NASとは、ネットワーク接続が可能なハードディスクのことです。一台あれば家族や職場でファイルを共有でき、データをスムーズに転送できます。
今回はNASについて、HDDとの違いや選び方、おすすめのNASを10選紹介します。また、NASのデータが削除された場合に便利は、データ復元ソフト「Recoverit」がおすすめです。ぜひご活用ください。
NASと普通のHDDの違いについて解説します。簡単に言うと、2つの大きな違いは「ネットワーク接続を利用するかどうか」です。どちらも同じHDDですが、NASはネットワーク接続を利用します。
たとえばNASは、一般的なネットワークであるWi-Fiを経由してデータを送受信する仕組みです。対して普通のHDDは、ネットワークに接続できないため、使用する際はパソコンやスマホ本体とUSBケーブルで接続し経由する必要があります。
ネットワーク接続が可能になると、さまざまなメリットが生まれます。以下はNASのメリットです。
またNASにもデメリットがあり、逆にそのデメリットを補えることこそが普通のHDDのメリットでもあります。そのため利便性に長けたNASと普通のHDDは、うまく使い分けが必要です。以下にNASのデメリットを記載します。
非常に利便性に優れているNAS。手持ちの複数のデバイスや、複数人でデータ共有する道具として優秀です。早速、NASの購入を検討している方もいるでしょう。しかしNASには、さまざまなタイプがあります。あまりに性能の高いものを選んでしまうと、オーバースペックになる可能性も考えられるでしょう。NASの選び方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
NASのタイプは「HDD内蔵型」と「NASキット」の2種類です。2つの大きな違いは「HDDが一体型となっているかどうか」ですが、その違いが性能や初期費用などに大きく影響します。それぞれ見ていきましょう。
あらかじめHDDが内蔵されているNASです。簡単に初期設定ができ、購入してから使えるようにするまで、短時間の作業で導入できます。また別途HDDを購入する必要がなく、初期費用が抑えられることも嬉しいポイントです。主に家庭用としてNASを導入したい方におすすめします。
NASキットはHDD内蔵型と違い、複数のHDDを設置できるタイプです。別途で用意したHDDを挿入すれば、簡単にNAS本体の容量を増設できます。もちろん、取り外したHDDは「普通のHDD」として物理的に使用することも可能です。「複数のデバイスや複数人からデータをバックアップし、取り外して管理する」といった方法もできます。
NASキットは内蔵型に比べて性能が高い反面、設定が複雑です。またNASは複数のHDDを挿入して、はじめて真価を発揮します。HDDを別途準備する必要があるため、内蔵型と比べて高額な初期費用がかかるでしょう。
NASの性能はさまざまあります。購入前に把握しておかないと、思い通りの動作ができなかったりデータが保存できなかったりするでしょう。主に注目するべき性能を3つ紹介します。
RAID機能とは、データの安全性や保存の高速化に関わる機能全般のことです。複数のHDDを一つのドライブとして認識することで、より便利で円滑にデータを利用できます。RAID機能には複数の機能があり、それぞれ「RAID0」や「RAID1」などと表現されています。いくつか簡単に解説するので、ぜひ購入時の参考にしてください。
NASのRAID機能は、以下の性能があります。
※4台搭載の場合は1台×2の二組、2台搭載の場合は1台×2の一組で対応する
※4台搭載の場合のみ、2台×2の二組で対応する
DNLAとは、要するに「マルチメディア」のことです。マルチメディアに対応していなければ、データを共有できても使えないトラブルが発生します。「パソコンの動画をNAS経由でテレビに転送して視聴する」といったときに必要な機能です。さまざまなデバイス、データを取り扱う方は、ぜひチェックしておきましょう。
「DTCP-IP」「DTCP+」は、テレビ番組を録画する方におすすめする機能です。著作権保護のかかったデータは、「DTCP-IP」や「DTCP+」に対応していなければ再生できません。テレビ番組の動画データは、著作権保護が厳しくかかっています。ほかにもインターネット上の動画や音楽にもかかっている可能性があるので、気にせず視聴したい方は「DTCP-IP」「DTCP+」対応製品を選びましょう。
シンプルでコンパクト、低価格。初心者のNAS導入におすすめ。
(画像はイメージです。)
設定が簡単で使いやすいインターフェースが特徴。低価格で入手しやすい。
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高性能CPUと多機能性が特徴。4Kメディアストリーミングが可能。
多数のRAIDオプションに対応可能。デュアルコアプロセッサーにより高速でファイルの転送ができる。
低価格で入手しやすく、低消費電力。現代的でスタイリッシュなデザインが魅力。
ハードウェアトランスコーディングに対応。エントリーレベルながら高性能なCPUを搭載している。
初心者向けに作られた簡単モデル。購入してから導入までがスムーズに実行できる。
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10GbE LANポートに対応している。拡張性に優れており、メモリやストレージを簡単にアップグレードできる。
多数のアプリケーションや機能に対応可能。4Kメディアストリーミングにも対応している。
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大規模なデータセットを扱える高性能CPUを搭載。リモートアクセスに対応している。
NASは普通のHDDと違い、ネットワークを経由させることでデータ転送の利便性に優れたHDDです。自宅や会社に1台あれば、ファイルの共有からバックアップまで実行してくれます。
もしもNASのHDDやパソコンからデータが消えてしまったときは、データ復元ソフト「Recoverit」がおすすめ。簡単な操作で、あらゆるデータを復元します。誤った操作で削除してしまった場合や、トラブルで消えてしまったときなどにご活用ください。安全で安心のもと、データを管理しましょう。
Recoveritをダウングレードしインストールます。そして、ソフトを起動します。その後、左側のサイドバーから「NASとLinuxのデータ復元」を選択します。そして「NASの復元」ボタンを押します。
リモート接続を確立するために必要な情報を入力して下さい。 完了したら、「接続」をクリックします。 接続が成功するまで少々お待ちください。 完了すると、RecoveritはNASデバイスで失われたファイルをスキャンします。
スキャンが完了した後、Recoveritを使用してファイルをプレビューし、復元したいファイルを確認できます。 次に、「復元する」をクリックして、ファイルを保存します。
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内野 博
編集長