Apple社によって開発されたMOV形式は、無償配布されているプレイヤー(QuickTime)を利用してパソコンで再生することができます。MOVファイルはインターネット上で配信される動画のほか、一部のビデオカメラや携帯端末で撮影した動画の保存にも使用されています。このため、ビデオカメラや携帯端末で撮影したデータをパソコンのHDDにコピーした際に、MOV形式のファイルである場合があります。無料もしくは有料のMOV動画を編集することができるソフトウェアが開発されているので、費用をかけずにオリジナルの動画を制作することができます。
Youtubeに投稿する際にも他の形式に変換する必要がなく、そのままアップすることができます。MOV形式の動画は他の形式に変換しなくてもパソコンで再生・編集したり動画投稿サイトにアップすることができるので、パソコンのHDDで保管しておくことができます。ビデオカメラや携帯端末などで自分で撮影した動画を編集・保管する場合には、データの内容が判別できるようなファイル名を付けておく必要があります。撮影機材の多くは連番で動画のファイル名を付けることが多いので、そのままの状態にしておくと誤って消去してしまう恐れがあるので注意が必要です。
もしも誤ってMOV形式の動画ファイルを削除してしまった場合、インターネット上で配布されている場合はもう一度ダウンロードして入手することができます。これに対して自分で撮影または編集したオリジナルの動画であれば、ファイル復元用のツールを利用してデータを取り出すことができる場合があります。単にファイルを消去しただけであればデータはディスク上に残されているので、復元することができます。もしもデータが残されている領域に別のファイルが上書き保存されてしまった場合、削除したファイルを復元することができません。そのため、誤って動画を削除してしまった場合には、なるべく早く失われたファイルの復元作業を開始する必要があります。
削除したファイルの復元ツールはたくさんありますが、動画形式のデータに対応していることと、復元可能なデータサイズが制限されていないツールを利用する必要があります。ファイルを復元することができるフリーソフトの多くは動画形式のデータに対応していないので、有償で配布されているソフトウェアを利用することができます。削除されたMOV形式のファイルを復元することができるツールとして、Wondershare「Recoverit」が利用できます。Wondershare「Recoverit」は動画形式のデータに対応していて、有料版に登録すればデータサイズの上限がありません。
「復元したいファイルの場所を選択してください」というウィンドウが表示されますので、MOVファイルを保存していた場所を選択してクリックします。
パソコンのデータのスキャンが開始されます。
スキャン終了後にファイルが見つかれば画面にリストアップされるので、復元したいファイルをチェックし復元ボタンをクリックしてください。復元したファイルを保存する場所を指定するウィンドウが表示されますので、適宜保存場所を指定します。
パソコンで動画編集作業を行う際はファイル作成と削除を頻繁に繰り返すため、誤ってファイルを消去してしまう恐れがあります。万一の場合に備えて、動画を編集するためにお使用するパソコンにWondershare「Recoverit」をインストールしておいて、ファイルを削除してしまった際にはすぐに復元作業ができるように備えておくことができます。
Wondershare「Recoverit」を利用すれば、削除されたMOV動画ファイルをすぐに復元させることができます。データのサイズが大きい場合や、ディレクトリを消去した際にも対応可能です。
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内野 博
編集長