PCで最近削除した項目を復元する方法

不要なデータを削除する時、保存したいデータも削除されるという誤削除がよく見られます。重要なファイルを復元するために、復元方法を把握しなければなりません。今回は削除したデータがどうなっているのか、また、どうすれば復元できるかを述べます。
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内野 博

Oct 20, 2023 • カテゴリ: ファイル復元・修復

うっかり消しちゃいけないファイルを消してしまった、最近消したファイルが実は必要なもので困ってしまった。なんてことはありませんか?もしかしたらそのお悩みを解消できるかもしれません。本記事では削除したデータがどうなっているのか、また、どうすれば復元できるかを述べていきます。もしお困りでしたら是非参考になさってください。


Part1:PCで誤って削除した項目を復元できないのはなぜですか

PCで些細な間違えでデータを消してしまうことは意外とよくあります。例えばゴミ箱からファイルを消した場合、実はファイルはまだパソコン内に残っています。それではなぜ取り戻すことができないのかと言うと、このデータは不要なデータ扱いとなっておりアクセスするためのリンクが消された状態になっているためです。そしてこのデータ部分は他のデータが上書きして使う領域となっています。つまりこのデータ部分が上書きされない限りはアクセスする手段さえあれば復元させることは一応可能です。

また、よくある例としてカット&ペーストに失敗した結果データが消えてしまった。なんてこともあると思いますが、この場合は対処が難しいかもしれません。

まずカット&ペーストがどういった処理が行われるか説明すると、カットされたデータはシステム内のクリップボードの領域に移動され、ペーストを行うことでクリップボード内のデータが指定した場所に転送されます。ここで使われているクリップボードとはシステム内部にある共有メモリで異なるアプリでのデータの転送を可能にしています。ですがこの領域はコピーや切り取りを行ったデータを一時的に保存させるものでしかなく、シャットダウンを行えば消えてしまいますし別のデータをを保存させたら上書きされてしまいます。元のデータが消えてしまった場合はバックアップがなければ復元が難しいでしょう。 

Part2:PCで最近削除した項目を復元する方法

・Windowsの場合

バックアップで復元する方法を述べていきます。Windows10では定期的に自動的にバックアップを取る機能もあるので、設定した方はこちらで目当てのデータがバックアップされているのか確認するといいと思います。

「スタート」→「設定」→「更新とセキュリティ」を選択
「バックアップ」を選択し、「その他オプション」をクリック
「関連設定」の欄で「現在のバックアップからファイルを復元」を選択、ファイル履歴が開かれバックアップされた日時ごとに、ファイル表示されます。復元したい日時とファイル、フォルダーを選択してすれば終了です。 

・Macの場合

Time Machineのバックアップを利用して復元する方法です。Time MachineはMacに搭載されている復元システムで、予めとってあったバックアップを用いてデータを利用して復元します。

外付けHDDが必要になりますが、過去 24 時間分の毎時間のバックアップ、過去 1 か月分のバックアップ、過去の全ての月の 1 週間ごとのバックアップを自動的に作成してくれます。

とってあるバックアップは「Finder」→「アプリケーション」→「Time Machine」の手順で確認が出来ます。

・データ復元ソフト

MacとWindowsでの復元方法について述べていましたが、基本的にバックアップとは事前に準備しなければ利用できないものです。バックアップ機能を事前に利用している方はPCを利用している方の中でも少ないと言われており、基本的にはあまり頼れない手段なのかもしれません。ですのでそのような場合はまだPC内に残っているデータをサルページする必要があります。

こちらではRecoveritをおすすめさせていただきます。Recoveritは2003年に発売されて以降は160ヶ国以上で500万人以上の多くのユーザーに利用されているデータ修復ソフトです。わずか3ステップで復元できる簡潔な操作と高い復元率が評価を受けており、全てのデバイスで利用できます。無料体験版があるため実際の操作を確かめることができますし、慣れていない方でも安心して扱えるでしょう。

最近削除した項目を復元(Win版) 最近削除した項目を復元(Mac版)

以下は、「Recoverit」 で間違って消してしまったファイルやフォルダを復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択

パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。

スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

復元したいフォルダを選択

ステップ2 パソコンの消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。

スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。

復元されたいフォルダをスキャン

ステップ3 パソコンの消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

復元したいフォルダ・ファイルをプレビュー

以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧USBデータ復元フォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。

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