Linuxコマンド:ファイルをzipで圧縮する方法

Linuxはコマンド操作を主体とするOSです。コマンドにより、スムーズかつ自由度の高い楽しみ方ができます。本文では、簡単なコマンド操作からzipコマンドを使って、ファイルを圧縮する方法をご紹介。

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内野 博

Apr 12, 2023 • カテゴリ: ファイル復元・修復

Linuxでzipファイルを圧縮する方法を解説します。Linuxはコマンド操作を主体とするOSです。コマンドにより、スムーズかつ自由度の高い楽しみ方ができます。まずは簡単なコマンド操作から。zipコマンドを使って、ファイルを圧縮してみましょう。

zipファイルへの圧縮方法を詳しく解説します。また、データが削除されたときのために役立つ復元ソフト「Recoverit」もあわせて紹介します。


Part1:Linuxのzipコマンドとは

ファイルの圧縮とは、どのOSにも共通するデータ変換のことです。主に圧縮ファイルの拡張子はzipに変換され、データの内容をほぼそのままにした状態でサイズのみを小さくします。一時的にファイルのサイズが小さくなるメリットは、容量に負担をかけないことです。添付メールであれば一度に多くのファイルを送受信したり、ハードディスクに保存する際であればより多くのファイルを保管できます。

パソコンのファイル管理に役立つzipファイル。Linuxでは「zipコマンド」と呼ばれるコマンドを用いて圧縮します。コマンド操作だけで変換できるため、WindowsやMacのように数回のマウス操作は必要ありません。必要なのはキーボードで入力するコマンドのみです。慣れると素早く実行できるので、大量のファイルを短時間で圧縮できます。

zipコマンドは非常に覚えやすいコマンドです。なぜなら、言葉のとおり「zip」がコマンドに用いられるからです。zipを使って圧縮する際は、以下のように入力します。

アーカイブ名は圧縮後のファイル名を、ファイル名は圧縮前の元ファイル名を指定しています。後述で詳しく解説するので、続けてチェックしましょう。

Part2:Linuxでファイルを圧縮する方法

Linuxでファイルを圧縮する方法

Part2−1.基本的な圧縮方法

Linuxでzipファイルに圧縮するためには、「zip」コマンドを使用します。もしも元ファイル「file1.txt」をLinuxで圧縮し、圧縮後のファイル名を「test.zip」に指定したい場合は、以下のコマンドを入力します。

上記のコマンドを実行すると、指定中のディレクトリ内に以下のファイルが存在するようになります。

アーカイブ名を「test」と指定しているため、ファイル名「file1.txt」は圧縮後に「test.zip」という名前で保存されています。元ファイルは圧縮後消えないため、2つのファイルが存在します。以上が基本的なzipコマンドの使い方です。

Part2−2.複数のファイルをまとめて圧縮する方法

また、複数のファイルを指定する場合は、続けてファイル名を入力しましょう。次は「file1.txt」「file2.txt」「file3.txt」と、3つのファイルを圧縮します。入力方法は非常に簡単。ファイル名を続けて入力するだけです。実際に入力すると、以下の記述になります。

上記のコマンドを実行しても、生まれる圧縮ファイルは「test.zip」です。しかし、今回のコマンドで生まれたzipファイルは、「file1.txt」「file2.txt」「file3.txt」が含まれています。zipファイルを解凍(展開)すれば、3つのファイルにアクセスが可能です。

Part3:Linuxで誤って削除したzipファイルを復元する方法

Linuxはコマンド操作でファイルを指定し、そのコマンドの指定した処理を実行する仕組みです。そのため一つ操作を誤ると、ファイルやディレクトリをまるごと削除してしまう可能性があります。もしも誤ってzipファイルを削除してしまった場合は、ファイルの復元が必要です。

データ復元ソフト「Recoverit」は、現在までWindowsとMacのあらゆるファイルの復元に成功してきました。システム障害からの復旧や大切な写真の復元など、急なトラブルの解決に一役買っているソフトです。そんなRecoveritが、ついにLinuxとNASに対応するように進化しました。

高い機能性や扱いやすい操作性はそのまま。シンプルで使いやすいソフトです。Linuxのトラブルにも対応できるので、もしファイルが削除されてしまった場合はRecoveritに頼ることをおすすめします。

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Recoverit でLinuxで削除されたファイルを復元する手順

ステップ1「Linuxの復元」を選択

パソコンからRecoveritを起動します。起動の後、左側のサイドバーから「NASとLinuxのデータ復元」を選択します。そして「Linuxの復元」ボタンを押して下さい。

場所を選択

ステップ2 Linuxコンピュータと接続

リモート接続ために必要な情報を入力します。 そのあと、「接続」ボタンをクリックします。 接続が成功するまでしばらくお待ちください。 完了すると、RecoveritはLinux上で損失したデータファイルを見つけるための自動スキャンをします。

ファイルをスキャン

ステップ3スキャンしたファイルをプレビューして復元

スキャンが完了すると、Recoveritソフトからファイルをプレビューし、復元したいファイルを確認できます。

次に、「復元する」ボタンをクリックして、ファイルを保存します。

ファイルを復元

以上簡単な操作でLinuxから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、Linuxの復元だけではなく、外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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Recoverit - 強力なLinux復元ソフト

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