皆さんはexeファイルというものをご存知でしょうか。拡張子で.exeというものを見た方は多いと思いますが、それがどのようなものなのか知っていらっしゃいますか?本記事ではexeファイルについて、またexeファイルが紛失してしまった原因などを述べていきます。興味がありましたらぜひ最後までお付き合いください。
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exeファイルとはWindowsやMS DOSで実行可能なプログラムが収められたファイルのことです。exeは「 executable」の略で、「実行可能な」という意味があります。このファイルを指定して開くことでプログラムが起動することができ、Windowsのソフトウェアの多くがこの形式を利用しています。
exeファイルの中身は機械語で書かれており、実行ファイルの一種となっています。機械語と言われるとC言語やJAVAといったプログラミング言語と同じなのかと思われるかもしれませんが、プログラミング言語はあくまで人間がプログラムを組むために作られた言語であってCPUが直接読み込むことはできません。機械語はCPUが直接読み取ることができる、2進数で構成された数字の並びです。
そして実行ファイルはコンピューターがプログラムとして解釈し実行できるファイルのことであり、このCPUが直接読み込んで処理が出来る機械語で書かれたファイルのことを指します。
気がついたらファイルが紛失してしまっていていたなんてことは往々にありますが、ではなぜそのようなことが起こるのでしょうか。大きく4つに要因を分けると以下のようになります。
ファイルの紛失には色々ありますが、基本的にはこの人的ミスであったパターンが一番多いです。そんな事した覚えがない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、ファイルの整理をしていくうちに気づかないうちに誤って一緒にアンインストールしてしまった、なんてことはよくあります。
他には間違えて消してしまったり、操作を間違えて上書きしてしまったりなんてことも多いようです。
こちらもかなり多いファイル紛失理由です。このような物理障害は経年劣化や熱、衝撃による破損などが原因で起こります。物理障害による問題は基本的に自力での解決はできませんので、大事なデータであるのなら専門の業者に復旧をお願いしましょう。
ソフトウェアの不具合によってフリーズ、強制シャットダウンなどが起こった場合、再起動したあとでもファイルが損傷して開けなくなる事があります。他にもOSのアップデートが失敗したり、エラーが起きているときに下手にPCを弄って帰って破損させてしまうこともあります。
ウイルスに感染することによってファイルが破損することがあります。ウィルスの種類にもよりますが、ファイルを削除したり損傷を与えるものもあればシステムを攻撃してディレクトリ構造を変更し、ファイルを開くことで削除するようなものもあります。基本的にアンチウィルスソフトを頼る必要がありますが、あまりに重篤な被害の場合は自力での解決は難しいかもしれません。
もし探しているファイルがゴミ箱にも存在しないのなら、データ復元ソフトを使って消えたファイルを復元しましょう。
こちらでおすすめさせていただくのは「Recoverit」というソフトウェアです。分かりやすく簡潔な操作、高度なスキャンを用いた復元率の高さなどが評価を受けており、慣れていない方でもおすすめできます。無料体験版で実際の操作を確かめることもできますのでぜひお試しください。
パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
exeファイルをご操作などで削除した場合、ゴミ箱から復元することができます。まずゴミ箱を開き、削除したexeファイルを右クリックします。その後「元に戻す」をクリックしたら復元ができます。
しかしもしゴミ箱からも削除してしまった、なんて場合は別の方法が必要になります。
Windows 10には以前のバージョンへ復元する機能があります。この機能はシステムの復元の復元ポイントやファイル履歴からファイルを復元させる機能です。復元ポイントを作成していない場合使うことはできませんが、もしあるのならこれを利用して削除、または上書きをしてしまったファイルを元の状態に戻せる可能性があります。
やり方は簡単で、対象となるexeファイルがあったフォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。そこから「以前のバージョン」を選ぶことでexeファイルを復元できます。
実はexeファイルがシステムに自動的に削除されたりする原因にウィルス対策ソフトによるものがあります。これはソフトが対象となるexeファイルを不正なファイルと誤った検知をして削除することによっておきます。この場合であれば、隔離されてしまったファイルを復元すればexeファイルを元に戻せるかもしれません。
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内野 博
編集長