パソコンのOSにwindowsを使用している上では、exeという拡張子とは切っても切れない関係です。もしexeファイルを何らかの理由で消去してしまった場合は、プログラムの起動自体ができなくなってしまう怖れがあります。絶対に起こらないとは言えないアクシデントなので、そんな時は 「Recoverit」というソフトを使用して復元を試してみるのもひとつの手段です。
exeファイルは、windowsに対応しているソフトウェアを起動させるために必要な鍵のような役割を持っているものです。ソフトウェアには大きく分けてインストールをするタイプとしないタイプの2通りがありますが、インストールをしない場合では、そのまま起動ボタンとして機能します。インストールをして後々使わなくなる時でも、まずはインストールのための手順を進めるために必要です。基本的には単体で起動しますが、ソフトウェアを進める上では一緒になっている他のファイルを必要とすることも多いです。
ファイルの紛失理由にはコンピュータの不具合も挙げられますが、exeファイルでは人為的な要因も多いです。よくある例がパソコンにインストールをするタイプで、ショートカットのみで起動できるため、一先ずは不要となります。そうして整理をしている内に消してしまい、何らかの拍子でアンインストールをしてしまった時に、削除したことに気付くわけです。
もちろん不具合の可能性も十分考えられるため、一概には言い切ることはできませんが、データを整理する場合は注意を払うに超したことはありません。
もし人為的に消してしまった場合、パソコンの扱いに慣れていない人であれば、削除してしまったつもりでもゴミ箱に残している可能性があります。しかし中級者以上の人でこまめに掃除をしていれば、ほぼ確実に削除されています。そうなるとパソコンにあらかじめ搭載されている機能では、どうすることもできません。
ただRecoveritなどの復元専用ソフトを使用すると、パソコンの奥底からサルベージできる可能性があるので、必要なファイルで再入手が不可能な場合は試してみると良いでしょう。
Recoveritを起動するとどの機能を使用するかを選択する機能が表示されますが、exeファイルのみを復元する場合は左上にある基本的なリカバリーを指定してください。その後は復元する記録領域を選ぶことになりますが、Recoveritには外付け記録媒体からも復元が可能です。しかしexeファイルがそこに保存されることは少ないので、もし元の場所が分からない場合はCドライブに当たるところを選択すると良いです。選択するとひとまず復元可能なファイルが探された後、一覧で表示されます。
スキャン終了後にファイルが見つかれば画面にリストアップされるので、復元したいファイルをチェックし復元ボタンをクリックしてください。復元したファイルを保存する場所を指定するウィンドウが表示されますので、適宜保存場所を指定します。 これでファイルの復元が開始されます。
スキャンが完了して表示される一覧には、復元可能なファイルが全て入っているので、絞り込む必要があります。左側にあるファイルタイプを指定しても良いですし、右上の検索ボックスにexeと打ち込んでもほぼ同じです。もし該当するexeファイルが見つかれば、フォルダを指定して復元ボタンを押すと完了です。
ただ注意しなければならないのは、復元するファイル名に心当たりがない場合は、別の不要なファイルであることです。本当に探していたexeファイルなのかを確認するためにも、起動する際にしっかりと発行元をチェックしてください。
exeファイルは大切な機能を持っていますが、頻繁に使うことはないので簡単に消してしまいがちです。しかし「Recoverit」があるので、その時点で諦めるのは早いです。ただRecoveritを使用しても絶対に復元できるわけではないため、頼るのはパソコンの不具合で消えてしまったいざという時ぐらいに留めておいた方が良いでしょう。
削除したファイルを復元する方法
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kiki
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