Photoshopのプログラムエラーを修正する

内野 博

Feb 20, 2024 • カテゴリ: ビデオ・写真復元/修復

Photoshop（フォトショップ）では画像ファイルを開こうとしたり、保存したりする際にプログラムエラーが発生することがあります。原因は様々なものが考えられるため、あらゆる方法で修正を試みなければいけません。まずアップデートやロールバックを行い、問題が解決しない場合は他の方法を試してみましょう。本ページでは、Photoshop（フォトショップ）で発生するプログラムエラーを修正する方法を紹介します。

Part1.ファイルを開くときのプログラムエラーを修正する方法

Photoshopでプログラムエラーが発生してファイルを開けない場合、以下の方法が有効です。

• Photoshopのアップデートorロールバック
• Photoshopの最小要件をクリアしているかチェック
• グラフィックドライバーを再インストール
• Photoshopの環境設定をデフォルトにする

それぞれの方法を詳しく解説します。

1）Photoshopのアップデートorロールバック

まず試したいのは、Photoshopのバージョンアップデート、またはロールバックです。プログラムエラーが発生したときは、現バージョンのPhotoshopに発生したバグが原因である可能性が高いからです。そのため、Photoshopのバージョンをアップデートするかロールバックして、システムエラーが発生しないか確認しましょう。 

Photoshopのアップデートは以下の手順で行えます。

1. Creative Cloudのアプリを起動
2. 「アプリケーション」のタブをクリック
3. 「アップデート」をクリック
4. 「アップデートを確認する」をクリック
5. Photoshopのアップデート情報が表示されたら「アップデート」をクリック

ロールバックする手順は以下の通りです。

1. Creative Cloudのアプリを起動
2. 「アプリケーション」のタブをクリック
3. 「写真」をクリック
4. Photoshopの項目にある「・・・」のマークをクリック
5. 「以前のバージョン」の項目で「インストール」をクリック

2）Photoshopの最小要件をクリアしているかチェック

使用しているパソコンがPhotoshopの最小要件をクリアしているかも、チェックしたいポイントです。
Photoshopは以下の最小要件をクリアしたパソコンでなければ正しく動作しません。

とくに見落としやすいのは、HDDの空き容量です。気づかずにストレージの空き容量が1GB未満になり、プログラムエラーが発生するパターンは珍しくありません。そのため、プログラムエラーが発生したら、ストレージの空き容量をチェックしてみましょう。

3）グラフィックドライバーを再インストール

現在パソコンで利用しているグラフィックドライバーの不具合が原因で、プログラムエラーが発生することもあります。そのため、グラフィックドライバーの再インストールも選択肢の1つです。グラフィックドライバーを再インストールすると最新のバージョンになるため、プログラムエラーが解消されるかもしれません。

Windows10では以下の方法でグラフィックドライバーを再インストールできます。

1. スタートボタンを右クリック
2. 「デバイスマネージャー」を左クリック
3. デバイスマネージャーが起動したら「ディスプレイアダプター」を左クリック
4. 表示されたディスプレイアダプターを右クリック
5. 「デバイスのアンインストール」を左クリック
6. PCを再起動

MacではOSのアップデートでグラフィックドライバーがアップデートされます。

4）Photoshopの環境設定をデフォルトにする

Photoshopの環境設定ファイルをデフォルト状態にすると、高い確率でプログラムエラーが解消されます。ただし、この方法では作業環境がリセットされるので気をつけてください。

Windows10では、以下の手順で環境設定ファイルをデフォルトに戻せます。

1. エクスプローラーを起動
2. 表示されるウィンドウの左側で「PC」を左クリック
3. Photoshopがインストールされているドライブをダブルクリック
4. 「AppData」を左クリック
5. 「Roaming」を左クリック
6. 「Adobe」を左クリック
7. 「Adobe Photoshop 2021」を左クリック
8. 「Adobe Photoshop 2021 Settings」のフォルダ名を「Adobe Photoshop 2021_bk」に書き換える

Macでは以下の方法で環境設定ファイルのデフォルト状態にできます。

1. Macintosh HDを起動
2. 「ライブラリ」をクリック
3. 「Preferences」をクリック
4. 「Adobe Photoshop 2021 Settings」のフォルダ名を「Adobe Photoshop 2021_bk」に書き換える

Part2.ファイルを保存するときのプログラムエラーを修正する方法

Photoshopでプログラムエラーによってファイルを保存できないときは、以下の対処法を試してください。

• Photoshopのアップデートorロールバック
• すべてのレイヤーを非表示にする
• Photoshopのフルディスクアクセスを許可する（Macの場合）

ファイルを保存できないパターンでも、まずはPhotoshopのアップデートやロールバックを行ってみましょう。 アップデートやロールバックでプログラムエラーを修正できなければ、他の方法を試してください。

1）すべてのレイヤーを非表示にする

レイヤーをすべて非表示にすると、ファイルを保存するときのプログラムエラーが解消されることがあります。すべてのレイヤーを非表示にしたい場合、すべてのアイコンをクリックのうえドラッグしてください。

2）Photoshopのフルディスクアクセスを許可する（Macの場合）

Macでは、以下の方法でPhotoshopのフルディスクアクセスを許可するとプログラムエラーが解消される可能性があります。

1. アップルメニューをクリック
2. 「システム環境設定」をクリック
3. 「セキュリティとプライバシー」をクリック
4. 「プライバシー」をクリック
5. 「フルディスクアクセス」をクリック
6. 「+」のボタンをクリック
7. 表示されるアプリのリストでPhotoshopを選択
8. 「開く」をクリック

Macを利用している人は、一度試してみるといいでしょう。

Part3.破損した写真を修復するソフトーーRepairit

Photoshopを利用する場合、プログラムエラーによって写真データが破損することがあります。またパソコンのシステムエラーによってファイルが破損することも珍しくありません。もし必要な写真データが破損したら、ファイル修復ソフトを使って復旧しましょう。数あるファイル修復ソフトの中でおすすめはRepairit(リペアリット）です。

そして最新版のRepairitはAI技術を利用してより強力な新しい機能を追加しました。AI技術によリ古い写真を修復、画質を落とさずに写真を拡大、そして白黒写真をカラー化という三つの機能はより良く破損した写真を修復できます。

それらの新機能を詳しく了解したっがている方はこちらへ。

Repairitは複数の拡張子に対応しており、破損した以下の画像ファイルを修復できます。

• JPEG
• JPG
• CR3
• CR2
• NEF
• NRW
• RAF
• DNG
• ARW
• GPR

また10種類以上の動画形式に対応しているので、画像に加えてビデオ編集を行う人にもおすすめです。1億5000万人以上のユーザーが利用する実績があるので、備えとして準備しておくといいでしょう。

以下は「Wondershare Repairit」で破損した写真を修復する手順です。

ステップ1 　破損した写真を追加します。

「Wondershare Repairit」を起動した後、サイドバーから「その他の種類の修復」を選択します。
そして画面中央にある「＋追加」ボタンをクリックし、破損した写真を追加します。

ステップ2 　破損した写真を修復します。

「修復」ボタンをクリックすれば、修復作業が始まります。修復完了まで、少しお待ちください。

ステップ3 　修復された写真を保存します。

修復された写真をプレビューして保存します。画像がひどく破損していて、ご期待に応えられない場合、または写真の修復プロセスが失敗した場合は、高度修復モードを選択して再度修復できます。

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