せっかく作成したExcelファイルが、保存前に消えてしまったらショックですよね。
MacパソコンでExcelを利用する場合、
OSのアップロードの際にExcelファイルが消えてしまったり、
ファイルの保存途中に画面がフリーズしExcelを強制終了しなければならないことが時々あります。
今回は、消えてしまったファイルや保存する前に閉じてしまったファイルを復元する方法についてまとめてみました。
Excel(エクセル)は、Windows OSがインストールされているパソコン上で利用することを前提に設計された表計算ソフトです。
Macパソコン上でExcelを利用する場合は、Office for Macというソフトをインストールして使う必要があります。
このことが原因かどうかは不明ですが、
MacパソコンでExcelを利用する場合、Windowsパソコンで利用する時に比べると不具合の発生率が少し高いことが知られています。
Macパソコンでエクセルのファイルが消えてしまうことは時々起こるのですが、その原因として代表的なものが二つあります。
MacのOSアップロードの際に、何らかの原因でExcelファイルもしくは、Excelのアプリケーション自体が消えてしまうというものです。
OSアップロードはパソコンを快適に使用するためには欠かせないものなので、「OSアップロードは行わない」ことは現実的ではありません。
アップロードが行われる前には重要なデータは、外部メモリなどにバックアップを取っておくなどの対応策を講じておくとよいでしょう。
もう一つの原因は、ファイル保存中のファイルクラッシュです。
細かい理由は分かっていませんが、Excelファイルの保存中に「待機マーク(虹色のクルクル回るマーク)」が表示され、いつまで待っても待機状態が解除されないという不具合が時々起こります。
この状態に陥ってしまうと、かなりの確率でアプリケーションを強制終了しなければならなくなってしまうのです。
しかも、強制終了後は当該ファイルはクラッシュしてしまっていることが多いのです。
せっかく作ったファイルが消えたりクラッシュしたりするのは悲しいですよね。
そこで、消えたファイルを復元するデータ復元方法についてこれからご紹介します。
Macパソコンには、保存せずに終了してしまったり、誤って削除してしまったり場合のデータ復元機能が事前に備わっています。
ここではそれらの機能を使って、未保存のExcelファイルのデータ復元を行う方法について代表的なものをいくつか紹介します。
一つ目の方法は、ゴミ箱の中のファイルからデータを復元する方法です。
誤って削除してしまったファイルなどは、一旦ゴミ箱の中に移されている場合が殆どです。
ゴミ箱を開いて中のファイルを確認し、消えてしまったファイルが入っているかを確認してみましょう。
もしここでファイルを見つけることができれば、ファイルを元の場所までドラッグするか、右クリックで「元に戻す」を選択することで簡単に復元ができます。
二つ目の方法は、Excelの機能を利用してデータを復元する方法です。
Excelを開いて「ファイル」タブから「開く」を選択します。「最近のワークブック」のオプションをクリックし、最近のワークブックを見つけます。
その後、リストの最下部にある「未保存のワークブックを復元」というフォルダを開いて対象のファイルを探し、ダブルクリックもしくは右クリックで「開く」を選択してファイルを開きます。
ファイルが壊れてしまうのを防ぐため、無事に開くことができたらすぐに「名前を付けて保存」の処理を行いましょう。
三つ目の方法は「一時フォルダ」の中から未保存のExcelファイルを探して復元する方法です。
「アプリケーション」の「ユーティリティ」から「ターミナル」に移動します。
「Temporary files」フォルダを開き、更に「Temporary Items」のフォルダを展開します。
未保存のExcelファイルを見つけることができるので、このファイルを開いてデータを復元します。
Macに予め備わっている様々な機能を利用して、未保存のExcel/エクセルファイルを復元する方法についてご紹介しました。
しかし、復元したいファイルがクラッシュしたり、誤ってパソコンから完全に削除してしまった場合には、復元できない場合もあります。
そのような場合には、データ復元用のソフトウェアを利用することをおススメします。
特に「Recoverit(リカバリット)」というソフトウェアは、操作手順がシンプルで分かりやすいので、初心者でも簡単に操作できるソフトです。
うまくデータ復元ができなかった場合には、ぜひ試してみてください。
無料版では、消えたファイルを復元できるかチェックすることが出来ますよ。
「Recoverit」を起動してから、Macで未保存または削除されたExcelファイルを保存していた場所を選択します。「開始」をクリックします。
「開始」ボタンをクリックすると、Macで未保存または削除されたExcelファイルをスキャンし始めます。
スキャンが終わった後、スキャンされたファイルはフォルダあるいはファイル形式ごとに表示されます。
消えたファイルをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。
その後、復元したいファイルにチェックを入れて、「復元」をクリックすれば完了です!
上記で紹介した手順で、消えたファイルを復元・復旧できます。
また、このソフトは外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。
大事なデータを失くした場合、失ったデータの形式にかかわらず、Recoveritで復元してみましょう。
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内野 博
編集長