USBメモリが認識しない原因と対処法とは？データ復旧の方法もご紹介！

内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: USB復元

USBメモリがパソコンで認識されない、保存されているデータが読めないといったトラブルは多くの人が経験します。この記事では、PCのUSBメモリが認識されない原因、対処法、そしてデータ復旧の方法について詳しく解説します。USBトラブルに直面した際に、これを参考にして、スムーズに問題を解決しましょう。

Part1：パソコンでUSBが認識しない原因

USBメモリがパソコンで認識されない原因は、多岐にわたります。主な原因として、USBメモリが正しく挿入されていない、または端子の汚れや錆びによる接触不良があります。また、複数のデバイスが接続されている場合、電力供給が不足することも原因の一つです。

さらに、パソコンのUSBポート自体が故障している可能性や、システムエラーやドライバの不具合も考えられます。そして、USBメモリ自体の問題としては、内部ファイルシステムの破損（論理障害）や物理的な破損（物理障害）も原因となり得ます。これらの要因により、USBメモリが認識されない場合があります。

Part2：パソコンでUSBが認識しない時の対処法

ここでは、PCでUSBが認識しない時の対処法を紹介します。USBメモリが認識されない場合、以下の対処法を試してみてください。

2.1 USBメモリを正しく挿入する

USBメモリが正しく挿入されていないと、パソコンがUSBメモリを認識しないことがあります。接触不良が原因で認識されないことがあるため、まずはUSBメモリが奥までしっかり挿さっているか確認しましょう。

具体的な手順は、以下の操作に従います。

1. USBメモリを一度抜きます。
2. 再度、USBポートに奥までしっかり挿し込みます。
3. USBメモリのランプが点灯するか、エラーメッセージが表示されるか確認します。

2.2 他のUSBポートで試す

USBメモリが特定のポートで認識されない場合、別のUSBポートに接続してみます。ポートの不具合が原因で、PCがUSBメモリを認識しない場合があります。

具体的な手順は、以下の操作に従います。

1. USBメモリを現在のポートから抜きます。
2. 別のUSBポートに挿し直します。
3. パソコンがUSBメモリを認識しているか確認します。

2.3 パソコンの再起動

パソコンを再起動し、システムエラーを解消します。再起動によって一時的なエラーが解消され、USBメモリを認識するようになることがあります。

具体的な手順は、以下の操作に従います。

1. [スタート]メニューを開きます。
   
2. [再起動]を選択します。

3. パソコンが再起動した後、USBメモリを再度接続して認識するか確認します。

2.4 ドライバの更新

デバイスマネージャーでUSBドライバを更新または再インストールします。ドライバの不具合が原因でUSBメモリを認識しない場合があるため、最新のドライバをインストールすることで解決することがあります。

具体的な手順は、以下の操作に従います。

1. 「ここに入力して検索」に「デバイスマネージャー」と入力して開くを選択します。
   
   
   
   
2. [ユニバーサル シリアル バス コントローラー]を展開します。
   
   
   
3. USBデバイスを右クリックし、[ドライバーの更新]を選択します。
   
   
   
4. 「ドライバーを自動的に検索」を選択し、指示に従います。
   
   
   
5. 更新が完了したら、USBメモリを再度接続して認識するか確認します。

2.5 他のUSBデバイスを外す

複数のUSBデバイスが接続されている場合、電力不足が原因でUSBメモリを認識しないことがあります。他のUSBデバイスを取り外し、USBメモリへの電力供給を確保しましょう。

具体的な手順は、以下の操作に従います。

1. すべての不要なUSBデバイスをパソコンから取り外します。
2. USBメモリのみを接続します。
3. パソコンがUSBメモリを認識しているか確認します。

2.6 BIOS設定の確認

BIOS設定が原因でUSBポートが無効になっていることがあります。パソコンのBIOS設定を確認し、USBポートが有効になっていることを確認します。BIOS設定を適切に行うことで、パソコンがUSBメモリを認識するようになります。

具体的な手順は、以下の操作に従います。

1. パソコンを再起動し、BIOSにアクセスします（通常、起動時にDelキー、F2キー、またはEscキーを押します）。
   
   
   
2. BIOSメニューで「Boot」タブの「External Device Boot」などの設定を探し、「Enabled（有効）」に設定します。
   
3. 「USB Configuration」や「USB Ports」の設定を確認し、有効になっているか確認します。
4. 変更を保存してBIOSを終了し、パソコンを再起動します。
5. USBメモリを再度接続して認識するか確認します。

Part3：USBが認識しない時にデータを復旧する方法

USBメモリが認識しない場合、重要なデータを失うリスクが高まります。そんな時には、データ復旧ソフト「Recoverit」を活用するのが効果的です。Recoveritは、高い復旧率と使いやすいインターフェースを備え、簡単な操作で失われたデータを取り戻せます。

まず公式サイトからソフトをダウンロードしてインストールし、認識されないUSBメモリをパソコンに接続してスキャンを開始します。スキャン後、復元可能なデータをプレビューして選択し、別の保存先に復元します。

重要なのは、データ上書きを避けることと複数のスキャンモードを試すことです。Recoveritの利点としては、高い復旧率、使いやすいインターフェース、迅速なサポートが挙げられます。USBメモリが認識しないトラブルに直面した際には、ぜひRecoveritを活用してデータを迅速に復旧してください。

Part4：パソコンがUSBメモリを認識しない時の注意点

パソコンがUSBメモリを認識しない場合、問題を解決する際にいくつかの注意点があります。まず、USBメモリを繰り返し抜き差ししないことが重要です。これにより、ポートやメモリ自体を傷める可能性があります。

また、BIOS設定を安易に変更せず、誤った設定を避けるために慎重に行動してください。認識しないUSBメモリにデータを書き込もうとするのも避けるべきで、データ上書きのリスクがあるためです。

通電を続けるとデータが上書きされる可能性があるので、USBメモリを早めに取り外し、復旧作業に取り掛かりましょう。さらに、フォーマットを即座に行わないよう注意し、まずはデータ復旧ソフト「Recoverit無料版」を使用してデータを取り戻すことを試みてください。そして、不要な操作を控え、問題が解決しない場合は専門家に相談することも検討しましょう。