操作性の利便性を考えて、デスクトップ上にアイコンやファイルやフォルダを保存しておくユーザーは少なくありません。しかし、何かしらの原因によって、それらのデータが消えてしまうことがあります。何故、データが消えてしまうのでしょうか。ここではデータが消えてしまうことについて考えられる原因を解説し、さらに代表的なデータ復元方法を取り上げてみます。
Macパソコン上に表示されているデスクトップ アイコンやデスクトップ ファイルなどが消えてしまったという経験を持つ人はいるかもしれません。いつも表示されていたアイコンやファイルがなくなくなってしまうと慌ててしまうし、大切なファイルであれば尚更焦ってしまいます。これらのアイコンやファイルは、ユーザーの知らないうちに消えてしまうことが少なくありません。
何故、消えてしまうかといえば、色々な理由が挙げられます。
まず、デスクトップ ファイルが、iCloudに移されてしまったケースです。Macパソコン上のデスクトップ フォルダを、iCloudドライブに保存できるように設定していると、そのような事象が起きることがあるので知っておくと良いです。つまり、ファイルが消えたのではなく、単に移動したということであります。
また、ユーザーの操作ミスなどによって、デスクトップ ファイルを削除してしまうケースも考えられます。
さらに、コンピューターウィルスに感染するなどして、勝手にデスクトップ ファイルが削除されてしまう可能性も否定できません。
Macパソコンのデスクトップ上から消えたファイルを復元する方法はいくつか存在します。
デスクトップ アイコンを削除した記憶がなければ、Finderを使って復元する方法があります。何故ならFinderを起動させることで、見つからないアイコンを再表示させることができるからです。隠れていたアイコン見つかったら、再表示設定を行うと復元することができます。
もし、ファイルがiCloudに移されてしまっていれば、iCloudとのファイル同期を無効にしてからファイルを取得すると良いです。具体的にはiCloudにログインし、自動削除の機能を無効に設定します。ファイルを復元するときもiCloudにログインして、ファイルの復元メニューを選択します。
MacパソコンにはTime Machineと呼ばれるバックアップ機能が備わっています。これを使えば、削除されてしまったファイルなどを復元することが可能です。ただし、Time Machineを使うためには、外付けハードディスクの購入が必要です。外付けハードディスクをTime Machine専用のバックアップドライブとして設定して、定期的にバックアップを取っていきます。ファイルを復元するときは、復元元と復元先を設定して作業を行います。
Time Machineのように、標準で備わっているバックアップソフトを活用してファイル復元させることもできますが、それ以外にもMacデータ復元専用ソフトを利用してみる方法もあります。代表的なソフトにRecoveritがあります。
もちろん、Recoverit以外にも無料や有料で提供されているMacデータ復元ソフトは色々存在しています。無料で使えるMacデータ復元ソフトの場合、復旧できるデータの容量に上限(2GBなど)が定められているケースがほとんどです。
一方有料のMacデータ復元ソフトならば、膨大なデータ量の復元が可能です。サポートも手厚いので、Macの操作に慣れていないユーザ向けです。
いくらMacパソコンの操作に注意していても、デスクトップ上のデータが消えてしまうことはあるかもしれません。単純にデータが隠れてしまっている場合もあれば、本当に消えてしまっているケースもあります。データが消えたからといって、慌てずに冷静に対処することが肝心です。そのためには、色々な復元方法があることを知っておく必要があります。
「Recoverit」を起動してから、Macで消えたデスクトップファイルの元場所を選択します。「開始」をクリックします。
「開始」ボタンをクリックして、Macで消えたデスクトップファイルをスキャンし始めます。スキャン終わった後、見つけたファイルはフォルダあるいはファイル形式ごとに表示されます。
消えたファイルをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいファイルにチェックを入れて、「復元」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作で消えたファイルが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。
大事なデータを失くした場合、失ったデータの形式にかかわらず、Recoveritで復元してみましょう。
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内野 博
編集長
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