動画(mp4)を圧縮した後画質が落とした原因と修復方法

なぜ動画を圧縮すると画質が落ちるのか?本記事では、動画圧縮で画質が低下してしまう原因とその解決方法を紹介します。専用的な動画修復ソフトRepairitをおすすめします。

内野 博

Apr 02, 2024 • カテゴリ: ビデオ・写真復元/修復

子供の成長や友人との思い出をおさめた動画は、日々パソコンにたまっていき保存容量を圧迫します。これを解消するには、動画を圧縮してファイルサイズを小さくするのが有効です。しかし動画を圧縮した結果、想像以上に画質が低下してしまい、悲しい気持ちになったことがある人もいるでしょう。この記事では、動画圧縮で画質が低下してしまう原因とその解決方法を紹介します。

パート1:なぜ動画を圧縮すると画質が落ちるのか?

mp4動画を圧縮すると画質が落ちてしまう原因を知るには、まず「動画を圧縮する」とはどういうことなのかを理解することが大切です。動画圧縮は「エンコード」と呼ばれる作業に含まれます。エンコードとは、動画や音声などのデータを一定のルールにのっとって変換することです。エンコードの一つである圧縮では、視聴に問題のない範囲で情報を削ぎ落とし、動画や音声のファイルサイズを小さくしています。この時に重要になってくるのが圧縮時の各種設定です。

データのエンコードを行うソフトでは、データの圧縮時にさまざまな設定を変更できます。具体的には、動画形式、ビットレート、フレームレート、解像度などの設定を変換できます。このなかでも動画の画質の良し悪しに影響を及ぼすのがビットレートです。

ビットレートとは、1秒間の動画や音声に含まれているデータ量を示す値のことです。1秒あたりのデータ量が多い、すなわちビットレードが高いほど元データの再現率が高く、品質が高いということになります。そのため圧縮時にビットレートを低く設定すればするほど、1秒あたりのデータ量が減っていき、結果的に画質が低下してしまうのです。したがって動画画質落とさずに圧縮するには、圧縮後のファイルサイズを考慮しつつ、ビットレートを高めに設定する必要があるのです。

パート2:画質が落ちてしまった動画を修復する方法ー「Repairit」

動画の圧縮に関しては、ファイルを圧縮前の状態に戻せる可逆圧縮が一般的ではありません。なぜなら、動画ファイルは可逆圧縮だとサイズを十分に小さくすることができず、圧縮の効果を得られないからです。したがって、動画画質落とさず圧縮できなかった動画の画質を復活させるには、動画を修復するソフトを使う必要があります。

今回紹介する「Repairit」は、画質の低下など破損が見られる動画を簡単に修復できるソフトです。Repairitの魅力は幅広いニーズに対応しているところです。Repairitは、mp4だけでなくaviやflv、3gpやmovなど数多くの動画形式に対応しています。またCanonやNikonに代表されるカメラブランドだけでなく、各種スマートホンで撮影した動画も修復可能です。さらにRepairitはWindowsとMac両方に対応しています。このようにRepairitは、動画の破損に悩む多くの人のニーズに応えているのです。

また、Repairitには「高度修復モード」と呼ばれる機能が搭載されています。このモードなら深刻なダメージを受けた動画の修復も可能です。Repairitを活用すれば、他のソフトでは復元できなかった動画を修復できる可能性が高いです。さらにRepairitは、修復の進捗状況や修復しようとしている動画をプレビューして確認できることなどが優しい設計になっています。そのためRepairitなら、パソコンソフトの操作に不慣れな人であっても感覚的に操作できます。

さらにRepairitの最新バーションに追加された「AI動画補正」機能を利用すれば、修復した動画ファイルのノイズを除去し、画面を鮮明にすることができます。それに動画の画質を最大4Kに向上させて出力することもできます。ぜひこの機会にRepairitの最新バージョンを無料でダウンロードして、「AI動画補正」機能を体験してみてください。

無料ダウンロード Windows版 無料ダウンロード Mac版

以下は「Wondershare Repairit」で破損した動画を修復する手順です。

ステップ1  破損した動画ファイルを追加します。

「Wondershare Repairit」を起動した後、壊れた動画ファイルを追加して、右下の「修復」をクリックします。

破損した動画ファイルを追加

ステップ2  修復の完了を待ちます。

修復の完了を待ち

ステップ3  無料プレビューして修復された動画を保存します。

無料プレビューして修復された動画を保存

豆知識:動画の画質を落とさずに圧縮するには?

動画画質落とさずにmp4動画を圧縮するには、豊富な編集機能を備えたソフトを選び、ビットレートを高めに設定して行うのが基本です。前述したとおり、圧縮した動画の画質を左右するのはビットレートの値です。しかしビットレートを高めに設定して圧縮すると、どうしてもファイルサイズが大きくなってしまいます。ビットレートを高く保ったままファイルサイズを小さくするには、ビットレート以外の設定を調整したり動画を編集したりすると良いでしょう。これを実現するには、豊富な動画編集機能を備えた動画圧縮ソフトが必要です。

たとえば、動画編集を行う人に広く知られている「AviUtl」は、画質を落とさずに動画を圧縮したいときに適したソフトの一つです。さまざま機能が備わっているため、AviUtlはプロ並みの動画編集ができるとして人気があります。AviUtlは高機能ゆえにカスタマイズできる項目が多いので、パソコンソフトに不慣れな人は戸惑うかもしれません。しかしこだわりを持って動画編集・圧縮をしたい人には適したソフトといえるでしょう。

Repairitと同じ会社が提供する「UniConverter」も画質を落とさずに動画圧縮したいときに適したソフトです。UniConverterは、動画圧縮ソフトとして豊富な機能を備えていることに加えて、1,000を超える動画や音声の形式に対応しています。またRepairitと同じく感覚的に操作できるので、パソコンソフトの扱いに慣れていない人でも手軽に扱えるのがUniConverterの強みです。

画質を落とさずにmp4動画を圧縮するには、圧縮時の設定、特にビットレートに注意して作業を進めましょう。万が一圧縮した動画の画質が低下してしまったら、Repairitに代表される動画修復ソフトを使って画質を回復させると良いでしょう。諦めず修復にチャレンジすれば、思い出のつまった動画も以前のような鮮やかさや鮮明さを取り戻してくれるはずです。

破損した動画ファイル修復ソフト

Wondershare Repairit - 動画修復ソフト

  • Windows/Macで再生できない、破損した動画ファイルを修復
  • MOV、MP4、M2TS、MKV、MTS、3GP、AVIなど多種類の形式に対応
  • 撮影中、記録中、転送中、編集中、変換中、処理中に破損した動画を修復
  • Canon、Nikon、Sony、GoPro、DJIなどカメラで撮影された動画を修復
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