メールを削除&復元

内野 博

Sep 21, 2023 • Filed to: メール復元

最近友人からこの質問を受けて、非常に多くの人がGmailやOutlookでメールを誤送信してしまうことに気付きました。これらのメールサービスの良い点は、一定時間のうちは送信済みの電子メールを取り消せることです。つまり、「さっき、うっかり違うメールを送っちゃった！」という場合でも、GmailやOutlookの機能を使って、それを取り消してしまえます。
この記事では、GmailまたはOutlookで、送信済みのメールを取り消したり、削除したりする方法をお伝えします。

パート 1: Gmailでメールの送信を取り消すには

Gmailには、送信ボタンを押してから最大30秒まで、その送信を取り消せる機能が搭載されています。
この機能はアカウント設定から有効にでき、実際に送信を取り消すのも簡単です。以下の文で、その方法を説明します。

ステップ 1: Gmailのアカウント設定に移動する

まず、Gmailのサイトにアクセスしてアカウントにログインし、右上隅にある歯車のアイコンをクリックします。ここで「すべての設定を表示」を選択し、設定画面へ移動します。

ステップ 2: 送信取り消し機能を有効にする

設定画面が表示されたら、上部の[全般]タブに移動します。少しスクロールすると「送信取り消し」があるので、ここで「送信取り消しを有効にする」にチェックを入れるだけです。
Gmailのバージョンによってはこの切替機能がないこともあります。その場合は、下記の取り消し時間の選択に進んでください。

続いて、送信を取り消せる時間を選択します（5、10、20、30秒など）。
最後にいちばん下にある[変更を保存]ボタンをクリックすれば、設定完了です。

ステップ 3: Gmailで送信済みメールを削除する

さあ、送信取り消し機能を設定できたらさっそくテストしてみましょう。適当なメールを作成して[送信]ボタンを押すと、画面上部にこのような通知が届きます。

ここで[取り消し]ボタンをクリックすると、メールの送信を取り消すことができます。こうして取り消したメールは、下書きフォルダに移動し、相手に届くことはありません。
ただし、この[取り消し]ボタンが表示されるのは、ステップ 2で設定した時間（5〜30秒）の間だけです。

[取り消し]ボタンをクリックせずに設定時間が経過した場合にはメールを取り消すことはできませんが、「送信ボタンを押した瞬間にハッと気付いた」という状況では、とても役に立つ機能です。

パート 2: Outlookでメールの送信を取り消すには

Outlookでも同様に送信済みのメールを取り消すことができます。
Outlookでの取り消し手順はGmailとは少し異なり、相手がそのメールを読んだり開いたりしない限りは送信したメールを取り消せるといった特徴もあります。

• Outlookでメッセージ取り消し機能を使うには、アクティブなMicrosoft Exchangeアカウントが必要です。
• 現在メッセージ取り消し機能を使えるのはデスクトップアプリ版のみです。ウェブ版からは使えません。
• Azure Information Protectionによって保護されているメールは、Outlookから取り消すことはできません。
• 受信者がすでにメールを開いたり保存したりしていた場合、そのメールを取り消すことはできません。

Outlookで送信済みメールを取り消す方法は、次のとおりです。

ステップ 1: 取り消したいメールを開く

まず、コンピューター上でOutlookアプリケーションを起動し、取り消したい送信済みメールを探します。見つかったら、そのメールをダブルクリックして開きます。

ステップ 2: 取り消しアクションを使用する

Outlook アカウントでメールを開いたら、左上隅の[メッセージ]タブを表示します。それから、ツールバーの[アクション]をクリックし、[メッセージの取り消し]ボタンを選択します。

ステップ 3: メールを削除または置換する

まだメールを取り消せる場合には、２種類の対応が行えます。このメールを削除するか、新しい文面に置き換えるか、です。
「置き換える」を選択するとメッセージの下書き画面が表示され、メールを新しい内容に書き換えることができます。

この後、メールの取り消し・修正の成否がわかる通知メールが届きます。複数の宛先に送ったメールを取り消したときには、相手別に状況がわかります。

パート 3: GmailやOutlookで、送信済みメールを削除するには

このように、GmailやOutlookで送信済みのメールを取り消すのは非常に簡単です。
ただ、それだけではなく、空き容量を増やしたりアカウントを整理したりするために、GmailやOutlookで過去に送ったメールのデータを削除したいということもあるでしょう。

Gmailで送信済みメールを削除するには

Gmailアカウントにログインし、サイドバーから「送信済み」フォルダーに移動すると、送信済みメールの一覧が表示されます。この中から削除したいメールを選択し、ツールバーのゴミ箱アイコンをクリックします。
これで、送信済みのメールがゴミ箱フォルダーに移動し、削除されます。

Outlookで送信済みメールを削除するには

Outlookの場合も同様で、送信済みメールを削除したいときには、まずアカウントにログインします。その後、サイドバーから 「送信済みアイテム」フォルダーに移動し、削除したいメールを選択します。最後に[削除]ボタンをクリックすると、送信済みアイテムからメールが削除されます。

さらに役立つヒント：Wondershare Recoveritを使って、削除済みのメールを復元するには

GmailやOutlookを使って、送信済みのメールを簡単に取り消し・削除できることがわかりましたね。ただ、うっかりして必要なメールまで削除してしまうことがあるかもしれません。そんなときには、Wondershare Recoveritで、消えたメールを取り戻せます。

• Wondershare Recoveritは、特別な知識なしに使える、シンプルで効果的なデータ復元用アプリケーションです。
• 特定のフォルダ内のデータを復元することも、パーティション全体、ドライブ全体からファイルを復元することも可能です。
• 復元したデータをカテゴリ別に自動で分類・リストアップするのに加えて、個々のファイルのプレビュー機能も備えています。
• メール、音楽、画像、ドキュメント、動画、その他さまざまなデータ形式に対応しています。
• 業界で最高レベルの復元率を誇り、あらゆるデータ損失シナリオ（ドライブを誤って削除してしまった、フォーマットしてしまった等）でのファイル復元をサポートします。

お疲れさまでした！本記事では、GmailやOutlookで送信したばかりのメールを取り消す方法や、過去に送信したメールを削除する方法をご紹介しました。
また、なくなってしまったメールを取り戻す方法も合わせてお伝えしました。
もしものときに備えて、便利で高性能な復元ソフト、Wondershare Recoveritをダウンロードしておくのはいかがでしょうか？