NASにパソコンのデータをバックアップする方法

NASはネットワーク上で共有されるため、複数の端末からアクセス可能であり、重要なデータの保管に適しています。NASに定期的にバックアップを実施することで、データの損失を防止することができます。

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内野 博

Apr 12, 2023 • カテゴリ: ファイル復元・修復

無線でデータを保存できる便利なNAS。NASを上手く活用すると、データのバックアップができる点に加えてファイル共有もスムーズに行えます。無線と聞くと操作が難しいと感じるかもしれませんが、導入さてバックアップなどの手順を覚えれば簡単に使いこなせるでしょう。

本ページでは、NASにパソコンのデータをバックアップする方法を紹介します。


NASでパソコンのデータをバックアップする利点

NASを利用する第一目的は、パソコンをはじめとしたデバイスの保存データのバックアップを取ることです。バックアップをするだけなら普通のHDDでもできますが、NASには以下3つのメリットもあります。

NASはネットワークに接続してデータを保存するデバイスです。そのため、同じネットワークに接続しているデバイスからなら、NASに保存しているデータの利用が可能です。

また複数のデバイスがNASにデータをバックアップできるので、共有ストレージとして利用できます。さらに外出先からでもNASに保存しているファイルを利用でき、外に外付け記憶媒体を持っていく必要がありません。

NASにパソコンのデータをバックアップする方法

NASにパソコンのデータをバックアップする方法は、どのNASを利用するかで異なります。本ページでは、BuffaloのNASを例にしてバックアップの方法を解説します。基本的な設定の流れはどのNASも似ているので、参考としてご覧ください。

NASの導入設定

NASにパソコンのデータをバックアップするには、まずNASを導入するための設定が必要です。設定をするためには、パソコンに利用するNAS専用のソフトウェアをインストールする必要があります。

  1. 公式サイトへアクセス
  2. 使用するNASの型番を検索
  3. 検索結果から利用するNASの型番を探す
  4. 利用するNASの型番の項目で「ソフトウェア」を左
  5. 「NAS Navigator2」クリック
  6. ダウンロードしたファイルをダブルクリックのうえ、表示される指示に沿ってインストール

次にNASの電源を入れたうえで、専用ソフトを起動します。

起動したら利用するNASのアイコンを右クリックして、「Web設定画面」を左クリックしてください。

NASの導入設定

※引用元

「ログインユーザー名/パスワードを入力」のウィンドウが表示されたら、以下の通りに入力して「OK」を左クリックします。

NASの導入設定

※引用元

ホーム画面が表示されたら、各項目の設定を行います。

NASの導入設定

※引用元

まず「初期設定」を選択して、以下の3つを設定してください。

外出先からNASにアクセスしたい場合は、「Webアクセス」の項目をオンにしておきましょう。

導入後のバックアップ方法

NASの導入後すぐに自動でバックアップされるわけではなく、共有フォルダの作成が必要です。共有フォルダを作成したうえで、パソコンからデータ移行が可能になります。

共有フォルダの作成

パソコンのデータをバックアップするには、NAS上で共有フォルダを作成する必要があります。専用ソフトウェアのホーム画面で「詳細設定」を左クリックして、「ファイル共有」を選択します。

そして「共有フォルダー」の項目にある設定アイコンを左クリックしてください。

NASバックアップ方法

※引用元

次の画面で「共有フォルダーの作成」をクリックして、表示されたウィンドウでフォルダー名や各設定を行えばOKです。

NASバックアップ方法

※引用元

共有フォルダへのバックアップ設定

共有フォルダが作成出来たら、以下の手順を行います。

  1. スタートボタンを左クリック
  2. 「Windowsシステムツール」を左クリック
  3. 「コントロールパネル」を左クリック

NASバックアップ方法

コントロールパネルが表示されたら、「システムとセキュリティ」にある「ファイル履歴でファイルのバックアップコピーを保存」を左クリックしてください。

NASバックアップ方法

次の画面で左側にある「ドライブの選択」を左クリックします。

NASバックアップ方法

そして「ネットワークの場所の追加」を左クリックして、ダイアログボックスが表示されたらNASの導入時作成した共有フォルダを選択して「フォルダーの選択」を左クリックしてください。

NASバックアップ方法

すると選択できるドライブ一覧にNASの共有フォルダが追加されます。ドライブ一覧で共有フォルダを選び「OK」を左クリックしてください。最後にコピー先として指定した共有フォルダが表示されているのをチェックして、「オンにする」を左クリックすればOKです。

以上の設定をしておくと、自動でパソコンのファイルがNASへバックアップされます。

NASにばバックアップしたデータが消えてしまった場合の対策

パソコンのデータをNASへバックアップしておくと安心ですが、突然のエラーでファイルが消える場合があります。そのため、バックアップに加えて別の対策が必要です。対策の1つとして別の記憶媒体へのバックアップが挙げられますが、費用がかかるのでおすすめできません。もう1つの対策として挙げられるのが、データ復元ソフト「Recoverit」の利用です。

「Recoverit」はパソコンや外付け記憶媒体から消えたデータを復元できるソフトなので、万が一の備えとして有効です。「Recoverit」が対応しているデバイスは2000種類以上で、最新バージョンでは「NASとLinuxのデータ復元」機能が追加されました。データ復元の成功率は95%以上と高性能で、操作手順は3ステップだけと簡単です。

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「Recoverit」でNASの削除したデータを復旧・復元

ステップ1「NASの復元」を選択します。

パソコンからRecoveritを起動します。起動できた後、左側のサイドバーから「NASとLinuxのデータ復元」を選択します。そして「NASの復元」ボタンを押します。

場所を選択

ステップ2 NASデバイスを接続します。

リモート接続を確立するために必要な情報を入力します。 完了したら、「接続」ボタンをクリックします。 接続が成功するまでしばらくお待ちください。 完了すると、RecoveritはNASデバイスで失われたデータをスキャンします。

ファイルをスキャン

ステップ3スキャンしたファイルをプレビューして復元します。

スキャンが完了すると、Recoveritを使用してファイルをプレビューし、復元したいファイルを確認できます。 次に、「復元する」ボタンをクリックして、ファイルを保存します。

ファイルを復元

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