パソコンで何度もファイルを使用していると、断片化によって開けなくなる場合があります。ファイルの断片化はパソコンを使うほどおきる可能性が高く、注意しなければいけないポイントです。ファイルの断片化が起きると驚きますが、簡単な方法で修復できるので安心してください。本ページでは断片化されたファイル・データの修復方法を紹介します。
ファイルの断片化とは、HDDやSSDなどのディスクに保存しているファイルがあらゆる場所に分かれている状況を指します。従来であればファイルはストレージ内にある1つの場所に保存されるものです。しかし、1つの領域に保存していたファイルを移動したり、削除したりといった行為を何度も行うと断片化が起こり得ます。
またファイルを編集することによって容量が拡大されると、使用していたディスクの領域には保存しきれないことも珍しくありません。これによって、ファイルが分割され別々の場所にデータが保存される断片化も起こることがあります。
断片化によってファイルが開けなくなった場合、以下の方法で修復する必要が出てきます。
デフラグを行ってもファイルを開けない場合、ファイル修復ソフトの利用がおすすめです。
それぞれの方法を詳しく解説します。
ファイルが断片化された場合、まずデフラグを行ってデータの修復できるか試してみましょう。Windowsのパソコンでは、ハードディスク内で起きているファイルの断片化を解消するデフラグという機能を利用できます。手動でデフラグを行う場合、まず以下の手順でデフラグツールを起動します。
デフラグツールが起動したら、以下の手順を行い最適化を実行してください。
デフラグを実行すると、「前回の分析または最適化」の項目に「実行中…」と表示されます。「前回の分析または最適化」の項目の右側にある「現在の状態」で「OK」と表示されたらデフラグは完了です。
また以下の方法で設定すると、定期的に自動でデフラグを行うこともできます。
ファイルの断片化が深刻だと、デフラグを行ってもファイルが開けない場合があります。デフラグを行っても問題が解決できない場合、ファイル修復ソフトの出番です。ファイル修復を使えば、断片化によって破損したファイルを修復できます。ファイル修復ソフトを利用するなら、「Repairit」がおすすめです。
Repairitを使えば。簡単3ステップで以下のファイルを修復することができます。
またあらゆるデータ形式に対応しているので、画像メールなど他のデータも修復できます。ファイルが断片化して開けない、表示されない等の問題は誰にでも起こりうる事象です。またデフラグを行ってもファイルの断片化が解消されないトラブルも珍しくありません。そのため、ファイル断片化に備えて「Repairit」を準備しておくことをおすすめします。
「Wondershare Repairit」を起動した後、「+追加」ボタンをクリックして、断片化されたファイルを追加します。
断片化されたファイルを追加できたら、右下の「修復」をクリックします。そうすると、修復作業が始まります。
修復完了すると、「プレビュー」をクリックして修復できたファイルをプレビューできます。そして、「保存」ボタンをクリックして、修復できたファイルを保存します。
(*ファイルをプレビューできない場合もあります。この場合、直接的にパソコンに保存してファイルを開いてみてください。)
以上簡単な操作で断片化されたファイルを修復するが可能です。
また、このソフトを使うことで、動画、写真の修復にも対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長