excel(エクセル)ファイルを利用しているときは、状況によってはフリーズして応答がないトラブルが起きることがあります。excelがフリーズする原因はさまざまですが、ファイルの容量やパソコンの状態に問題があるパターンが多いです。ファイルやPCに問題がなければ、その他の原因を探りながら対処しましょう。
本ページでは、excel(エクセル)がフリーズして応答しないときの原因と対処法を紹介します。
excel(以下、エクセル)がフリーズして応答しなくなったときは、主に以下の原因が考えられます。
● 開いているエクセルファイルの容量が大きい
● PCのスペック不足
● 設定の問題
● エクセルの不具合
● 他のソフトによる影響
特定のファイルを利用しているときにエクセルがフリーズする場合、そのファイルの容量が大きいかもしれません。またPCに利用したいファイルを開けるほどのスペックがないとも考えられます。エクセルファイルは中身の情報量が多くなるほど容量が増え、PCにかかる負荷が大きくなるからです。どのファイルを開いてもエクセルが固まる場合、その他の問題が考えられます。
エクセルがフリーズして応答なしになった場合、以下の対処法が有効です。
● とりあえず待つ
● 利用するファイルの容量を減らす
● エクセルの設定を変更する
● エクセルのアップデート
● 起動中のソフトを減らす
どれだけ待ってもエクセルがフリーズしたままであれば、他の方法で対処しましょう。
エクセルがフリーズして応答なしの状態になったら、まずは待ってみましょう。エクセルではデフォルトで自動保存機能が10分で設定されているので、10分待つと保存処理がされフリーズが解けるかもしれません。
またフリーズした状態で無理やりエクセルを終了すると、編集データが保存されない可能性が生じます。そのため、エクセルがフリーズしたらとりあえず復旧するのを待ちましょう。どれだけ待ってもエクセルがフリーズしたままの場合は、強制終了するしかありません。
エクセルを強制終了したあとに再度起動すると、基本的には「ドキュメントの回復」と表示され編集データが復旧します。しかし、強制終了したときに自動保存ができていない場合、編集データの復旧は不可能です。
特定のファイルを利用するときにエクセルがフリーズする場合、そのファイルの容量が大きいことが原因と考えられます。そのため、該当するファイルの容量を減らしましょう。
エクセルファイルの容量は、以下2つの方法で減らすことができます。
● 不要なシートを削除する
● シートを別のファイルへ分割する
これらの方法で1つのファイル容量を小さくすると、フリーズする可能性が減らせます。
エクセルの設定を変更すると、フリーズする問題を解決できる場合があります。
エクセルではデフォルトでマルチスレッド計算とアクセラレータが有効になっていますが、これが動作を重くしてフリーズの原因になることがあります。そのため、マルチスレッド計算とアクセラレータを無効にするのも方法の1つです。
マルチスレッド計算とアクセラレータは以下の手順で無効にできます。
1. エクセルを開く
2. 「ファイル」のタブを左クリック
3. 「その他」を左クリック(不要な場合もあり)
4. 「オプション」を左クリック
5. 表示されるウィンドウの左側にある「詳細設定」を左クリック
6. ウィンドウ右側で「数式」のメニューで「マルチスレッドの計算を行う」からチェックを外す
7. 「全般」のメニューで「マルチスレッド処理を有効にする」からチェックを外す
8. 「表示」のメニューで「ハードウェアグラフィックアクセラレータを無効にする」にチェックを入れる
9. 「OK」のボタンを左クリック
エクセルの設定上では、アドインを無効にする方法もあります。
以下の手順でアドインを無効にすると、エクセルの処理が軽くなりフリーズする可能性が減るので試してみるといいでしょう。
1. エクセルを開く
2. 「オプション」を左クリック
3. 「アドイン」を左クリックして「設定」を選択
4. 「有効なアドイン」のボックスで無効にしたいアドインからチェックを外す
5. 「OK」のボタンを左クリック
現在使用しているエクセルのバージョンでバグが発生して、フリーズすることもあります。このパターンではエクセルを最新バージョンへアップデートすることで改善が可能です。
エクセルのアップデート方法は以下の手順で行えます。
1. エクセルを開く
2. 「ファイル」のタブを左クリック
3. 「アカウント」を左クリック
4. ウィンドウ右側にある「更新オプション」を左クリック
5. 「今すぐ更新」を左クリック
同時に起動しているソフトの数が多いせいで、エクセルがフリーズするパターンも珍しくありません。パソコンの搭載メモリが小さいほど、同時に起動できるソフトは少なくなります。メモリ容量に見合っていない数のソフトを同時に動作させると、パソコンの処理が追いつかずフリーズを招きます。そのため、同時に使用しているソフトを減らす方法も試してみましょう。
★エクセルがフリーズして起動しない場合の対処法は、以下の動画でもご覧できます。
Wondershare Repairitで破損したファイルを修復する
ガイド>エクセルがフリーズした応答なしの状態になると、利用していたファイルが破損する場合があります。
● 専門的な修復ソフト-Repairitで修復
● 「開いて修復」で修復
それぞれの方法を解説します。
エクセルファイルを修復するおすすめの方法は、「Repairit」を使うことです。
RepairitはWondershareが提供するファイル修復ソフトで、たったの3ステップで破損したエクセルファイルを復元できます。Repairitは1億5000万人以上のユーザーが利用するほど修復率が高いので、信頼性は抜群です。修復手順もたったの3ステップとわかりやすく、スムーズにエクセルファイルを復元できるでしょう。
Repairit最新バージョンではAI技術を駆使した古い写真の復元、白黒写真をカラー化などの新機能が追加されたので、ぜひ無料でダウンロードして体験してみてください!
「Wondershare Repairit」を起動した後、「その他の種類の修復」タブから「ファイル修復」を選択します。そして「+追加」ボタンをクリックして、断片化されたエクセルファイルを追加します。
断片化されたファイルを追加できたら、右下の「修復」をクリックします。そうすると、修復作業が始まります。
修復完了すると、修復されたファイルをダブルクリックして修復できたファイルをプレビューできます。そして、「保存」ボタンをクリックして、修復できたファイルを保存します。
(*ファイルをプレビューできない場合もあります。この場合、直接的にパソコンに保存してファイルを開いてみてください。)
以上簡単な操作で断片化されたファイルを修復するが可能です。
また、このソフトを使うことで、動画、写真の修復にも対応しています。ぜひお試しください。
エクセルでは「開いて修復」という機能があり、これを使うと破損したファイルを修復できる可能性があります。
「開いて修復」は以下の手順で利用できます。
1. エクセルを起動する
2. 「開く」を左クリック
3. 表示されるウィンドウで破損しているエクセルファイルを選択
4. 「開く」のボタンの右側にある矢印ボタンを左クリック
5. 「開いて修復する」を左クリック
ただし、フリーズしたときの編集データが失われる恐れがあるので注意が必要です。
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内野 博
編集長