Sep 21, 2023 • Filed to: パソコン起動しない復元
BIOS は、Basic Input Output System(基礎入出力システム)の略語で、あらゆるマザーボードにとって重要な部品であり、コンピュータのトラブルシューティングを可能にします。BIOSはコンピュータの起動にも関連するため、ここに問題が発生すると画面が固まってしまい、迅速な対処が必要になります。これはシンプルに、BIOS画面から先に進めなくなり、コンピュータで他のことが全くできなくなるという理由によります。
でもご安心ください。この記事では、この問題を解決する方法を紹介します。
パソコンがBIOS画面で固まってしまった場合の対処法は、次のとおりです。
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もっと見る >まずはBIOS 設定にアクセスしましょう。手順は以下のとおりです。
マザーボードには、BIOS情報を格納するためのCMOSという回路が付いています。このCMOSをクリアすることで、BIOSを工場出荷時の設定に戻すことができます。CMOSをクリアする手順は次のとおりです。
新しいコンピュータシステムでは、BIOSがUEFIに置き換えられていることもあります。UEFIとは、Unified Extensible Firmware Interface(統合的で拡張可能なファームウェアインターフェース)を意味しています。UEFIはBIOSよりも高速であり、セキュリティ機能も改善されています。そのため、パソコンがBIOS画面で止まってしまう場合には、UEFIを使って起動デバイスの優先順位を確認することが有効です。
これを行うには、まず上記の解決策1. と同じ方法でBIOSに移動します。その後、次の手順に従ってください。
起動可能なデータをインストールしたDVDやUSBドライブを使って、コンピュータを修復・起動することもできます。以下の手順に従って高度なトラブルシューティングを実行しましょう。
ステップ 1: Windows の ISO バージョンをダウンロードする
お使いのパソコンと同じバージョンのISOファイル(ディスクイメージ)をダウンロードします。この手順を行わず、ステップ2から進めることもできますが、Windows を新規インストールする場合にISOファイルが必要になることがあります。お使いのWindowsと同じバージョンのISO ファイルには、Windowsの新規インストールに必要となるすべてのセットアップファイルが含まれています。
ステップ 2: DVDまたは起動可能なUSBドライブを作成する
起動可能なドライブを作成するためのツールがオンラインで提供されています。この記事でご紹介するツールは、Wondershare Recoveritです。Recoverit はデータ復元用ソフトウェアですが、BIOS画面で固まってしまったコンピュータからファイルを復元するにあたって必要となる、起動可能なドライブの作成もサポートしています。このソフトウェアの使い方は、次のセクションで詳しく説明します。
動作するコンピュータを使って修復用の起動可能なUSBドライブを作成する方法は、次のとおりです。
固まってしまったパソコンのUEFIまたはBIOSを起動し、起動デバイスの優先順位を変更します。ここでは最初にUSBドライブ、2番目にハードディスクドライブを設定します。
ステップ 3: 起動可能なドライブからコンピュータを起動し、修復する
作成した起動可能なドライブ(USBドライブなど)からコンピュータを起動します。初期設定は変更せずに[次へ]をクリックします。次に表示される画面で、左下の[コンピューターを修復する]を選択します。ここで[今すぐインストール]を選択してしまうと、別のWindows OSがインストールされてしまいます。
ステップ 4: 修復用の詳細なトラブルシューティングを実行する
以下の手順で、トラブルシューティングを実行しましょう。
パソコンがBIOS画面でフリーズし、その中のデータが必要になった場合でも、アクセスできる方法があります。ソフトウェアWondershare Recoveritをお試しください。このツールは、クラッシュしたシステム、破損したSDカード、フォーマットされたドライブ、破損した内蔵ハードドライブなどからデータを復元できます。
このソフトはユーザーフレンドリーなインターフェースを備え、簡単に使えます。パソコンがBIOS画面でフリーズしてしまった場合にデータを復元する手順は、下記のとおりです。
ステップ 1. 起動可能なドライブを作成する
まず、正常に動作する別のコンピュータが必要です。上記の解決策 4.と同様に、この動作するコンピュータに外付けハードディスクドライブ(HDD)またはUSBドライブを接続します。こうして起動可能なドライブを作成することでフリーズしたコンピュータのドライブにアクセスできるようになり、Recoveritでデータを取得できるようになります。
USBドライブ、または外付けHDDを接続し、Wondershare Recoveritをダウンロード、インストールします。[ファイル復元]のなかの[クラッシュしたPCから復元]を選択し、[開始]をクリックします。
次の画面で起動可能なドライブを作成します。接続しているドライブを選択し、[作成]をクリックします。USBドライブを選択した場合はフォーマットの確認メッセージが表示されます。このときには[フォーマット]をクリックしてください。
起動可能なドライブを作成するのに必要なファームウェアのダウンロードが始まります。USBドライブや外付けHDDはフォーマットされます。完了通知が表示されるまで、しばらくお待ちください。完了したら、USBドライブ、外付けHDDの取り外しを行えます。
ステップ 2. 起動可能なドライブを使用してフリーズしたコンピュータを起動する
止まってしまったコンピュータのBIOS設定に移動します。先ほど作成した起動可能なドライブの種類に応じて、USBドライブ、または外付けHDDのブート優先順位が、内蔵HDDやSSDよりも高くなるように変更します。次に、起動可能なドライブを格納したUSBドライブ、または外付けHDDをパソコンに接続します。
コンピュータを再起動します。これで必要なデータにアクセスできるようになります。復元データを保存するために、外付けメモリ(USBメモリ、HDDなど)を接続しておきましょう。
ステップ 3. リカバリモードを選択する
Recoveritには、「データ復元」と「ハードディスクコピー」の2つの復元モードがあります。ここでは「データ復元」を選択します。取り戻したいファイルが保存されているドライブを選択し、必要に応じてフォルダを指定します。[復元する]を選択すると、Recoverit は指定のドライブまたはファイルをスキャンし、その中にあるすべてのファイルを取得します。
ステップ 4. データを復元、保存する
スキャンの途中でも、取得が済んだファイルのプレビューを行えます。必要なファイルを見つけておきましょう。スキャンが終了してすべてのデータが取得されたら、ファイルの保存場所として、ステップ2.で接続した外付けメモリを選択します。
[復元する]を選択すると、取得したデータが外付けメモリに保存されます。
コンピュータを起動した時にBIOS画面で止まってしまう問題は解決しましたか?この記事で説明した方法はどれも実行しやすく、お役に立つものかと思います。また、BIOS画面でフリーズしたパソコンのデータが緊急に必要になった場合には、高度なデータ復元ツール、Wondershare Recoveritもぜひご利用ください。
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内野 博
編集長