Macが強制再起動を繰り返す場合の対処法

Macは不具合が発生しにくい機種ですが、それでも日頃から使っていると何かしらのエラーが起きたりします。しかしそれが強制的な再起動だったりすると、なにか重篤な問題が発生したのではないかと不安になりますよね。本文では、なぜ強制再起動が起こるのか、それをどう対処するかについて述べていきます。

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内野 博

Apr 12, 2023 • カテゴリ: Macデータ復元

Macは不具合が発生しにくい機種ですが、それでも日頃から使っていると何かしらのエラーが起きたりします。しかしそれが強制的な再起動だったりすると、なにか重篤な問題が発生したのではないかと不安になりますよね。本記事ではなぜMacが強制再起動が起こるのか、それをどう対処するかについて述べていきます。


Part1:Macが強制再起動を繰り返す原因

・HDDなどの物理的な破損

MacのHDDやSSDなどの部品が壊れている場合、再起動を繰り返す不具合の原因になる可能性があります。こういった障害は物理障害といい、機器が物理的に破損している状態ですので個人での修復はほぼ不可能です。

物理障害が起こる原因は、経年劣化、落とした、水没、保管場所が劣悪などが挙げられます。物理的破損の可能性が高い方は早めに復旧作業を行える修理店に相談してください。破損した状態でMacを使うと状態が悪化する可能性が高いです。

・ソフトウェアの不具合

先程は物理的な破損による要因でしたが、こちらは論理障害による不具合の原因について述べていきましょう。論理障害は内部のデータが破損している状態のことです。発生原因としては意図されていないアプリやMac自身の強制終了などで引き起こされやすいです。また、ウィルス感染によるデータ破壊やヒューマンエラーによるフォーマットなども論理障害となります。

このような論理障害の場合も、Mac内部のストレージに保存されているデータやシステムが破損しているので再起動を誘発することがあります。しかし、この場合は壊れているのはあくまでデータですので自力で修復できるかもしれません。

Part2:Macが強制再起動を繰り返す場合の対処法

1)周辺機器を取り外す

強制再起動が繰り返し起こる問題が、Mac本体にあるのか周辺機器にあるのか原因を判別するために確認する必要があります。

Macに接続されている周辺機器を全て取り外し再起動ができるかを確認しましょう。デスクトップ型のMacなら電源機器とディスプレイを残し、それ以外は動作に最低限必要なもののみ残して取り外してください。

周辺機器を外して起動が正常にできたのなら問題は周辺機器にあることになります。問題となったデバイスの特定をしましょう。

周辺機器を外しても強制再起動などの問題がまだ起こるなら、その場合はMacそのものに原因があることになります。

2)セーフモードでシステムを修復する

セーフモードを起動することで自動修復機能の「First Aid」によってシステムの検査と修復を行えます。Macのシステムに不具合があった場合はこの「First Aid」によって、強制再起動の問題を修復できるかもしれません。

通常の起動プロセスでも「First Aid」による修復は通常の起動でも扱えますが、フリーズやMacへの負荷が強いなど別のトラブルを生じさせてしまうことがあります。

セーフモードはシステムを最小限にしてMacを起動できるので、First Aidを扱う場合はセーフモードで行ったほうがいいでしょう

・Macを起動し、Appleのロゴマークが出るまで「shift」キーを長押しする(成功すると右上に赤字でセーフブートと出る)

セーフモードでシステムを修復する

・セーフモードが起動するので、Finderの「ユーティリティ」から「ディスクユーティリティ」を選択し、「続ける」をクリックする

セーフモードでシステムを修復する

・修復対象となるディスクを選択し、「First Aid」を選択する

セーフモードでシステムを修復する

3)OSをアップデートする

Macのソフトウェア部分に問題があるのならOSをアップデートすることで問題が解消されることもあります。OSのバージョンが最新でない場合はアップデートを行ってください。

正常な起動ができないときは、セーフモードを利用してアップデートしましょう。

4)SMCをリセットしてみる

SMCとはシステム管理コントローラの事を指しており、Macの電源操作の管理やバッテリーの制御、冷却ファンを使った熱管理などを行っている機能です。このSMCをリセットすることによりトラブルを解決できることがあります。

・電源ボタンと「control」+「option」+「shift」キーを同時に10秒以上長押しする

・Macが起動したらSMCのリセットは完了

5)NVRAMをリセットする

NVRAM・PRAMは半導体メモリの一種です。起動時に必要な情報であるハードウェアの情報や音量などの情報が記載されており、電源周りの機能にも関わっているためこのメモリが破損するとトラブル発生の原因となります。

NVRAM周りによる問題である場合は、リセットすれば問題も解消されますので試してみましょう。

・電源を入れてすぐに「command」+「option」+「P」+「R」のキーを同時に20秒程度押し続ける

・Macが正常に起動すれば、NVRAMのリセットが完了

以下の手順でNVRAMをリセットして様子を見てみましょう。Macの起動に関して問題が起こった場合に、NVRAMをリセットすると解消する可能性があるため試してみましょう。

6)Time Machine から復元する

これまで様々な方法を述べてきましたが、それでもMacが正常に起動しない場合はセーフモードから「Time Machineから復元する」を行いましょう。システムの問題である場合は問題が発生する前の状態にMacを戻すことで改善されるかもしれません。

なお、この方法にはあらかじめ、Time Machineのバックアップを取っている必要があります。また、大事なデータのたぐいは予めバックアップを取ってください。

ここまでの対策方法を行っても強制再起動が直らない場合は、Macになんらかの物理障害が発生している可能性が高くなります。そのような場合は自力での修復は困難ですので、修理店に持ち込みましょう。

Part3:Macから消えたデータを復元する方法

もし強制再起動の影響でデータに破損や紛失が見られるのなら、データ復元ソフトRecoveritをご利用ください。

Recoveritは高度なディープスキャンアルゴリズムによって失ったデータを探し当て高い確率で復元することができます。また、どのような状況でデータを失ったかを問いません。お困りでしたらぜひご利用ください。

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以下は、「Recoverit」でMacから消えたデータを復元する操作手順です。

ステップ1 復元したいファイルの元保存場所を選択します。

Recoveritを起動して、紛失したファイルの元保存場所を選択してクリックしてからスキャンが開始されます。

消えたデータの保存先を選択

ステップ2 誤って削除したファイルを検索します。

削除したデータをスキャンし始めます。スキャン終わった後、見つけたファイルはフォルダあるいはファイル形式ごとに表示されます。

ファイルを検索

ステップ3 スキャンしたファイルをプレビューして復元します。

スキャン完成した後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいファイルにチェックを入れて、「復元する」ボタンをクリックすれば完了です!

ファイルを復元

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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