「sdカードが破損しています」と出てしまう理由とsdカードの寿命チェック方法を紹介します。ちなみに破損や劣化してしまったsdカードは修復する事が可能です。この事についても記事中では書いています。
sdカードにも寿命年数があります。sdカードには書き込み可能な回数が存在し、数万回とされていますがある程度の所まで書き込みや消去などを繰り返すとsdカードは劣化や破損してしまいます。もし劣化したsdカードを刺した場合「sdカードが破損しています」と表示されれば使う事は不可能となります。
そこで不測の事態に対応するため、事前にsdカードの寿命をチェックするのです。
「sdカードが破損しています」と出ないように、sdカードの寿命をチェックするには、ソフトをインストールする必要があります。この手のソフトは色々あるのですが、アイ・オー・データ機器のsdカード製品なら診断ミレルと言う無料のソフトが便利です。(分かりやすい表記になっているので、パソコンにあまり強くない人にもお薦めです)
後はパナソニックからも出ていますがこちらは英語表記です。このあと、Check Flashと言うフリーソフトがあります。一見抵抗感があるかもしれませんが、パソコン関連書籍を多数出しているインプレスと言う会社が立ち上げているサイト「窓の杜」でも紹介されています。
ちなみにパソコン用のソフトばかりでスマートフォンのアプリはない模様です。(あるかもしれませんが、検索して簡単に出ないと言う事はあってもそれだけマニア向け用だと言えそうです。)
sdカードの寿命年数や書き込み回数に来たわけじゃないのに、「sdカードが破損しています」と出る理由はsdカードの寿命年数や書き込み回数に限りません。
衝撃を加えてしまったり水没などで物理的にsdカードが破損。またsdカードを差し込むカードリーダーの抜き挿しがあまりにも多くて、カードリーダーの物理的な劣化(約1000〜20000回なので、物理的なsdカードリーダーの劣化は滅多に無いかもしれませんが)などあります。
他にもsdカードの読み込み中に抜いたりバッテリー切れになったりした場合も、sdカードが破損する原因となります。
この上のようなsdカード寿命のチェック操作をしなくても、ドライブレコーダーはsdカードを使っていたら、寿命告知機能が付いている事があります。ドライブレコーダーは録画を頻繁にするため、sdカードの書き込み回数も到達しやすくなります。特に毎日車で通勤している人はそのsdカードの書き込み回数到達がより早くなると思われます。
だから一概には言えませんが、多くのドライブレコーダーにはsdカードの寿命告知機能があるのです。
SDカードがなるべく劣化・破損しまわず長く使うコツは、まずはフォーマットです。フォーマットは初期化ですがフォーマットしていない状態は荷物がたくさんある家と同じ状態で、どこに何があるか分かりづらくなりデータが取り出しづらくなります。取り出しづらいとその分SDカードにダメージを与える事になりますので、フォーマットが必要です。
ただしフォーマットを頻繁にするとこれもsdカードの寿命年数にアク影響を及ぼすので、microSDカードなら月に2回。SDHCカードになら月に1回の感覚が良いです。またフォーマットの際データ退避の必要があるので、その際はsdカード自体をなるべく触らずケーブルなどを使いましょう。
破損や劣化したsdカードの修復についてですが、自分でしたり業者に頼んだりする事が可能です。業者に頼む場合はもちろん料金がかかりますが、診断自体が無料だったり復旧の場合のみお金をとったりなど、料金を納得して払えたりとる所もあり何より素人よりも確実です。
また容量ごとの料金が詳しく書いていたり、オブションを取り付けたり、送金は無料などの場所もあります。これらから業者に頼む場合も感じやすいと思われる、破損・劣化したsdカードの修復の敷居を低くしている努力が感じられます。ただし手続きなどを考えると破損状態になったsdカード の修復は、自分でしたりするよりも時間がかかります。
それに自分で劣化したsdカードを修復するにも、会社から出ているソフトを使えば安全に破損したSDカードの修復が出来ます。とは言えコマンドを打ち込んで劣化したsdカードの修復を試みたりするタイプであったり英語など、敷居の高さを感じるソフトが有るのもまた事実です。
ですが次で紹介するワンダーシェアーソフトウェア提供の「Recoverit」 を使えば、劣化や破損したsdカードの修復においての、敷居の高さはぐっと低くなります。
「Recoverit」 なら物理的な破損や劣化した場合なら不可能ですが、1000種類の形式の削除してしまったsdカード内のファイルの復元が可能です。しかも日本語対応で直感的に操作できる、グラフィカルな画面となっています。やり方は無料のワンダーシェアーソフトウェアの会員登録を済ませた状態で、Recoveritのソフトを起動させて修復したい箇所を選択。
そして、スキャンして破損したファイルがないかチェックしていきます。すると破損したsdカードのデータファイルが有れば表示されるので、これが復元できます。こう言ったのがマウス操作で出来るのがRecoveritのすごい所です。また何とフォーマットしてしまったsdカードの修復を、100Mまでなら無料で可能です。(また復元前のデータを無料でプレビューできます。)
ちなみにsdカード以外のUSBメモリなどの他の外部記憶装置からの破損データも復元可能で、復元率は驚異の95%です。
以下は、「Recoverit」 で破損や劣化などの原因でsdカードから紛失したデータを復元する手順です。
「Recoverit」を起動する前に、外付けデバイスをパソコンに接続しましょう。カメラ、外付けHDD、USBメモリ、SDカードなどが認識可能です。ターゲットの場所として「外付けデバイス」を選択してください。
スキャンしたいsdカードをクリックすれば、スキャンが始まります。
スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、数時間かかる場合もあります。新バージョンではスキャンの時間を大幅に短縮するバージョンアップを行いました。また、スキャン結果はリアルタイムで表示されます。
sdカードのデータをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいsdカードのファイルにチェックを入れて、「復元」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でsdカードから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、sdカードの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。
今回は、SDカードを扱う上で重要な言葉「マウント」について解説します。データをさらに安全に保管するためのデータ復元ソフト「Recoverit」も紹介するので、ぜひ参考にしてください。 ...
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内野 博
編集長