USBに保存していた動画が再生できなくなった/破損した原因と修復方法

USBにちゃんと保存していた動画が突然再生できなくなってしまった?どうやって再生させるでしょう。本文ではusb中の動画が破損してしまう原因と動画修復する方法について詳しく紹介します。専用な動画修復ソフトRepairitをおすすめ!

内野 博

Mar 04, 2024 • カテゴリ: ビデオ・写真復元/修復

USBメモリを使用すれば、データをどこにでも持ち運べるので便利ですが、何らかの原因によりデータが破損することもあります。動画を保存する時にもUSBは便利ですが、データが破損した場合には再生できなくなってしまうので注意が必要です。ここでは、USBに保存していた動画が再生できなくなってしまった場合に、破損の原因と修復する方法について、詳しく紹介します。

パート1:USBに保存していた動画が再生できなくなった原因とは?

usbメモリに保存してあった動画再生できない原因として考えられるのが、データ自体が破損している場合です。USBに保存してあるほかのデータが壊れていないのに、特定の動画だけが再生できない場合には、もともとそのデータに問題があった可能性もあります。このような場合には、USBに移転する前のデータが正常に動作するかどうか確認が必要です。

USBメモリの動画が再生できない原因としてもう一つ考えられるのが、動画を保存しているメモリ自体が故障している場合です。USBメモリはフラッシュメモリという記憶装置を使用してデータを保存していますが、フラッシュメモリは書き込みを数万回以上も繰り返していると、データが正常に保存できなくなることがあります。

新しいフラッシュメモリは性能も向上しているためデータが消えにくくなっていますが、古い時代に作られたUSBメモリはデータが消えやすくなっているため、動画を長期間保存しておくとデータが破損しやすくなります。またUSBメモリを保管しておく場所によっても、データが破損しやすくなることがあり、直射日光が当たる場所や湿気が強い場所に長期間保存しておくと、内部のデータが破損する危険性が高まります。

パート2:再生できない破損した動画を修復する方法

USBメモリに保存してあった動画が再生できなくなった場合にも、修復できる可能性のある方法がいくつかあります。動画専用の修復ソフトを利用することも可能で、動画を再生できるプレイヤーの中にはデータの修復機能が搭載されているものもあります。ここでは、こうした動画の修復方法について、まとめて紹介します。

方法1:動画修復ソフトWondershare Repairitで修復する

動画データを修復できるソフトとして人気があるのがWondershare Repairit(リペアリット)です。Repairitは動画データの修復に特化して制作されたソフトであるために、非常に幅広い種類の形式のファイルを修復できます。MP4など動画保存によく使用されるファイルだけでなく、AVIやFLVなどの動画ファイルにも対応しています。WindowsとMacの両方に対応しているので、どちらのOSをインストールしているパソコンでも動画の修復ができます。

そして、Repairitの最新バーションに追加された「AI動画補正」機能を利用すれば修復した動画をより鮮明で高画質に補正できます。この機能が高度なAIアルゴリズムを使って動画を分析し、映像を向上させることができます。また、補正した動画の解像度を最大4倍まで向上させて出力することが可能なので、より鮮明で美しい動画を楽しむことができます。

無料で利用できる試用版も用意されていて、破損した動画を修復できる機能と修復した動画をプレビューできる機能が利用できます。製品版を購入すれば、修復した動画を保存することも可能です。

再生できない動画を修復 Windows版 再生できない動画を修復 Mac版

以下は「Wondershare Repairit」で破損した動画を修復する手順です。

ステップ1  破損した動画ファイルを追加します。

「Wondershare Repairit」を起動した後、壊れた動画ファイルを追加して、右下の「修復」をクリックします。

破損した動画ファイルを追加

ステップ2  修復の完了を待ちます。

修復の完了を待ち

ステップ3  無料プレビューして修復された動画を保存します。

無料プレビューして修復された動画を保存

方法2:メディアプレーヤーVLCで修復する

破損した動画ファイルは、メディアプレーヤーVLCというソフトを使用して修復することもできます。ヨーロッパで開発されているオープンソースのソフトであるために、誰でも無料で利用できます。メディアプレーヤーVLCで動画ファイルを修復する場合には、

この状態で「変換/保存」の下向きの三角形のボタンを押して「変換」を選ぶと、変換用のウインドウが表示されるので、「参照」の項目を押して、変換したファイルの保存先などを決めます。さらに「プロファイル」の右側のボタンを押してプロファイルの画面を表示させますが、ここでは

方法3:バックアップデータを使用する方法

もとの動画ファイルを別の場所に保存している場合には、破損した動画ファイルを消去して、ファイルをもう一度コピーすることにより動画を修復することもできます。万が一、データが破損した時のために、大切な動画はバックアップをとっておいた方がおすすめです。

パート3:破損した動画ファイルを修復できる方法

USBメモリに保存しておいた動画が破損してしまった場合でも、データを修復することにより再生できるようになることがあります。動画データを修復できる機能がある無料のソフトがメディアプレーヤーVLCで、動画の再生と修復がまとめてできるソフトです。Wondershare Repairitというソフトでも動画の修復が可能で、修復できる動画の種類が多いために、ほかのソフトでは修復できなかった形式のファイルを使用することもできます。

破損した動画ファイル修復ソフト

Wondershare Repairit - 動画修復ソフト

  • Windows/Macで再生できない、破損した動画ファイルを修復
  • MOV、MP4、M2TS、MKV、MTS、3GP、AVIなど多種類の形式に対応
  • 撮影中、記録中、転送中、編集中、変換中、処理中に破損した動画を修復
  • Canon、Nikon、Sony、GoPro、DJIなどカメラで撮影された動画を修復
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