パソコンでのダウンロードは便利ですが、意図せず多数のファイルが蓄積されることがあります。これにより、PCのパフォーマンスが低下することも。今回は、ダウンロードファイルの削除や、誤って削除したファイルの復元方法について詳しく解説します。
「ダウンロード」フォルダとは、インターネット上から「ダウンロードしたファイル」を保存するためのデフォルトの場所です。この「ダウンロード」フォルダ内には、ユーザーがダウンロードしたさまざまな「ファイル」が含まれています。
しかし、時とともに不要な「ダウンロード ファイル」が蓄積されることがあり、これがストレージの容量を取る原因となります。そのため、不要なダウンロードファイルの 削除を定期的に行うことで、フォルダの整理とストレージの節約を図ることができます。
インターネットからダウンロードしたファイルは、通常「ダウンロード」と名付けられた特定のフォルダに保存されます。しかし、初めてPCを使う方や、日常的にダウンロード操作をしない方にとって、このフォルダの場所をすぐに思い出すのは難しいかもしれません。
しかし、心配は不要です。Windowsユーザーは「エクスプローラー」を使って、Macユーザーは「Finder」を開くことで、ダウンロードフォルダの場所を簡単に見つけることができます。このセクションでは、それぞれのOSでダウンロードフォルダをどのようにしてアクセスするかを詳しく解説します。
Windows OSを利用する場合、ファイルやドキュメントを簡単に管理・アクセスするためのツール「エクスプローラー」が用意されています。エクスプローラーを起動し、「PC」と表示されている部分をクリックすると、さまざまなフォルダやドライブがリストされます。
この中から「ダウンロード」フォルダを選択することで、インターネットやメールなどからダウンロードした各種ファイルやデータに瞬時にアクセスすることができます。
Mac OSでは、ユーザーが日常的にファイルを操作する際の中心的な役割を果たす「Finder」を使用します。
Finderのウィンドウを開き、左側のサイドバーに表示される項目群の中から「ダウンロード」という名前のフォルダを選ぶことで、過去にダウンロードした文書、画像、動画などのコンテンツを確認・管理することが可能です。
PCを使用する上で、不要なファイルを削除することは、ストレージの有効活用やパソコンの動作速度の向上に役立ちます。特にダウンロードしたファイルは、使用後に不要になることが多いため、適切に管理することが重要です。このセクションでは、WindowsとMacでダウンロードしたファイルを効果的に削除する方法を説明します。
Windowsにおけるファイルの削除は、主に2つの方法があります。
「エクスプローラー」を開き、「ダウンロード」フォルダへ移動します。
不要なファイルを右クリックし、「削除」を選択することで、ファイルはゴミ箱に移動されます。
デスクトップにある「ゴミ箱」を開き、不要なファイルを探します。
右クリックし、「このファイルを完全に削除しますか」「はい」を選ぶとファイルは完全に削除されます。
Macでも、ファイルを削除する基本的な方法は2つ存在します。
「Finder」を開き、サイドバーから「ダウンロード」を選択します。
不要なファイルをクリックしてドラッグし、ドックの「ゴミ箱」アイコンへ移動することで、ファイルはゴミ箱に移されます。
ドックの「ゴミ箱」をクリックして開き、削除したいファイルを探します。
右クリックし、「本当に削除」を選択すると、ファイルは永久に削除されます。
WindowsやMacなどの多くのOSでは、ファイルを削除すると最初にゴミ箱に移動します。
次に、ゴミ箱を開き、削除したファイルを探します。
見つけたら、ファイルを右クリック(またはその他のOS固有の方法)して「復元」または「戻す」を選択します。
これにより、ファイルは元の場所に戻ります。
ゴミ箱からの復元ができない場合や、ゴミ箱を空にしてしまった場合、データ復元ソフトウェアを使用するのが効果的です。
Recoveritは、削除されたファイルやディスク上のデータを復元するための人気のあるソフトの1つです。
プログラムをダウンロードしてインストールした後、指示に従って削除したファイルを探し、復元することが簡単にできます。
パソコンで「Recoverit」 を起動すると、左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」が表示されます。ここでは、「場所」タブから特定のファイル・フォルダを選択してください。
スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
大切なダウンロードしたファイルを誤って削除してしまうことは、多くの人が経験していますよね。完全に削除されない場合、ゴミ箱からダウンロードしたファイルを簡単に復元できます。しかし、ゴミ箱からも取り戻せない時は、「Recoverit」 のようなデータ復元ソフトが役に立ちます。この記事を参考にして、次回からは安心してダウンロードや削除作業を行いましょう。ダウンロードファイルの安全は、上記の方法で守れるのです。
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内野 博
編集長