【Windows10】HDDで「アクセス拒否されました」エラーが出る時、どうしたらいいですか

Windows10でHDDを利用する際に「アクセス拒否されました」エラーが出る時どうすればいいでしょうか。デバイスにアクセスできるために、エラーの原因を見つけてあらゆる対処法を使ってみなければなりません。今回は、エラーが発生する主な原因と解決策を紹介しました。

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内野 博

Feb 20, 2024 • カテゴリ: HDD復元・復旧

内蔵や外付けHDDを利用するときに「アクセス拒否されました」と表示されると、そのデバイスにアクセスできません。このエラーが発生する原因は複数あり、あらゆる対処法を使って修復を行います。パソコンの再起動や接続状態の確認から試し、うまくいかない場合は他の方法を試してください。本ページでは、Windows10でHDDを利用する際に「アクセス拒否されました」と出た場合の対処法を紹介します。


HDDで「アクセス拒否されました」エラーが出る原因

HDDを使うときに「アクセスが拒否されました」と表示された場合、さまざまな原因が考えられます。主な原因は以下の6つが挙げられます。

考えられる原因は多いので、さまざまな対処法を試す必要があります。

HDDで「アクセス拒否されました」エラーを修復する方法

HDDの利用時に「アクセス拒否されました」と表示された場合、まずパソコンの再起動を試してください。パソコンを再起動してもエラーが出る場合、以下の方法で対処しましょう。

それぞれの対処法を詳しく解説します。

1)パソコンとHDDの接続状態のチェック

まず行いたいのは、パソコンとHDDの接続状態を確認することです。HDDとの接続状態が悪いせいでエラーが発生するパターンは多いので、最初に確認しておきましょう。外付けHDDを利用している場合は簡単で、以下の2点をチェックしてください。

内蔵HDDの利用時にエラーが発生する場合は、パソコンの内部を見てHDDとマザーボードがしっかり接続されているか確認しないといけません。パソコン内部の確認を行う自信がない場合、先に他の方法を試してください。そのうえでエラーが解消されなければ、メーカーや専門業者に接続状態の確認を依頼しましょう。

2)HDDの所有権変更・アクセス権限取得

「アクセス拒否されました」のエラーが発生するときは、HDDの所有権やアクセス権に問題があるかもしれません。そのため、HDDの所有権変更やアクセス権限の取得も有効です。HDDの所有権変更は、以下の手順で行えます。

  1. エクスプローラーを起動
  2. 表示されたウィンドウの左側で「PC」を左クリック
  3. 「アクセスが拒否されるドライブ」を右クリック
  4. 「プロパティ」を左クリック
  5. 表示されたプロパティのウィンドウで「セキュリティ」のタブを左クリック
  6. 「詳細設定」を左クリック
  7. 所有者の項目にある「変更」を左クリック
  8. 「選択するオブジェクト名を入力してください」の項目で「サインインしているユーザー名」、または「Administrators」と入力
  9. 「名前の確認」を左クリック
  10. 「OK」を左クリック「サブコンテナーとオブジェクトの所有権を置き換える」にチェックを入れる
  11. 「OK」を左クリック

ドライブのアクセス権限取得は以下の手順で行います。

  1. エクスプローラーを起動
  2. 表示されたウィンドウの左側で「PC」を左クリック
  3. 「アクセスが拒否されるドライブ」を右クリック
  4. 「プロパティ」を左クリック
  5. 表示されたプロパティのウィンドウで「セキュリティ」のタブを左クリック
  6. 「詳細設定」を左クリック
  7. 「アクセス許可の変更」を左クリック
  8. 「追加」を左クリック
  9. 「プリンシパルの追加」を左クリック
  10. 「サインインしているユーザー名」を入力
  11. 「名前の確認」を左クリック
  12. 「OK」を左クリック
  13. 「このフォルダ、サブフォルダおよびファイル」を選択しているかチェック
  14. 「フルコントロール」にチェックを入れる
  15. 「OK」を左クリック

3)ドライブレターの変更

HDDで利用しているドライブレターが他のデバイスと重複しているパターンもあり得ます。そのため、ドライブレターの変更も選択肢の1つです。ドライブレターの変更は以下の手順で行えます。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「ディスクの管理」を左クリック
  3. 表示されるウィンドウで「アクセスできないドライブ」を右クリック
  4. 「ドライブ文字とパスの変更」を左クリック
  5. ドライブ名を確認する
  6. 「変更」を左クリック
  7. 表示される「次のドライブ文字を割り当てる」のリスト画面で、他のデバイスと重複しないドライブレターを選ぶ
  8. 「OK」を左クリック
  9. 「ドライブ文字に依存する一部のプログラムが正しく動作しなくなる場合があります。続行しますか?」のメッセージが表示されたら「はい」を左クリック

4)BitLockerの設定変更

Windows10でBitLockerを使ってHDDを暗号化している場合、BitLockerの設定もチェックしましょう。BitLockerの設定が原因でエラーが発生している場合があるからです。以下の手順でBitLockerの設定を変更すると、エラーが解消される可能性があります。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「ファイル名を指定して実行」を左クリック
  3. 表示されたウィンドウで「services.msc」と入力
  4. 「OK」を左クリック
  5. 表示されたウィンドウで「BitLocker Drive Encryption Service」をダブルクリック
  6. 「スタートアップの種類」の項目を「自動」へ変更

また表示されているウィンドウでサービス状態が「停止」となっているのであれば、「開始」へ変更してください。「実行中」の場合は「再開」を選択しましょう。以上の手順を行なって、最後に「OK」を左クリックすれば必要な設定変更は完了です。

5)CHKDSKコマンドを行う

HDDのファイルシステムに不具合が発生している、または生じている不良セクタが原因でエラーが発生しているとも考えられます。そのため、CHKDSKコマンドを使ったディスクチェックも選択肢に入れておきましょう。チェックディスクを行う場合、まず以下の手順でコマンドプロンプトを起動します。

  1. スタートボタンを左クリック
  2. 「Windowsシステムツール」を左クリック
  3. 「コマンドプロンプト」を左クリック

コマンドプロンプトのウィンドウが表示されたら、末尾に「chkdsk (エラーが出るドライブの文字):/ r」と入力してEnterキーを押してください。そして、チェックディスクが完了したらパソコンを再起動してください。パソコンが再起動してエラーが発生しなくなればOKです。

6)HDDのフォーマット

どの方法を試してもエラーが解消できない場合、HDDをフォーマットする必要が出てきます。HDDをフォーマットすると保存データがすべて消えてしまいます。しかし、後で紹介する「Recoverit」を使えば、フォーマット後の復元が可能です。HDDのフォーマットする手順は以下の通りです。

  1. スタートボタンを右クリック
  2. 「ディスクの管理」を左クリック
  3. エラーが発生しているHDDを右クリック
  4. 「ディスクの初期化」を左クリック
  5. 画面の指示に従って任意の設定を行う

「アクセス拒否されました」エラーの修復で消えたデータを取り戻す方法

「アクセス拒否されました」のエラーが発生した場合、修復に成功しても保存データが消えることがあります。エラーによってHDDから消えたデータを復旧するには、データ復元ソフトが必要です。

データ復元ソフトの中でも「アクセス拒否されました」のエラーが発生したときに活躍するのはRecoveritRecoveritはデータ復元成功率が95%で、500万人以上のユーザーから利用される実績があります。フォーマットしたHDDからデータを復元できるソフトは限られていますが、Recoveritなら対応できるのでおすすめです。Recoveritは無料でダウンロードしてスキャンできるので、データ紛失に困っている方はぜひ利用してみてください。下記のダウンロードボタンからダウンロードして試用しましょう!

HDD復元ソフト

Recoverit Free - 無料なHDD復元ソフト

    • PC、HDD、ゴミ箱、SDカード、USBメモリから削除したデータを復元

    • 写真、動画、音楽、ドキュメントなど1000種のデータ形式に対応

    • フォーマット済み、パーティションから失われたデータの復元

  • Nas/Linuxシステムのデータを簡単に復元できる

以下は、「Recoverit」 でHDDから消してしまったデータを復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択します。

パソコンでRecoveritを起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

復元したいフォルダを選択

ステップ2 HDDから消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

復元されたいフォルダをスキャン

ステップ3 HDDから消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

復元したいフォルダ・ファイルをプレビュー

以上簡単な操作でHDDから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、内蔵HDDの復元だけではなく、外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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