間違ってSSDからデータを消してしまっても、復元ソフトがあればデータ復旧が可能です。しかし、データ復元ソフトはいろいろあるので、どれを選んだらいいかわからないですよね。データ復元ソフトを選ぶときは、性能や対応デバイスなどをチェックしないといけません。
そこで、本ページではSSDのデータ復旧ができる復元ソフトトップ10をまとめました。データ復元ソフトの導入を考えている人は必見です。
SSDのデータを復旧するために復元ソフトを導入しようと思ったら、まず以下の2点を押さえましょう。
SSDからデータが消えたときは、どのような障害が原因なのかチェックが必要です。データが消える原因となる障害は一般的に論理障害と物理障害の2種類あります。
論理障害はパソコンのシステムやSSDのエラー、またはデータに起きた問題でデータ消える原因です。原因が論理障害であれば、復元ソフトを使ってデータを救出できる可能性があります。物理障害はパソコンやSSDに衝撃を与えたとき、破損したときに発生します。物理障害が原因の場合は復元ソフトを使っても効果はなく、データ復旧業者に依頼しないといけません。
SSDのデータを復旧するために復元ソフトを選ぶときは、以下の3つに注意しましょう。
上記の3つはデータ復元ソフトが無料か有料かで大きく異なります。有料であればデータ復元率は高く、取り戻せるファイル形式の数も多くなります。またあらゆるデバイスで利用できるので、購入したあとも備えとしてパソコンに置いておくと安心です。無料ソフトでもデータを復旧できますが、有料ソフトと比べるとデータ復元率が低いので失敗に陥る可能性は低いとはいえません。
SSDのデータを復旧できるソフトのトップ10を挙げると以下の通りになります。ランキングの理由と各ソフトの特徴も詳しく詳しく解説します。
もっともおすすめのデータ復旧ソフトはWondershareの「Recoverit」 です。RecoveritはWindowsだけではなく、Macにも対応しています。また無料版があるので、性能を確かめるためのお試し利用もできます。
データ復旧ソフトとしての性能は高く、データ復元成功率は95%以上と申し分ありません。さらに「高度ビデオ復元」機能、「ビデオ修復」機能を搭載しているので、動画編集でのファイル管理でも役立ちます。
Stellar Data Recoveryは、多種多様なデバイスやファイル形式に対応し、高いデータ復元成功率を誇るデータ復旧ソフトウェアです。直感的な操作性と充実した顧客サポートがメリットとして挙げられますが、デメリットとしては、価格がやや高いことやスキャン速度が遅いことが指摘されることがあります。無料版の容量制限もデメリットの一つですが、全体としてStellar Data Recoveryは信頼性の高い選択肢と言えます。
RecuvaがWindows用データ復旧ソフトで、Macに対応できません。データを復元するときはファイルごとに復元成功率が表示されるので、必要なファイルの取り捨て選択をスムーズに行えます。無料版でも十分な機能が利用できる点や、軽量で動作が早いことがよく挙げられる優位なところです。一方で、デメリットとしては、最新のファイルシステムやデバイスに対応していないこともよく挙げられます。
Disk DrillはもともとMac用の復元ソフトとして提供されていましたが、現在はWindows向けも展開されています。Disk DrillはあらゆるMac・Windows対応デバイスで利用でき、シンプルな操作性が特徴です。ソフトを立ち上げて「復旧」ボタンをクリックすればデータ復元が行えるので、初心者向けといえるでしょう。
復旧天使は、日本国内のデータ復旧業者で、幅広いデバイスや状況に対応したデータ復旧サービスを提供しています。特徴としてHDD複数で構成されるサーバーやRAIDも簡単に復旧することができます。データを復旧する際はドライブやファイルの選択が可能ですが、わからない場合はとりあえず「次へ」をクリックしても復元作業が行えます。
完全復元は以下3つの種類があり、用途にあった選び方ができます。
SSDから消えたデータを復旧したい場合は、完全ドライブ復元が適合ソフトになります。上記3つが1つになった完全復元PRO15プレミアムも提供されています。必要な機能に応じて種類が選べて、ソフトの購入費用が抑えられるのは嬉しいポイントです。
DiskDiggerは安い価額で購入できる点が魅力で、ソフト購入費用を安くしたい人に向いています。他のデータ復旧ソフトは1万円前後であることが多いので、コスパを重視したい人は検討してみるといいでしょう。値段は安いですが、SSDのスキャン方法は難しくないので初心者向けでもあります。
Remo RecoverはWindows版とMac版が提供されていて、あらゆるファイルフォーマットに対応しています。しかし、Remo Recoverにはいくつか種類があり、最上位ソフトでないとデータを復元できない場合があり要注意です。またサムネイルのプレビューはできないので、他のソフトと比較すると不便さを感じます。
Recover My FilesはSSDやHDDの他に、USBやデジカメといったデバイスからのデータ復旧も可能です。しかし、対応ファイル形式の数は200以上と少なめです。他のソフトでは対応ファイル形式が1000以上なので、性能を求めるなら他のソフトも要検討です。
Kickass Undeleteは完全無料のデータ復旧ソフトで、導入費用にお金をかけたくないなら使う価値があります。操作性はシンプルなので使いやすいですが、日本語には非対応なので取っ付きやすいとはいえません。またあくまで無料ソフトなので、データ復元率は不透明です。
Wondershare Recoveritは誤って削除されたファイルやフォーマット後のデータ、ウイルスによるデータ損失、システムクラッシュなど、さまざまなデータ損失シナリオに対応しています。SDのみならず、HDD、USBドライブ、メモリカード、デジタルカメラなど様々なデバイスからのデータ復元も全部対応できます。それに、Recoveritは操作が簡単で、データ損失に対処する際に効果的にデータを復元できるため、初心者でも安心して使用できます。
以下は、「Recoverit」 で外付けSSDから消えたデータを復元する手順です。
「Recoverit」を起動する前に、外付けデバイスをパソコンに接続しましょう。カメラ、外付けHDD、USBメモリ、SDカードなどが認識可能です。ターゲットの場所として「外付けデバイス」を選択してください。
選択したフォルダをダブルクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンされた後、失われたファイルがあるかどうかを確認できたらプレビューを行います。その後、復元したいファイルにチェックをして、「復元するする」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作で削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長