パソコンに転送した後再生できない？破損した動画ファイルを修復する方法

内野博

Apr 02, 2024 • カテゴリ: ビデオ・写真復元/修復

動画をパソコンに転送したら再生できなくなったことはよくあります。破損した動画ファイルは修復できますか。

最近はデジタルビデオカメラの低価格化と性能向上により長い時間の動画撮影が可能になりました。またスマホのカメラ機能も多機能になり、誰もが気軽に動画撮影を楽しめます。画質も4k対応等を謳って微細で鮮やかな映像を再生できるパソコンや機器も増えつつあります。

高画質な映像はデータ容量も大きくなり、それなりの撮影時間の長さと比例した記憶容量を必要とします。しかし、せっかくカメラに残した素晴らしい動画も、扱いが正しくないとデータが破損する事も起きてしまいます。

パソコン転送後動画を再生できない原因

動画の編集を始めるにはカメラ本体からパソコンへの転送作業があります。この時にメモリカードを介して行うものもあれば、USBケーブルで機器同士を繋ぐもの、中にはブルートゥースや無線LANを使うものもあり、どれが一番良いのかは用途によって変わってくるものでしょう。

この転送作業は安全に映像ファイルをパソコンへ移せれば問題ありませんが、場合によってはうまく転送がいかなくて再生が出来なくなる事があります。例えば、カメラの電源を切らないでメモリカードを抜くとファイルが破損してパソコンで読み込むことが出来なくなります。こういった事故的なミスを防ぐには普段から機器の扱いに慣れていくしかないのですが、いくらベテランな使い手でもやってしまうものです。

少しでも防ぐというなら外部の記憶装置にデータファイル原本バックアップを頻繁に行う事や、カメラ本体に原本ファイルが必ず残るような設定をするか、またはそういう設定が出来るカメラで撮影するのも手段です。さて転送後の映像ファイルがパソコンで読み込みや再生ができないという現象ですが、これもいくつかの原因があります。

メモリカード自体が脆いというのは案外多いもので、容量が大きいからと言って通販などでよく知らないメーカーの製品を買ってしまうと、数回抜き差しを行っただけで壊れます。カメラ自体にある程度の編集機能が付いていて、誤操作で削除したというのは、使用者の認識不足という事になるでしょう。

では破損した動画ファイル修復にはどうしたら良いのでしょう。大体の場合、動画が再生できない時はパソコンへの転送時に破損していると判断してください。

破損した動画ファイルの修復方法

パソコンで使うデータファイルというのはどこかに履歴が残っている場合があります。例えば、エクセル等のデータはMicrosoft Officeの保存機能が働き、突然電源が切れた場合も編集途中のデータが残っていることがあります。

映像ファイルが同じように履歴に残っているかは保証できませんが、試しにカメラ本体にメモリカードを戻し、電源を入れなおしてデータファイルの状態を確認してみましょう。案外にこれで修復できる場合もあります。それでも修復がされない場合は、修復プログラムを使うのも一つの手段です。

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