パソコンのOSがWindowsを使用していればデータを削除すると、お使いのパソコン上から消えてしまうのではなく、いったん「ゴミ箱」という場所に移動されます。その後、ゴミ箱からデータを再度削除すると、完全に削除される仕組みになっています。パソコンの設定や削除の方法によっては、一度で完全にデータが消えてしまう場合もありますが、基本的には一度の削除ではデータは完全に消えないようになっています。
誤ってゴミ箱からデータ削除してしまったり、不要と思って消したデータが後になって必要になってしまったりすることもあります。そんなとき、なんとかしてゴミ箱から完全に削除してしまったデータを復旧したいところですが、ゴミ箱から削除してしまったデータを復元することは実際には大変な作業です。
そこで今回は、ゴミ箱から削除してしまったゴミ箱復旧が期待できる方法をいくつかご紹介します。不測の事態に備えて知っておいて損はないでしょう。
パソコンのゴミ箱データ復旧は簡単にできますが、「ゴミ箱を空にする」の操作を実施して、ゴミ箱から完全に削除してしまった場合は、通常は復元することはできません。 そんな時は、データ復元ソフトを使用すれば、削除してしまったデータやファイルなども復元させることができます。
今回は、Wondershare社の 「Recoverit」 をご紹介します。
使用上の注意としては
上書きされる可能性があるため、データを紛失したディスクには「Recoverit」 をインストールしない方がいいと思います。
注意:復元するデータの上書きを防ぐため、せっかく復元されたデータをまた、元の保存場所に保存しないでください。
ゴミ箱から削除したデータの復旧手順をご紹介します。
パソコンから「Recoverit」 を起動して、空きにしたゴミ箱からデータを復元するために、「ごみ箱」を選択してください。
Recoveritは自動的にデータのスキャンを開始して、ゴミ箱から完全に削除したデータをスキャンします。スキャンが終わったら、ファイルの一覧が表示されます。
目標ファイルを選択し「復元」ボタンをクリックすることでゴミ箱からデータを復元できます。
初心者の方でも簡単に操作ができると思います。しかし、復元する場合は有料版になります。
Windows Server 2003の機能の中には、「ボリューム・シャドウ・コピー・サービス(VSS)」というものがあります。 このVSSの機能を利用して、「削除してしまったファイルや、上書きしてしまったファイルの復元」を行うことができます。 それは、「共有フォルダのシャドウ・コピー」の機能です。ファイル・システムに加えられた追加や削除、変更などの履歴を定期的に記録しておくことにより、過去の任意の時点にファイル・システムの状態を回復して、削除されたファイルや上書きする前のファイルに復元させることができます。
しかしこの機能は、「復元ポイント」がないと使用不可です。 そして、この「復元ポイント」を作成するには事前に「システムの保護」を有効にしておかないといけません。
ゴミ箱から削除してしまったデータの復元は、難しくて個人ではできないと思っていた方も多いかもしれません。しかし、今では専用のデータ復元ソフトを使えば自分で行うことができます。
Wondershare社の「Recoverit」 は無料版から使用できます。 有料版では2種類の商品を選択できます。ダウンロード版で永久ライセンスは本製品を永久にご利用頂けて、無償でアップデートができます。 もう一つは年間更新ライセンスです。本製品を1年間ご利用いただけます。 2年目以降はお客様のクレジットカードから毎年自動的にお支払いいただくことになります。
注意する点は、年間更新ライセンスの自動更新の停止を希望される場合は、お問い合わせ窓口まで連絡します。お客様から自動更新の停止のご連絡があるまでは、毎年自動的に更新されます。
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内野 博
編集長