いざ仕事をしようとした時、あるいは個人的な作業を始めようとした時、突然画面が真っ暗になると焦ってしまいますよね。パソコンには多数の精密な部品が使われており、画面が真っ暗になる原因は案外ひとつではありません。
この記事では、パソコンの画面が真っ暗になる原因と、すぐに試せる対処法をご紹介。お困りの方はぜひ参考にしてください。
Part1:パソコンの画面が真っ暗になる主な原因

以下の通り、パソコンの画面が真っ暗になる主な原因を7つ解説します。
パソコンの画面が真っ暗になる主な原因
- 【原因1】: パソコンの充電が切れている
- 【原因2】: ディスプレイに問題がある
- 【原因3】: 起動に時間がかかっている
- 【原因4】: ディスプレイを繋ぐケーブルに問題がある
- 【原因5】: グラフィックボードが故障している
- 【原因6】: PC内部が帯電・発熱している
- 【原因7】: PC本体や内蔵パーツが物理的に故障している
【原因1】パソコンの充電が切れている
ノートパソコンの場合、パソコンの充電が切れていて画面が真っ暗のまま変わらないというのはよくある事例です。初歩的な項目ではありますが、パソコンに電源プラグが挿さっているか、正しく充電できているか確認してみてください。
【原因2】ディスプレイに問題がある
電源ランプは点いているもののディスプレイに何も映らない場合、ディスプレイの破損などが考えられます。デスクトップPCの場合、別のモニターに置き換えて起動してみると、ディスプレイの問題であるかどうかが明確になるでしょう。
【原因3】起動に時間がかかっている
単純に起動に時間がかかっているケースも考えられます。パソコンにアクセスランプが搭載されている場合、ランプが点滅していないか確認してみてください。処理中の場合はアクセスランプが点滅します。
【原因4】ディスプレイを繋ぐケーブルに問題がある
デスクトップPCの場合はディスプレイを繋ぐケーブルが断線していたり、接触不良を起こしていたりする可能性も考えられます。物理的な破損が見られないか、接続端子部分に破損や汚れがないか確認しましょう。
【原因5】グラフィックボードが故障している
グラフィックボードは、パソコンの画面に映像や画面を投影するための重要なパーツのひとつです。グラフィックボードが故障すると、画面が真っ暗になってしまうことがあります。この場合はグラフィックボードの交換修理が必要です。
【原因6】PC内部が帯電・発熱している
パソコンは熱に弱い精密機器ですが、負荷がかかると熱を持ちやすい特性があります。こうしてパソコン内部が発熱したり、あるいは帯電したりすると、ディスプレイを含め正常に動作しなくなることがあるため注意が必要です。
【原因7】PC本体や内蔵パーツが物理的に故障している
例えばパソコン内蔵のHDDやSSDなど、本体内蔵のパーツが物理的に故障していると、画面が真っ暗になるなど別のパーツにも影響を及ぼす可能性があります。自身での原因の特定が難しい場合は、無理をせず専門家やメーカーのサポートへ相談するのがおすすめです。
Part2:パソコンの画面が真っ暗になる時の対処法

パソコンの画面が突然真っ暗になってしまっても、案外簡単な方法で解決できる場合があります。以下のような対処法を順に試してみましょう。
パソコン画面が真っ暗なときの主な対処法
- 【対処法1】: ケーブルやバッテリーの状態を確認する
- 【対処法2】: 周辺機器を取り外す
- 【対処法3】: PCを放電する
- 【対処法4】: PCを再起動する
- 【対処法5】: セーフモードで起動する
- 【対処法6】: メーカーや専門業者に相談する
対処法1:ケーブルやバッテリーの状態を確認する
最も基本的なチェック方法です。以下の項目を確認しましょう。
- ディスプレイの接続ケーブルが断線していないか
- ケーブルの端子に破損や汚れがないか
- バッテリーは正常に充電されているか
- 電源プラグはしっかり接続されているか
- 電源プラグに物理的な故障がないか
問題が見つかった場合は、ケーブルやバッテリーの交換をご検討ください。
対処法2:PC本体から周辺機器を取り外す
マウスやキーボードなど必要最低限の機器のみ接続し、その他のUSB機器・外部ディスプレイなどは一度取り外してください。
周辺機器の干渉により画面が映らない場合、これだけで改善することもあります。
対処法3:PCを放電する
パソコン内部に帯電している場合、放電を行うことで正常に戻ることがあります。
手順:
- ステップ1:PCをシャットダウン
- ステップ2:電源ケーブルを外す
- ステップ3:バッテリーが外せる場合は取り外す
- ステップ4:数分〜10分放置
- ステップ5:再度電源ケーブルとバッテリーを接続して電源を入れる
対処法4:PCを再起動する
一時的なトラブルであれば、再起動のみで解決する場合もあります。
それでも頻発する場合は、ソフトウェアやハードウェアの深刻な問題があるかもしれません。必要に応じて修理を検討しましょう。
対処法5:セーフモードで起動してみる
セーフモードとは、最小限のドライバーや設定でWindowsを起動するモードで、ソフトウェアが原因かどうかを確認するのに適しています。
セーフモード起動手順の例:
- ステップ1:電源投入時に「F8」または「Shift + F8」を連打
- ステップ2:詳細ブートオプション画面から「セーフモード」を選択
セーフモードで画面が表示される場合は、何らかのアプリや設定が問題を引き起こしている可能性があります。
対処法6:メーカー・専門業者へ相談する
ここまでの対処法で改善しない場合は、パソコン本体の故障の可能性が高く、メーカーや修理業者への相談が必要です。
修理に出す前にデータをバックアップできない場合は、次章で紹介するデータ復元ソフトの活用を検討しましょう。
Part3:パソコンの真っ暗な画面から復帰してデータが消えてしまった場合

パソコンの真っ暗な画面から復帰ができても、パソコンの初期化や誤操作などによって大切なデータが消えてしまうことがあるかもしれません。
そのような時はデータ復元専門ソフトの『Recoverit(リカバリット)』がおすすめです。Recoveritはパソコン本体やSSD、HDDなどあらゆる媒体から消えてしまったファイルを、簡単なステップで復元します。
対応するデータ紛失シーンは、ウイルス、誤操作、ゴミ箱からの消去、ストレージの破損などを含む500シーン以上。お困りの方はぜひ無料ダウンロードでお試しください。
ダウンロードは無料で行えるため、お困りの方はぜひ一度お試しください。
以下は、「Recoverit」で間違って消してしまったHDDのデータを復旧・復元する手順です。
ステップ1 復元場所を選択します。
パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のHDDを選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
ステップ2 HDDの消えたデータをスキャンします。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
ステップ3 HDDの消えたデータをプレビューして復元します。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!