USBメモリはデータの持ち運びが気軽にでき、クラウド主流の今日でもその利便性から活用する場面は多いと思われます。ただ、持ち運びに便利であることと同時にデータ紛失のリスクも伴い、情報漏えいの危険性と隣合わせと言っても過言ではありません。
そのリスクヘッジのためにもUSBメモリにパスワードを設定し、データの機密性を高めましょう。今回はWindows10でUSBメモリにパスワードをかける方法をいくつかご紹介します。
USBメモリは、大きなデータをコンパクトなサイズに収めて、手軽に持ち歩ける保存媒体としてパソコンユーザーにはとても便利なツールです。パソコン以外にもさまざまな外部機器に接続して、データ保存や読み取り可能で、特に仕事上で携帯しているケースが多く見られます。
ただし、コンパクトさが仇になり、「バッグに入れていたUSBが見つからない」「ポケットに入れて持ち歩いていたら紛失」などと大切なUSBをなくしてしまったという経験は少なくないはずです。
万が一、紛失したUSBメモリに、個人情報に関連するデータやビジネス上の機密データが入っていたら非常に困ります。USBメモリを拾った第三者が、内部データを悪用されてしまうというリスクが否めません。
そうならないためにUSBメモリにパスワードを設定しておけば、USBメモリを失くした際にも簡単には内容を見ることができなくなるので、セキュリティを高めることができます。
実際にWindows10でUSBメモリにパスワードを設定する方法をご説明しましょう。ご利用のWindows10のエディションが「Windows10 Pro」の場合「BitLocker」機能を用いてUSBメモリにパスワード設定ができ、セキュリティを高めることができます。(※Windows10 Homeの場合には使えません)
■手順
①USBメモリをパソコンに接続
②エクスプローラーを起動→左メニューの「PC」を選び、USBドライブを右クリック
③「BitLockerを有効にする」をクリック
④USBをロックするための「パスワード」を設定→「次へ」をクリック
⑤「回復キー」のバックアップ方法を選択→「次へ」をクリック
⑥USBの暗号化する範囲を選択→「次へ」をクリック
⑦「暗号化の開始」をクリック
ご利用のWindows10がPro版出なかった場合には、サードパーティのツールを使ってパスワード設定しましょう。「Lhaplus」を使いフォルダそのものにパスワードをかければ、データの漏洩が防げます。
①窓の杜「Lhaplus」をダウンロード
②暗号化したいデータやファイルをフォルダに入れる→フォルダを右クリックして「圧縮」⇒「.zip(pass)」を選択
③パスワードを記入して「OK」をクリック
④デスクトップに作成された圧縮ファイルをUSBメモリにコピー
Windows10のPCで暗号化したUSBメモリのパスワードを忘れた場合、大切なUSBメモリ内のデータが見られなくなり、とても焦りますよね。
先程のBitLocker機能で暗号化されたUSBメモリやUSB外付けHDはパスワードを紛失すると、暗号化が解除できなくなってしまい中身が一切開示されません。
でも、ご安心下さい。USBメモリの暗号化を解除する方法をご紹介します!BitLockerでUSBメモリを暗号化した際に作成した「回復キー」で暗号化を解除する方法をご紹介します。
万が一大切なUSBポートメモリ内のデータを失ってしまった時の復元方法として「データ復元ソフトRecoverit(リカバリット)」をおすすめします!
「Wondershare Recoverit」データ復元ソフトは、Windowsパソコンから失われたファイルだけでなく、USメモリのデータが失われてしまった時、シンプルな操作でデータ復元を行うことができます。たとえお使いのパソコンがクラッシュしても、96%復元率を誇る安全な復元ソフトです。
HDやUSBメモリなど、多様なストレージにも対応し、復元作業を実行する前に「内容のプレビュー表示」もされて、ユーザーが確認、操作する手間が省けます。Recverit無料版では、復元対象のデータ容量が500MBまでですので、まずは無料版で便利さと快適さを体験してみてください。
そして、複数のパソコンでも利用したい、容量を無制限にしたいというディープなユーザー様にはご購入をおすすめします。
今回はUSBメモリのデータを復元するるので、USBメモリとパソコンに接続してから、「外付けデバイス」に該当のUSBメモリを選択して、クリックしてください。
そうすると、USBメモリから消えたデータをスキャンし始めます。スキャンが終わったら、見つけたファイルはフォルダあるいはファイル形式ごとに表示されます。
USBメモリのデータがスキャンされた後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行いてください。そして、復元したいUSBメモリのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!(ご注意:オリジナルファイルと同じ場所に保存しないでください。)
「Recoverit」ならUSBメモリーから紛失されたデータを復元できるのでご安心くださいね。また、Recoveritを使うことで、USBメモリの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、SDカードデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長