MacでUSBメモリをフォーマットする手順
と注意点

USBメモリは、データの保存や携帯に便利なデバイスですが、時々MacでUSBメモリをフォーマットする必要があります。この記事では、MacでUSBメモリをフォーマットする手順を分かりやすく解説します。この記事を参考にしてみて正しい手順を踏むことでスムーズにMacでUSBメモリをフォーマットできます。

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内野 博

Dec 25, 2023 • カテゴリ: Macデータ復元

MacでUSBメモリをフォーマットする際には、適切な手順を踏むことが重要です。このガイドでは、Mac OSでUSBメモリを効率的かつ安全にフォーマットする方法を詳しく説明します。また、データの安全性を確保するための重要な注意点や、フォーマット後のデータ復旧方法についても触れています。これにより、USBメモリの使用を最適化し、データを安全に管理するための知識を提供します。


Part1:Mac対応のUSBメモリフォーマット形式

 フォーマット形式  特徴  用途
 APFS(Apple File System)  macOS High Sierra以降で導入。高速操作、強化されたセキュリティ。効率的なストレージ管理。  最新のMacOSでの使用。高性能が必要な場合。
 Mac OS Extended (HFS+)  古いMac OSの標準ファイルシステム。Time Machineバックアップに使用 。  古いMac OSとの互換性が必要な場合。
 exFAT  容量ファイル対応。MacとWindowsの両方で広くサポート。  MacとWindowsの両方で使用。4GBを超えるファイルの保存 。
 FAT32  古いファイルシステムで広い互換性。4GB以上のファイルは非対応。  小容量のUSBメモリ。古いデバイスとの互換性が必要な場合。

この表を参考に、使用目的やデバイスの互換性に応じて最適なフォーマット形式を選択してください。適切なフォーマットを行うことで、USBメモリの性能を最大限に活用し、データの安全性を確保することができます。

Part2:MacでUSBメモリをフォーマットする手順

MacでUSBメモリをフォーマットする手順は以下の通りです。ステップバイステップで詳しく説明します。

1.USBメモリをMacに接続

USBメモリをMacのUSBポートに挿入します。

2.「Finder」を開く

デスクトップの「Finder」アイコンをクリックするか、Dockから「Finder」を選択します。

3. 「アプリケーション」にアクセス

Finderの左側のサイドバーで「アプリケーション」を選択します。

4. 「ユーティリティ」フォルダを開く

「アプリケーション」内で「ユーティリティ」フォルダを探し、開きます。

「ユーティリティ」フォルダを開く

5.「ディスクユーティリティ」を起動

「ユーティリティ」フォルダ内の「ディスクユーティリティ」アプリケーションをダブルクリックして開きます。

「ディスクユーティリティ」を起動

6.USBメモリを選択

ディスクユーティリティの左側のリストから、フォーマットしたいUSBメモリを選択します。

7.「消去」をクリック

ツールバーの「消去」ボタンをクリックします。

「消去」をクリック

8.フォーマットオプションを設定

新しいウィンドウが開くので、フォーマットの種類(例:exFAT、Mac OS Extended)を選択します。「フォーマット」のドロップダウンメニューから、適切なファイルシステムを選択します。MacとWindowsの両方で使用する場合は「ExFAT」、Mac専用であれば「APFS」または「Mac OS 拡張(ジャーナリング)」を選択します。

「名前」欄に、フォーマット後のUSBメモリの名前を入力します。

9.フォーマットを開始

設定が完了したら、「消去」ボタンを再度クリックしてフォーマットを開始します。

フォーマットを開始

10.フォーマット完了の確認

フォーマットが完了すると、確認メッセージが表示されます。その後、「完了」をクリックしてディスクユーティリティを閉じます。

この手順に従って、MacでUSBメモリをフォーマットすることができます。フォーマットはデータを完全に消去するため、重要なデータがUSBメモリにある場合は、事前にバックアップを取ることを忘れないでください。

Part3:MacでUSBをフォーマットする時の注意点

MacでUSBメモリをフォーマットする際には、以下の重要な注意点を考慮する必要があります。

3.1: セキュリティオプションの必要性を確認

フォーマット時には、セキュリティオプションを確認してください。特に、機密データを扱う場合、データの完全な消去を保証するために、セキュリティレベルの高いフォーマットオプションを選択することが重要です。これにより、後で第三者によるデータ復旧が困難になります。

3.2:管理者権限が必要

USBメモリをフォーマットするには、Macの管理者権限が必要です。フォーマットプロセスを開始する前に、管理者アカウントでログインしていることを確認してください。これは、システムレベルの変更を行うためのセキュリティ対策です。

3.3:USBドライブが正しく接続されていること

フォーマットを開始する前に、USBメモリがMacに正しく接続されていることを確認してください。不安定な接続はフォーマットプロセスに影響を与え、データ損失やドライブの損傷を引き起こす可能性があります。接続が確実であることを確認し、フォーマット中はUSBメモリを動かさないようにしてください。

Part4:MacでUSBをフォーマットするにより紛失したデータを復元する方法

MacでUSBメモリをフォーマットした結果、重要なデータを失ってしまった場合、Recoveritという専門のデータ復旧ソフトウェアを使用することで、失われたファイルを効率的に回復することが可能です。このツールは、その使いやすいインターフェースと高い復旧率で知られており、様々なファイル形式やデバイスに対応しています。Recoveritを利用すれば、フォーマットによって消去された文書、写真、動画などのデータをMacで簡単に復元できます。

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RecoveritでフォーマットしたUSBメモリを復元する手順は下記の通りです。

ステップ1フォーマットしたUSBメモリを選択します。

フォーマットしたUSBメモリをMacに接続して、Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、「外付けデバイス」にUSBメモリを選択してクリックします。

削除したファイルの元の保存場所を選択

ステップ2ファイルをスキャンする。

そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。スキャンが終わったあと見つけたファイルのプレビューができます。

ファイルをスキャン

ステップ3紛失したファイルをプレビュー・復元します。

最後に「Recoverit」はスキャンで見つけたファイルを復元する前にプレビューすることができます。目標ファイルに「復元」をクリックして復元が実現できます。

プレビュー

※データをフォーマットしたUSBメモリに保存しないでください。

以上簡単な操作でMacでUSBをフォーマットするにより紛失したデータを復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、Macの復元だけではなく、外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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