Zipファイルのパスワード設定と解除

Zipファイルでファイルが圧縮され、空き容量も確保できます。同時に、Zipファイルの暗号化で情報漏洩リスクの軽減になります。本記事では、Zipファイルのパスワードを設定する方法と解除する方法を紹介します。プライベートを守りたい方はぜひ参考にしてください。

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内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: ファイル復元・修復

ファイルを圧縮したいときに便利なZipファイル。Zipファイルは暗号化して、パスワードを知ってる人だけ利用できる設定が可能です。機密性の高いデータをZipファイルとして保存しパスワードを設定しておくと、情報漏洩リスクの軽減になります。またパスワードはいつでも解除できるので、本ページでは、Zipファイルのパスワードを設定する方法と、解除する方法を紹介します。


ファイルを圧縮してパスワードを設定する

ファイルの圧縮とパスワードの設定方法はOSのバージョンによって違うので注意してください。ファイルの圧縮からパスワード設定までの手順を解説します。

Windows8以降での圧縮・パスワード設定方法

Windows8以降のバージョンでは、標準機能にZipファイルのパスワード設定が備わっていません。Zipファイルにパスワードを設定するには専用ソフトが必要です。しかし、無償のフリーソフトで行えるので安心してください。無償のフリーソフトでは、ファイルの圧縮とパスワード設定を一括で行えます。

Webで「Zipファイル パスワード ソフト」と検索すると、さまざまなパスワード設定ソフトが出てきます。その中でも「7-Zip」が使われることが多いです。ここでは7-Zipを使う場合でのパスワード設定を紹介します。まずダウンロードページから7-Zipをダウンロードして、以下の手順でインストールしてください。

  1. ダウンロードしたファイルを実行
  2. 表示される画面で「install」を左クリック

これだけで7-Zipのインストールが完了します。インストールができたら、以下の手順でファイルの圧縮とパスワード設定が可能になります。

1.エクスプローラーやデスクトップ上で圧縮とパスワード設定するファイルやフォルダを右クリック
2.「7-Zip」を左クリック
3.「圧縮」を左クリック

zipファイルのパスワードを設定ステップ1

4.表示されるウィンドウで、圧縮先の項目で保存場所とファイルの名前を決める
5.「アーカイブ形式」の項目で「zip」を選択
6.「暗号化」の項目で任意のパスワードを入力
7.暗号化形式」の項目で使用したい暗号化形式を選択
8.「OK」を左クリック

zipファイルのパスワードを設定ステップ2

7-Zipでは暗号化形式を以下の2つから選択できます。

ZipCryptoはどのバージョンのOSでも利用できますが、セキュリティ強度は高くありません。AES-256はセキュリティ面の信頼性が高いですが、古いOSだと利用できない恐れがあります。そのため、環境にあった暗号形式を選びましょう。

Windows7以前でのパスワード設定方法

Windows7以前のOSでデータをZipファイルにしてパスワードを設定する際は、最初にデータの圧縮をしなければいけません。以下の手順を行うと、ファイルやフォルダが圧縮され同じ保存場所にZipファイルが生成されます。

  1. エクスプローラー上で圧縮したいファイルやフォルダを右クリック
  2. 「送る」を左クリック
  3. 「圧縮(zip形式)フォルダー」を左クリック

ファイルを圧縮

次にパスワード設定へ進んでください。
Windows7以前のバージョンでは、標準機能でZipファイルのパスワード設定が可能です。パスワードの設定は以下の手順で行えます。

  1. エクスプローラーやデスクトップにあるZipファイルを右クリック
  2. 「暗号化ZIPへ変換」を左クリック
  3. 「圧縮形式(ZIP)」を左クリック
  4. 「暗号化(パスワード)書庫を作成」を左クリック

Zipファイルのパスワードを解除する方法

Zipファイルに設定されたパスワードは、以下の方法での解除が可能です。

  1. Zipファイルをダブルクリック
  2. ウィンドウ右上にある「ファイル」のタブを左クリック
  3. 「暗号化解除」を左クリック
  4. 表示される「パスワードの入力」画面で、設定されているパスワードを入力
  5. 「OK」を左クリック

zipファイルのパスワードを解除


Zipファイルの圧縮・解凍・パスワードを設定する方法は、以下でも動画ご覧できます。

recoverit

Wondershare Recoveritで削除したファイルを復元する

ガイド>

パソコンから消えたZipファイルを復元

Windowsのパソコンでは誤操作だけでなく、予想できないシステムエラーによってZipファイルが削除される場合があります。予期せぬトラブルで消えたZipファイルを取り戻すには、データ復元ソフトを使わないといけません。 そこで役に立つのが、Wondershareの「Recoverit」 です。

「Recoverit」 を使うと、簡単な3ステップを行うだけで削除されたZipファイルを復元できます。データ復元成功率は95%、500万人以上のユーザーが利用するなどの実績があり、修復性能は高いです。ただし、パスワード設定されたZipファイルは復元できますが、自動的にパスワードを解除することはできないので注意してください。

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以下は、「Recoverit」 で間違って消してしまったZipファイルを復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択します。

パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択できます。

スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

復元したいフォルダを選択

ステップ2 パソコンの消えたデータをスキャンします。

スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

スキャン結果が「ファイルの種類」によって表示されることは可能です。「アーカイブ」タブからすべてのZipファイルを見つけることができます。

復元されたいフォルダをスキャン

ステップ3 パソコンの消えたZipファイルをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたZipファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

復元したいフォルダ・ファイルをプレビュー

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまったZipファイルが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンのZip復元だけではなく、外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

HDD復元ソフト

Recoverit - 強力なZip復元ソフト

    • PC、HDD、ゴミ箱、SDカード、USBメモリから削除したデータを復元

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    • クラッシュして起動しないパソコンからデータを復元

  • 破損した動画ファイルを修復
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