内蔵や外付けHDDを利用するときに「アクセス拒否されました」と表示されると、そのデバイスにアクセスできません。このエラーが発生する原因は複数あり、あらゆる対処法を使って修復を行います。パソコンの再起動や接続状態の確認から試し、うまくいかない場合は他の方法を試してください。本ページでは、Windows10でHDDを利用する際に「アクセス拒否されました」と出た場合の対処法を紹介します。
HDDを使うときに「アクセスが拒否されました」と表示された場合、さまざまな原因が考えられます。主な原因は以下の6つが挙げられます。
考えられる原因は多いので、さまざまな対処法を試す必要があります。
HDDの利用時に「アクセス拒否されました」と表示された場合、まずパソコンの再起動を試してください。パソコンを再起動してもエラーが出る場合、以下の方法で対処しましょう。
それぞれの対処法を詳しく解説します。
まず行いたいのは、パソコンとHDDの接続状態を確認することです。HDDとの接続状態が悪いせいでエラーが発生するパターンは多いので、最初に確認しておきましょう。外付けHDDを利用している場合は簡単で、以下の2点をチェックしてください。
内蔵HDDの利用時にエラーが発生する場合は、パソコンの内部を見てHDDとマザーボードがしっかり接続されているか確認しないといけません。パソコン内部の確認を行う自信がない場合、先に他の方法を試してください。そのうえでエラーが解消されなければ、メーカーや専門業者に接続状態の確認を依頼しましょう。
「アクセス拒否されました」のエラーが発生するときは、HDDの所有権やアクセス権に問題があるかもしれません。そのため、HDDの所有権変更やアクセス権限の取得も有効です。HDDの所有権変更は、以下の手順で行えます。
ドライブのアクセス権限取得は以下の手順で行います。
HDDで利用しているドライブレターが他のデバイスと重複しているパターンもあり得ます。そのため、ドライブレターの変更も選択肢の1つです。ドライブレターの変更は以下の手順で行えます。
Windows10でBitLockerを使ってHDDを暗号化している場合、BitLockerの設定もチェックしましょう。BitLockerの設定が原因でエラーが発生している場合があるからです。以下の手順でBitLockerの設定を変更すると、エラーが解消される可能性があります。
また表示されているウィンドウでサービス状態が「停止」となっているのであれば、「開始」へ変更してください。「実行中」の場合は「再開」を選択しましょう。以上の手順を行なって、最後に「OK」を左クリックすれば必要な設定変更は完了です。
HDDのファイルシステムに不具合が発生している、または生じている不良セクタが原因でエラーが発生しているとも考えられます。そのため、CHKDSKコマンドを使ったディスクチェックも選択肢に入れておきましょう。チェックディスクを行う場合、まず以下の手順でコマンドプロンプトを起動します。
コマンドプロンプトのウィンドウが表示されたら、末尾に「chkdsk (エラーが出るドライブの文字):/ r」と入力してEnterキーを押してください。そして、チェックディスクが完了したらパソコンを再起動してください。パソコンが再起動してエラーが発生しなくなればOKです。
どの方法を試してもエラーが解消できない場合、HDDをフォーマットする必要が出てきます。HDDをフォーマットすると保存データがすべて消えてしまいます。しかし、後で紹介する「Recoverit」を使えば、フォーマット後の復元が可能です。HDDのフォーマットする手順は以下の通りです。
「アクセス拒否されました」のエラーが発生した場合、修復に成功しても保存データが消えることがあります。エラーによってHDDから消えたデータを復旧するには、データ復元ソフトが必要です。
データ復元ソフトの中でも「アクセス拒否されました」のエラーが発生したときに活躍するのはRecoverit。Recoveritはデータ復元成功率が95%で、500万人以上のユーザーから利用される実績があります。フォーマットしたHDDからデータを復元できるソフトは限られていますが、Recoveritなら対応できるのでおすすめです。Recoveritは無料でダウンロードしてスキャンできるので、データ紛失に困っている方はぜひ利用してみてください。下記のダウンロードボタンからダウンロードして試用しましょう!
パソコンでRecoveritを起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でHDDから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、内蔵HDDの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
「ハードディスクの問題が検出されました」というエラーが発生する場合、HDDやシステムに問題があるかもしれません。 できるだけ早く修復するために、本ページでは、「ハードディスクの問題が検出されました」と表示された時の対処法を紹介します。 ...
リカバリをする際に発生する「Windows がインストールされているドライブがロックされています」というエラー。本ページでは、「Windowsがインストールされているドライブがロックされています」というエラーが出る原因と対処法を紹介します。 ...
外付けhddの「パラメーターが間違っています」エラーとは?そして、その場合でどうすればいいですか。今回の記事ではパラメーターが間違っています。の原因と復旧方法について詳しく説明します。 ...
内野 博
編集長