Windows10パソコンでSSDの速度が異常に遅い原因と改善策
SSDは読み込みと書き込みどちらの速度も速く、パソコンの処理速度を向上できるパーツです。しかし、Windows10のパソコンで使い続けていると、異常に速度が遅くなる場合があります。本ページでは、Windows10のパソコンでSSDの速度が異常に遅い原因と改善策を紹介します。
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SSDは読み込みと書き込みどちらの速度も速く、パソコンの処理速度を向上できるパーツです。しかし、Windows10のパソコンで使い続けていると、異常に速度が遅くなる場合があります。SSDの速度が遅くなる原因はさまざまで、あらゆる対処法を試さなければいけません。
本ページでは、Windows10のパソコンでSSDの速度が異常に遅い原因と改善策を紹介します。
SSDの速度が遅くなる状況では、以下どちらのパターンに当てはまるかで原因が異なる場合があります。
状況別に考えられる原因、どちらの状況でも共通して考えられる原因を解説します。
SSDへデータを保存する書き込みが遅くなったと感じたら、まず以下の原因が考えられます。
SSDに一定の空き容量がないと、パソコンの処理速度が低下するので要注意です。
SSDの十分な空き容量がある場合、内部パーツの故障や他の原因が予想されます。
SSDの読み込みが遅い場合、SSDに不具合が発生している可能性が高いです。
不具合の要因はさまざまですが、システム上での設定に問題があると考えられます。
書き込み・読み込みのどちらが遅い場合でも、以下の4つも原因に挙げられます。
SSDを使っただけでは、書き込みや読み込み速度は速くなりません。パソコンの処理速度はメモリの容量でも変わるからです。
またファームウェアのバージョン、ウイルスの感染といった可能性も0ではありません。
Windows10のパソコンでSSDの速度が遅くなったと感じたら、以下の方法で対処しましょう。
以上の方法を試しても速度が遅いままであれば、システム上の設定に触れてください。
SSDの速度が遅くなったら、まずSSDやメモリの容量に問題がないか確認しましょう。
SSDかメモリのどちらかに空き容量がないと、速度が遅くなるリスクが生じます。
SSDの空き容量は以下の手順でチェックできます。
SSDでは全体容量に対して25％の空きがないと、動作が遅くなる恐れがあります。
25％の空き容量がなければ、以下の方法で対処してください。
メモリの使用容量は以下の手順でチェックが可能です。
メモリの使用容量が100％に近い場合、以下の方法で対処します。
SSDの速度が遅い状況では、ウイルスに感染している可能性もあります。
そのため、セキュリティソフトを使ったウイルスチェックを行なってみましょう。
パソコンのBIOSやSSDのファームウェアを更新すると、SSDの速度が改善する可能性があります。
更新方法は製品ごとに異なるので、メーカー公式サイトやサポート窓口で確認して行なってください。
パソコンの内部でSSDとマザーボードを繋ぐSATAポート、ケーブルに問題が起きている可能性もあります。
SATAポートやケーブルの状態を確認するには、パソコンを分解しなければいけません。
パソコンを自作できる人なら簡単にできますが、自信がない人はメーカーや修理業者に頼ってください。
どの方法を試してもSSDの速度が改善されない場合、システム上で何かしらの問題があると考えられます。
システム上での問題が原因と仮定すると、以下の対処法が有効です。
SSDを長く使い続けている場合、最適化を行うと速度が改善される可能性があります。
以下の手順を行うと、SSDを最適化できます。
SSDは最適化を行うと寿命が短くなるので、定期的には実行しないでください。
TRIMコマンドを有効にすると、SSDの速度が発揮されます。
以下の手順を行うと、TRIMコマンドが有効なのか確認できます。
「0」と表示された場合、TRIMコマンドが有効なので問題ありません。
「1」と表示されたら無効なので、以下の手順で設定を変更してください。
BIOS設定でAHCIモードを有効にすると、SSDの速度が改善する可能性があります。
BIOS設定の立ち上げや設定方法はパソコンの製品ごとに違います。そのため、メーカー公式サイトやサポートを確認のうえ行なってください。
Windows10のパソコンでは、以下の要因でSSDからデータが削除される恐れがあります。
どちらが要因であっても、ごみ箱にデータが残っていないとWindows10の標準機能では復元ができません。
しかし、データ復元ソフトを使えば復元が可能です。この状況で利用するデータ復元ソフトは「Recoverit」です。
Recoveritの特徴は操作の簡単さで、3ステップだけで復元が完了します。
操作は簡単でありながら、データ復元の成功率は95％と性能は確かなものです。
500万人以上のユーザーが利用する実績があるので、信頼性も高いといえるでしょう。
まずはRecoveritをダウンロードしてインストールします。
パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択できます。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です！
以上簡単な操作でパソコンのSSDから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長