス

Windows11/10のスタートメニューを開き、「設定」(歯車アイコン)をクリックします。

2.アカウント設定への移動

「設定」ウィンドウ内で「アカウント」を選択します。

アカウント設定へ移動

3.ユーザーの追加

「家族とその他のユーザー」(Windows 11の場合は「その他のユーザー」)セクションを選び、「その他のユーザーをこのPCに追加する」をクリックします。

ユーザーを追加

4.アカウントの種類の選択

Microsoftアカウントを持っているユーザーを追加する場合は、そのアカウント情報を入力します。

アカウントの種類を選択

ローカルアカウントを作成する場合は、「Microsoftアカウントを持たないユーザーを追加する」を選択します。

ユーザーを追加

ユーザー名とパスワードを設定します。

ユーザー情報を設定

5. スクロールして追加の設定へ

パスワードを入力した後、画面を下にスクロールします。Windowsのバージョンによっては、「次へ」ボタンを押した後にスクロールできるようになる場合もあります。

追加の設定へ移動

6.セキュリティの質問の設定

「パスワードを忘れた場合」の項目が表示されます。ここでセキュリティの質問1~3を選択し、それぞれの質問に対する回答を入力します。

質問を設定

7.アカウントの作成

必要な情報を入力し、「次へ」をクリックしてアカウントを作成します。

8.管理者権限の設定(オプション)

アカウントに管理者権限を付与する場合は、作成したアカウントを選択し、「アカウントの種類を変更」をクリックして「管理者」を選択します。

このプロセスを通じて、Windows 11/10に新しいユーザーアカウントを簡単に追加できます。各ユーザーは個別のデスクトップ、ファイル、設定を持つことができ、プライバシーと効率性を高めることができます。

Part2:Windowsでユーザーを削除する方法

Windows11/10で不要になったユーザーアカウントを削除することは、デバイスのセキュリティと効率を維持する上で重要です。アカウントを削除すると、そのアカウントに関連付けられたデータや設定も一緒に削除されるため、慎重に行う必要があります。以下に、Windowsでユーザーアカウントを削除する手順を説明します。

1.スタートメニューから設定へ

スタートメニューを開き、「設定」(歯車アイコン)をクリックします。

2.アカウント設定の選択

「設定」ウィンドウで「アカウント」を選択します。

アカウント設定を選択

3.削除するユーザーの選択

「家族とその他のユーザー」(Windows 11の場合は「その他のユーザー」)セクションを開き、削除したいアカウントを見つけます。

4.アカウントの削除

削除したいアカウントの名前をクリックし、「削除」を選択します。Windowsは、アカウントとそのデータを削除する前に確認を求めます。

アカウントを削除

5.確認と削除の完了

削除を確定するために、提示される指示に従います。これにより、アカウントとそのユーザーのデータが完全に削除されます。

確認と削除を完了

6.データのバックアップ(オプション)

アカウントを削除する前に、重要なデータがある場合は、必ずバックアップを取っておくことをお勧めします。

アカウントの削除は、特に共有デバイスや公共の場で使用されるコンピューターにおいて、プライバシー保護とセキュリティ維持のために定期的に行うべき作業です。ただし、削除されたデータは元に戻せないため、操作は慎重に行ってください。

Part3:Windowsでユーザー間を切り替える方法

Windows 11/10では、複数のユーザーアカウント間での切り替えが簡単に行えます。これにより、異なるユーザーが同一のデバイスを使用する際に、個々の設定やデータを保持しながら効率的に作業を行うことが可能です。以下に、Windowsでユーザー間を切り替える方法を説明します。

1. スタートメニューの使用

スタートメニューを開きます。Windows11/10では、画面左下のWindowsアイコンをクリックすることでアクセスできます。

2.ユーザーアイコンの選択

スタートメニューの左上にある現在のユーザーアイコン(または名前)をクリックします。

3.切り替えるアカウントの選択

表示されるアカウントリストから切り替えたいユーザーアカウントを選択します。

切り替えるアカウントを選択

4.アカウントへの切り替え

選択したアカウントに切り替えると、そのアカウントのデスクトップ、ファイル、設定にアクセスできるようになります。

5.パスワードの入力(必要な場合)

切り替えたアカウントにパスワードが設定されている場合、ログインするためにパスワードの入力が求められます。

6.切り替えの完了

パスワードを入力し、ログインすると、選択したアカウントのセッションが開始されます。

このユーザー切り替え機能は、家族が共有するPCや職場の共有デバイスで特に便利です。各ユーザーは自分のプライバシーを保ちつつ、必要に応じて簡単にアカウントを切り替えることができます。また、切り替えは迅速であり、作業の中断を最小限に抑えることができます。

Part4:Windowsでユーザーアカウントの管理コツ

Windows11/10でユーザーアカウントを効果的に管理することは、セキュリティと使い勝手の向上につながります。ここでは、ユーザーアカウントの管理におけるいくつかの重要なコツを紹介します。

✔アカウントの種類を適切に設定する

ユーザーに必要な権限を与えることが重要です。通常のユーザーには「標準」アカウントを、システム設定や重要な変更を行う必要があるユーザーには「管理者」アカウントを割り当てます。

✔定期的なパスワードの更新

セキュリティを保つために、定期的にパスワードを変更することをお勧めします。強力なパスワードは、アカウントの安全性を高めます。

✔ゲストアカウントの活用

短期間の使用や一時的なゲストユーザーのために、ゲストアカウントを設定することができます。これにより、メインアカウントのデータや設定を保護しつつ、限定的なアクセスを提供できます。

✔ユーザーアカウント制御(UAC)の設定

UACは、重要なシステム変更が行われる前に警告を表示する機能です。これを適切に設定することで、不正な変更やマルウェアの影響を防ぐことができます。

✔アカウントごとのプライバシー設定

各アカウントのプライバシー設定を適切に管理し、必要な情報のみが共有されるようにします。これには、位置情報やカメラのアクセス設定などが含まれます。

✔バックアップの実施

ユーザーデータの定期的なバックアップを行うことで、万が一のデータ損失に備えることができます。外部ドライブやクラウドストレージを利用すると便利です。

これらのコツを活用することで、Windowsのユーザーアカウントをより安全かつ効率的に管理することが可能になります。ユーザーごとに最適な環境を提供し、全体のシステムセキュリティを強化することが重要です。

Part5:豆知識:ユーザーアカウントの管理操作中にデータを失う場合の対処法

Windowsでユーザーアカウントを管理する際に誤ってデータを失ってしまった場合、データ復旧ソフトウェア「Recoverit」の使用をお勧めします。Recoveritは、誤って削除されたファイルや失われたデータを効果的に回復することができる強力なツールです。これにより、アカウント管理中のミスから生じるデータ損失のリスクを最小限に抑えることが可能になります。

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以下は、「Recoverit」で間違って消してしまったファイルやフォルダを復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択します。

パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。

スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

復元したいフォルダを選択

ステップ2 パソコンの消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。

スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

復元されたいフォルダをスキャン

ステップ3 パソコンの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

復元したいフォルダ・ファイルをプレビュー

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
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