Outlookで、突然メールが受信できない原因と解決策を解説します。Outlookメールは、世界でも高い使用率を誇るMicrosoft社のメールソフトです。もしもメールを受信できないと、コミュニケーション手段が断たれ、非常に不便な思いをするでしょう。
具体的な解決策は5つ。また、間違ってメールが破損・削除してしまった場合はRepairit for Emailが便利です。それでは見ていきましょう。
Part1：Outlookでメールが突然に受信できない原因
まずはOutlookで突然メールが受信できない原因を探りましょう。原因は非常にさまざまです。簡単な操作や設定のミスからはじまり、修復が難しいウイルス感染やプログラムのエラーなどがあります。原因によって対処する解決方法も異なるため、原因の調査を怠ってはなりません。よくある原因を解説するので、それぞれチェックしてみましょう。
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原因1.相手の送ろうとしているメールの容量が制限を超えている
メールが受信できないのは、自分だけが原因ではありません。実は相手のメールが原因で、受信できていない場合があります。Outlookメールは1通のメールを送信するときに容量制限があり、上限を超えると送信できない仕組みです。
容量制限について知らないと、相手は「確かにメールを送ったはず」と確信してしまいます。さらに自分は「受信できないのはこちらに原因がある」と疑ってしまうため、いつまでたっても受信できません。まずは相手が送信したメールの情報を詳しく聞くことが重要です。あまりに容量の大きいファイルが添付されていた場合、未送信になっていないかチェックしてもらいましょう。
原因2.迷惑メールに振り分けられている
Outlookのメールが受信トレイではなく、迷惑メールトレイに保管されている可能性があります。この場合、メールの受信は完了している状態。しかし保管先が受信トレイでないため、勝手な思い込みから勘違いしているパターンです。
迷惑メールは、プログラムに少しでもウイルスメールや詐欺メールと疑われた場合に振り分けられます。相手からのメールが以下のような場合、迷惑メールに振り分けられている可能性があるでしょう。
- 信頼性の低いメールアドレス(またはドメイン)
- 不審なURLが記載されている
- 空メールなど、情報の薄いメール内容
そのほかにも、自分でブロック設定や振り分け設定を実行した場合にも振り分けられます。相手のメールだけが原因ではありません。迷惑メールに振り分けられるときは、Outlookメールの受信設定をチェックしましょう。
原因3.セキュリティソフトが干渉してメールの受信を妨害している
セキュリティソフトが干渉し、その影響でメールの受信ができない場合があります。セキュリティソフトは、通常パソコンのウイルス感染を防ぐ便利なソフトです。ウイルスの危険性があるファイルを検知し、ユーザーに報告。素早く対処してくれます。
しかしセキュリティソフトは、その強固なセキュリティからメールの受信を拒否する場合があります。添付ファイルやアドレスに危険性があると判断し、自動で対処するためです。セキュリティの強さは、各セキュリティソフトの設定でしか変更できず、変更方法も異なります。もしもOutlookのメールが受信できないときは、セキュリティソフトの設定を見直してみましょう。
原因4.ハードディスクの故障
ハードディスクが故障すると、突然Outlookメールが開けなくなります。Outlookメールのメールファイルを保管している場所は、ハードディスクが標準です。もしもハードディスクが何かしらの原因で故障した場合、同時にメールファイルの保管場所にも影響があります。
ハードディスクが故障する原因も非常に多く存在するため、一概に断定できません。主な原因としては、衝撃や水濡れ、経年劣化などの物理的破損。ハードディスクのプログラムに不具合を生じさせるウイルス感染や設定ミスなどの論理的破損があります。
厄介なのは物理的に壊れてしまった場合です。専門の知識と道具をもった業者でしか対応できません。大事なメールファイルが復活することを信じ、急いで業者に依頼しましょう。
Part2：Outlookでメールが突然に受信できないときの解決策5つ
Outlookで突然メールが受信できないときに試してほしい解決策を5つ紹介。前述でも少し紹介しましたが、さらに詳細な原因を取り上げつつ解決策を解説します。いつまでも受信できないと、仕事だけでなく私生活でも不便です。コミュニケーションツールのOutlookメールだからこそ、常に正常に使える状態にしましょう。それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
解決策1：送受信グループの設定をチェックする
「送受信グループの設定」では、現在のグループで送受信を可能にするかどうかを設定できます。グループ設定がオンの状態でないと、送信も受信もできません。設定方法は非常に簡単なので、メールの受信および送信できないときに試してみましょう。また「送受信グループの設定」のデフォルトはオン、つまり送受信可能な状態です。
送受信グループの設定をオンにする方法は、以下の手順です。
手順1.Outlookの「ファイル」から「オプション」を選択する
手順2.「詳細設定」から「送受信」を選択する
手順3.「送受信グループ」から「このグループを送受信に含める」にチェックすると完了
解決策2：迷惑メール設定を解除する
受信したメールが迷惑メールトレイに保管されてしまうと、大事なメールを見落とす可能性があります。本来、受信トレイに保管されるべきメール。しかし何かしらの原因で、迷惑メールトレイに振り分けられる場合があります。毎回迷惑メールトレイに振り分けられると、管理も大変でしょう。
迷惑メールを通常のメールと認識させ、受信トレイに保管させる方法は非常に簡単です。迷惑メールとして受信したメールを右クリックし、「迷惑メールではないメール」を選択すると解除できます。
解決策3：メールの仕分けルールを変更する
迷惑メールトレイの場合と同じですが、複数の受信トレイを作成している方はメールの仕分けルールを変更すると受信できます。たとえば「会社用」「取引先用」「プライベート用」に分けている場合で見てみましょう。この場合、『取引先の会社名やアドレスの情報があれば「取引先用」トレイに受信する』といった仕分けルールを適用。仕分けルールに該当しないときは、受信トレイに保管されます。
もしも正確に振り分けられていないときは、仕分けルールが曖昧な場合がほとんどです。アドレスや署名に含まれる会社名や電話番号などの固有名詞を登録しておくと、上手く振り分けられます。
メールの仕分けルールを変更する方法は、以下の手順です。
手順1.Outlookの「ホーム」を選択する
手順2.「ルール」から「仕分けルール設定と編集」を選択する
手順3.仕分けルールを変更、または削除する
手順4.再度「送受信」を選択すると完了
解決策4：セキュリティソフトを無効にする
セキュリティソフトがOutlookに干渉しているときは、セキュリティソフトを無効にすれば受信が可能です。メールを受信できない解決策としても使えますし、原因を特定する方法としても使えます。
注意するべきは、あくまでセキュリティソフトを「無効化」する方法ということです。セキュリティソフトは、パソコンを脅威から守るために存在するソフトです。いきなりアンインストールすると、パソコンを守るものがなくなってしまいます。セキュリティソフトが受信できない原因と判明し、「無効」設定が有効だった場合に限り検討しましょう。
セキュリティソフトを無効にする方法は、各ソフトによって異なります。セキュリティソフトの説明書や公式ホームページ、ソフト画面をチェックしましょう。
解決策5：通信回線の速い環境に移動する
通信回線の速度を見直してみると解決する可能性があります。パソコンに少しでも詳しい方なら、非常に単純で初歩的なため「それくらい気をつけているから大丈夫」と感じるでしょう。しかし自分で思っている以上に、回線速度がメールの受信に影響している場合があります。
というのも、いくら快適な通信速度だとしても、相手から送られてくるメールの容量によってなかなか受信できない場合があるためです。「送受信」をクリックして1秒で受信するメールもあれば、1分以上かかるメールもあります。通信速度とは、処理容量に対する速度のことです。受信できないと感じる場合は、通信回線の速い環境に移動しましょう。「送受信」をクリックして数秒後に受信できる場合があります。
オススメの環境は、以下のとおりです。
- 自宅のWi-Fiスポット
- 電子レンジから離れている場所
- 国内規模で回線の使用率が低い時間帯
- 人の混雑していない場所
- 山奥でない場所
- 電波を遮るものがない場所
回線の使用率が低い時間帯は昼間です。昼間は通信使用率が集中するため、通信速度が低下する傾向にあります。
豆知識:Outlookで削除されたメールを復元する方法
Outlookでメールを受信できない問題に対処しているとき、メールを削除してしまった場合は専用のソフトで復元できると安心です。Outlookメール専用の復元ソフトWondershare Repairit for Emailは、誰でも簡単な操作で素早くメールを復元します。わかりやすい操作性に、PSTやOSTファイルなどのあらゆるメールファイルを復元できる機能性は非常に便利でオススメです。
また、メールに添付されているファイルも復元します。復元する容量に制限はありません。仕事用の大容量資料ファイルや、プライベート用の動画ファイルなども元通りに復元します。Outlookメールのトラブルに対処するときは、ぜひ活用してください。
Wondershare Repairit for Emailは簡単な3ステップだけで削除されたメールを復元できます。下記アイコンをクリックしてダウンロードしてお試しましょう
ステップ 1:修復されたメールを選択
Mac 上でこのプログラムを起動すると、Wondershare Repairit for Emailのインターフェイスが表示されます。次に、［ファイルの選択］ボタンをクリックして、破損メールをアップロードします。
1通のメールを選択することも、同時に複数の破損メールを選択することもできます。その後、［修復する］ボタンをクリックすると、修復プロセスを開始します。
ステップ 2:損傷したメールの修復を開始
希望するすべてのメールファイルのアップロードが完了したら、［修復］ボタンをクリックしてすべてのファイルを修復します。数秒後、メールが正常に修復されたことが表示されます。
ステップ 3:Mac上で修復されたメールをプレビューして保存
修復が完了したら、復元されたメールを選択して内容をプレビューします。修復できたメールに問題がなければ、Mac上で保存する場所を選択してください。
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- 一年間前に削除されたメールメッセージ、フォルダ、カレンダーなど修復可能
- 保存前に修復されたファイルをプレビュー
- 破損した添付のファイルを修復
内野 博
編集長