May 11, 2023 • カテゴリ: パソコン起動しない復元
Macの不具合を修正したり、キャッシュを削除したりする場合にはセーフブートで起動させる必要があります。しかし、Macをセーフブートで起動させたいのに、突然起動できなくなってしまったという方もいらっしゃると思います。今回はそんな方の為に、Macをセーフブートで起動できない時の対処方法を紹介します。
Macをセーフブートで起動できない時の対処法を紹介する前に、まずセーフブートについて簡単に説明します。セーフブートとはMacを起動させる方法の1つです。セーフブートは起動時に所定の診断を行い、一部のソフトが読み込まれたり、起動したりしないように阻止する役割があります。具体的には以下の処理を行ってくれます。
などが挙げられます。
Macを長年使っていると様々なキャッシュが溜まっていきます。セーフブートを行うことでキャッシュが削除され、Macの動きが良くなったり、ディスクの空き容量を増やしたりできます。また、セーフブートはMacに起きているトラブルを特定するのにも役立ちます。Macのトラブルが起動ディスクに関連しているのか、起動項目やログイン項目にあるのか、などといった問題を知ることができます。
通常、Macをセーフブートで起動するには以下の手順で行います。
FileVaultで暗号化されていると、2回ログインが必要になる場合があります。1回目は起動ディスクのロックが解除され、2回目にFinderにログインします。ちなみに、セーフブートを終了するには、Macを再起動するだけです。
PRAMをリセットすることで、Macのセーフブートの問題を解決することができる場合があります。PRAMをリセットするには、Macを再起動し、起動音が鳴り始めたら、Commandキー + Optionキー + Pキー + Rキーを同時に押して、起動音が2回鳴るまで押し続けます。
セーフブートで起動できない原因が、ファイルシステムの問題である場合があります。ディスクユーティリティを使用して、Macのハードドライブを修復してください。
セーフブートモードでも起動できない場合、シングルユーザーモードで起動して、問題を特定し、解決する必要があります。シングルユーザーモードで起動するには、Macを再起動し、起動音が鳴り始めたら、Commandキー + Sキーを同時に押して起動します。
上記のようにMacをセーフブートできない時は、「ターミナル」にターミナルコマンドを入力してセーフブートを起動する必要があります。ターミナルからセーフブートを起動させるには以下の方法で行います。
ターミナルを利用してもセーフブートを起動できない場合は、Macの故障も考えられるため、買い替えや修理に備えてデータを復元しておくと安心です。
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データを復元するには以下の手順で行います。
Macをセーフブートで起動する方法は簡単で、デバイスを起動してすぐに「Shift」キーを押すだけなので、特に悩むことはありません。もし、セーフブートを起動できない場合は、「ターミナル」を利用することで起動できます。しかし、初心者にとっては分かりにくいと思うので、今回紹介した方法を参考にして下さい。また、セーフブートにならずMacがクラッシュしてしまう場合は、データ復元ソフトの「Recoverit」をおすすめします。
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内野 博
編集長