ノートパソコンが充電できない場合の解決策

内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元

ノートパソコンで発生する充電できないトラブル。ノートパソコンが充電できない原因は、「電源接続のトラブル」か「本体に発生している問題」のどちらかです。電源接続のトラブルであれば簡単に対処できますが、本体の問題であれば複数の方法で対処しなければいけません。本ページでは、ノートパソコンが充電できない場合の解決策を紹介します。

Part1:ノートパソコンが充電できない原因

ノートパソコンが充電できない原因は、主に以下のどれかが考えられます。

・正しく電源に接続できていない
・PC内部に電気が溜まり過ぎている
・本体の温度が高い
・本体やバッテリーの故障

よくあるのは、正しく電源に接続できていないパターンです。
電源プラグの差し込みが甘い、またはコンセントに差し込めておらず充電できない事例は珍しくありません。
電源の接続状態に問題がない場合、PC本体やバッテリーの状態をチェックしてみましょう。

Part2:ノートパソコンが充電できない場合の解決策

Dellのノートパソコンを例にすると、ノートパソコンが充電できないときの解決策は状況が以下のどちらかで異なります。

1）バッテリーへの充電が検出できない
2）バッテリーへの充電は検出されるが充電できない

バッテリーのランプが点灯していない場合は①に該当します。バッテリーランプが点灯しているのに充電が進まない、オレンジ色に点滅している場合は②に当てはまります。

状況別に解決策を解説します。

1）バッテリーへの充電が検出されない

電源ケーブルを接続しているのにPCがそれを認識しない場合、電源関連機器の状態をチェックしましょう。具体的なチェック項目は以下の2つです。

・電源ケーブルは正しく接続できているか
・電源ケーブルは断線していないか

延長ケーブルを利用している場合は、まずケーブルのコンセントが正しく差し込まれているか確認してください。長期間ノートパソコンを使用していると、電源ケーブルの劣化による断線が起こることがあります。充電端子に汚れや埃が詰まっている場合も、充電が検出されないことがあるため、端子のクリーニングをおこない問題が解決するか確認してください。また、PC本体の電源箇所が故障している可能性も考慮し、メーカーへの問い合わせを検討することも選択肢の1つです。

バッテリーへの充電が認識されているのに充電が進まない場合、以下の方法で対処してみましょう。

・PCの放電
・室温を低くする
・電源オプションの変更
・デバイスの更新やリセット
・メーカーへの問い合わせ

PCの放電

まずはノートパソコンの放電をしてみましょう。本体に電気が溜まり過ぎて充電ができない場合があるからです。ノートパソコンの電源を切って電源ケーブルを取り外し、1分ほど時間をおくと放電できます。

放電をするときは、外付けのデバイスも取り外してください。外付けデバイスを取り付けたままだと、正しく放電できません。

室温を低くする

PC本体の温度が上がり過ぎて、充電が進まない場合もあります。そのため、室温を低くするのも方法の1つです。PCの温度を低くするために直接保冷剤を使うと、内部で結露が発生して故障するのでやめましょう。

またPC本体の温度は排気口にほこりが詰まっていると、高くなりやすいです。そのため、排気口の掃除もやっておくといいでしょう。

電源オプションの変更

電源オプションの設定が原因で充電が進まない可能性もあります。

そのため、以下の手順で電源モードを変更する方法も試してみましょう。

1. スタートボタンを右クリック
2. 「電源オプション」を左クリック
3. 表示されるウィンドウの左側で「電源の追加設定」を左クリック
4. 表示される画面で電源モードを「省電力」や「ecoモード」に切り替える

デバイスの更新やリセット

デバイスのソフトウェアが古い場合、充電に関する問題が発生することがあります。ソフトウェアを最新バージョンに更新してみてください。そして、デバイスの設定をリセットすることで、充電に関する問題が解決することがあります。ただし、これによりデータが失われる可能性があるため、バックアップを取ってから実行してください。

メーカーへの問い合わせ

どの方法を試しても充電ができない場合、バッテリーの故障が考えられます。ノートパソコンのバッテリーは消耗品のため、使い続けると故障する恐れがあります。

そのため、何をやっても問題が解決しない場合はメーカーに問い合わせて相談してみましょう。

豆知識：ノートパソコンから消えたデータを復元

ノートパソコンでは、さまざまなシステムエラーによって必要なデータが消去されることがあります。システムエラーによってデータが消去されると、基本的な機能では復元ができません。しかし、「Recoverit（リカバリット）」があればエラーが消えたデータを復元できます。

Recoveritは操作が簡単な復元ソフトで、たったの3ステップでデータ復旧が可能です。1000万人以上のユーザーが利用する実績があるので、性能面も非の打ち所がありません。無料体験版でお試しができるので、その性能が気になる人はぜひ一度使ってみてください。

以下は、「Recoverit」 を利用してパソコンから消えたデータを復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択します。

パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択できます。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

ステップ2 パソコンの消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

ステップ3 パソコンの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です！

以上簡単な操作でパソコンから消えた大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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