[illustrator] 色々な拡張子のイラストレーターファイルを復元する方法

内野博

Aug 04, 2023 • カテゴリ: ファイル復元・修復

アドビ Illustrator(イラストレーター)といえば、知る人ぞ知るグラフィックデザインソフト。プロの方は勿論の事、そうでない方も名前ぐらいはご存知かと思います。今回はそのIllustrator(略してイラレ)で作成できるファイル、またそれらのデータが消失してしまった場合の方法について説明をさせていただきます。

目次
Part1. イラストレーターで作成できるファイルの形式
Part2. 未保存イラストレーターのファイルが消えちゃった！そんな時…
Part3. イラストレーターのファイルの復元方法

Part1. イラストレーターで作成できるファイルの形式

Illustrator(イラストレーター)略してイラレで作成、保存できるファイル形式を紹介します。拡張子が以下の通りです。

ai.(イラストレーターで編集するためのフォーマット)
pdf(PDF方式に変換して保存後からは編集できない)
eps.(イラストレーター以外でも開ける汎用フォーマット)
ait..(自分がよく使うカスタム設定で保存できる)
syg.(この拡張子に対応した別のソフトの為のデータいわゆるベクタ方式)
svgz.(上記のデータをさらに軽量化、圧縮したもの)

なおエクスポートする際には、jpegやpngなど標準的な画像フォーマットにも対応しています。細かいサポートに関してはアドビwebサポートを確認されるのが良いでしょう。

Part2. 未保存イラストレーターのファイルが消えちゃった！そんな時…

イラストレーター使用中に、突然フリーズ、クラッシュして止まっちゃった！データの復元は…

ご心配なく。いわゆる「イラレファイルを復元」これは可能です。
なぜなら、イラストレーターにはもしもの時の為のバックアップ機能があるからです。（※ご注意、この機能はただし2015年以降のものに限ります。）未保存でも復旧はします。いわゆる自動保存機能ですね。こちらもイラストレーターの設定から変更を行う事が可能です。

もしも作業中にイラストレーターが止まってしまった、いわゆるクラッシュ状態になったときは、どうしますか？以下は対処法です。

いったんイラストレーターを終了します。
そして、再起動するだけでOKです。
すると「復元」とついたファイル名でデータが復旧します。
その後、別名でデータを保存、イラストレーターのトラブルシューティングで診断を実行、セーフモードで起動し、問題は解決です。

イラストレーターそのもののトラブルに関しては古いプラグインなど別の原因があるのでその場合は診断に時間がかかるようですが、データそのものは未保存でも復元することは可能です。ただし、いったん削除してしまったもの、あるいは未保存のデータが重く復元失敗、お手上げ！なんて事もあります。そんな時はどうすればよいのでしょうか？

★未保存/削除されたAIイラストレーターファイルを復元する方法は、以下の動画でもご覧できます。