MacパソコンでPowerPoint(パワーポイント)を使っていて、保存せずに終了したり、突然ファイルが消えてしまった時、「何とか復元したい」と焦ってしまいますよね。今回は、Macで未保存のPowerPointや消えてしまったPowerPointを復元する方法を、Macの自動回復機能、ゴミ箱、Time Machine、便利な復元ツールとあわせてご紹介します。
結論:Macで保存せずに閉じたPowerPointは、自動回復ファイルや一時ファイルが残っていれば復元できる可能性があります。削除・紛失したPowerPointの場合は、ゴミ箱やTime Machine、データ復元ソフトで見つかる場合もあります。上書きを避けるため、同じ保存先で新規作業を続ける前に復元手順を確認してください。
目次
Part1:MacでPowerPointが消えた・保存されない原因
PowerPointが消えてしまう原因はさまざまです。特に多いのは、予想外の誤操作による削除や、保存を忘れたままMacやPowerPointを終了してしまうケースです。他にも、ファイルを間違って上書きしてしまうことは、仕事やレポートを作成している最中に思わず起きることもあります。
また、PowerPointのデータをMacから外部デバイスに移行する際に、予期せぬトラブルでファイルが見つからなくなる場合もあります。ユーザー自身で気をつけていても、作業中にPowerPointがクラッシュしたり、Macの電源が突然落ちたりすることもあるため、まずは状況に合った復元方法を選ぶことが大切です。
MacでPowerPointが消えた時によくある原因
- 保存せずにPowerPointを閉じてしまった
- PowerPointやMacが突然終了した
- 誤ってPowerPointファイルを削除した
- 別のフォルダや外付けストレージに保存していた
- 古いファイルに上書き保存してしまった
- 外部デバイスへの移動中にトラブルが起きた
Part2:PowerPoint復元前に確認したい注意点
PowerPointを復元したい場合、先に避けたいのは、同じ保存先で新しい作業を続けてしまうことです。未保存ファイルや削除済みファイルは、別のデータで上書きされると復元が難しくなる可能性があります。
復元前に避けたい操作
- 同じ保存先で新しいPowerPointファイルを作成し続ける
- 復元したいファイルがあったフォルダへ大量のデータを保存する
- 不要なクリーニングアプリで一時ファイルを削除する
- 外付けストレージに異常がある状態で何度も抜き差しする
まずは作業を止め、自動回復ファイル、ゴミ箱、Time Machineの順に確認しましょう。保存せずに閉じた場合と、削除・紛失した場合では確認すべき場所が異なります。
Part3:Macで保存せずに閉じたPowerPointを復元する方法
MacでPowerPointを保存せずに終了した場合は、まずPowerPointの自動保存・自動回復機能を確認しましょう。自動回復ファイルが残っていれば、未保存のPowerPointを復元できる可能性があります。
未保存PowerPointを復元する時の確認順序
- 方法1:PowerPointの最近使った項目を確認する
- 方法2:自動回復フォルダからPowerPointを復元する
- 方法3:一時ファイルや検索機能でPowerPointを探す
Part3-1:方法1:PowerPointの最近使った項目を確認する
PowerPointを閉じた直後であれば、まず「最近使った項目」からファイルを開けるか確認してください。保存済みのファイルを編集していた場合は、最近使ったファイルの一覧から見つかることがあります。
ステップ1 PowerPointを起動します。
MacでPowerPointを開き、ホーム画面またはファイルメニューを確認します。
ステップ2 最近使ったファイルを確認します。
「最近使った項目」または「最近使用したファイル」に、探しているPowerPointが表示されていないか確認します。
ステップ3 見つかったファイルを別名保存します。
ファイルを開けた場合は、すぐに「名前を付けて保存」を行い、別の保存場所にもコピーしておくと安心です。
Part3-2:方法2:自動回復フォルダからPowerPointを復元する
MacでPowerPoint作成時には、コピー&ペーストなどの操作が多くなり、ソフトがクラッシュする場合もあります。ここでは、保存できなかったPowerPointファイルを自動回復フォルダから取り戻す方法を説明します。
ステップ1 Finderを開きます。
MacのFinderを開きます。
ステップ2 フォルダ移動画面を開きます。
command + shift + G の3つのキーを同時に押すと、ファイルパスの入力ボックスが開きます。
ステップ3 自動回復フォルダのパスを入力します。
入力ボックスに、以下のパスを入力します。
~/Library/Containers/com.microsoft.PowerPoint/Data/Library/Preferences/AutoRecovery/
ステップ4 自動回復ファイルを確認します。
Enterキーを押すと、PowerPointの自動回復フォルダが開きます。フォルダ内にPowerPoint関連のファイルが残っていないか確認してください。
ステップ5 ファイルを開いて保存します。
見つかったファイルを開ける場合は、すぐに別名で保存してください。必要に応じて、ファイルの拡張子を「.ppt」または「.pptx」に変更して確認します。

この方法は、自動保存または自動回復機能が有効で、ファイルがまだ残っている場合に有効です。OfficeやmacOSのバージョンによって保存場所が異なる場合があるため、見つからない場合はFinderで「AutoRecovery」や「.pptx」を検索してみましょう。
➬関連記事:失った大切なパワーポイント(PowerPoint)を復元・復旧する方法4選
Part3-3:方法3:一時ファイルや検索機能でPowerPointを探す
自動回復フォルダに見つからない場合でも、一時ファイルや別の保存場所にPowerPointが残っている可能性があります。ファイル名を覚えている場合は、Finderの検索機能を使って確認しましょう。
ステップ1 Finderで検索します。
Finderを開き、検索欄にファイル名の一部、または「.ppt」「.pptx」と入力します。
ステップ2 検索範囲をMac全体に広げます。
特定のフォルダだけでなく、Mac全体を対象に検索すると、別の場所に保存していたファイルを見つけやすくなります。
ステップ3 見つかったファイルを確認します。
作成日時や更新日時を確認し、目的のPowerPointファイルかどうかを判断します。見つかった場合は、すぐに別の場所にもコピーしておきましょう。
Part4:削除・紛失したPowerPointを復元する方法
PowerPointを誤って削除した、保存していたはずのファイルが見つからない、外付けストレージへの移動中に消えたという場合は、未保存ファイルとは別の方法で確認します。まずはゴミ箱、次にTime Machine、最後にデータ復元ソフトの順で試しましょう。
Part4-1:方法1:ゴミ箱からPowerPointファイルを復元する
PowerPointファイルを誤って削除した場合は、まずゴミ箱を確認してください。ゴミ箱に残っていれば、簡単な操作で元の場所に戻せます。
ステップ1 ゴミ箱を開きます。
Mac画面の下にあるDockからゴミ箱を開きます。
ステップ2 復元したいPowerPointファイルを探します。
ゴミ箱内で、復元したいPowerPointファイルを探します。ファイル名が分からない場合は、更新日時や拡張子を確認しましょう。
ステップ3 「戻す」を選択します。
PowerPointファイルが見つかったら、該当のファイルを右クリックして、「戻す」を選択します。

➬関連記事:Macのゴミ箱から誤って削除したファイルを復元する方法
Part4-2:方法2:Time MachineからPowerPointを復元する
Time Machineを事前に設定していた場合は、過去のバックアップからPowerPointファイルを復元できる可能性があります。削除したファイルや、以前の状態のファイルを探したい時に役立ちます。
ステップ1 Time Machine用のバックアップディスクを接続します。
バックアップに使用している外付けHDDやSSDをMacに接続します。
ステップ2 PowerPointが保存されていたフォルダを開きます。
Finderで、PowerPointファイルが保存されていたフォルダを開きます。
ステップ3 Time Machineを起動します。
メニューバーまたはシステム設定からTime Machineを開き、ファイルが存在していた日時まで戻ります。
ステップ4 PowerPointファイルを復元します。
目的のファイルが見つかったら選択し、「復元」をクリックします。
Part4-3:方法3:復元ツールRecoverit(Mac版)を使う
ゴミ箱やTime Machineで見つからない場合、PowerPointファイルが削除・紛失した状態として残っている可能性があります。この場合は、データ復元ソフトで保存先をスキャンする方法もあります。
Macから削除されたファイルやデータを復元する方法として、Recoverit(Mac版)を使えば、初心者でも画面の案内に沿って復元作業を進めることが可能です。まずは無料版のRecoverit(無料版)をダウンロードして、復元できるファイルがあるか確認してみましょう。
Wondershare Recoveritは、パソコン、ごみ箱、内蔵ハードドライブ、外付けストレージメディアなどから、失われたファイルや削除されたファイルをスキャンできるデータ復元ソフトです。PowerPointファイルだけでなく、写真、動画、ドキュメントなどさまざまな形式のデータ復元にも対応しています。
以下は、「Recoverit」で誤って削除したMacのPowerPointファイルを復元する手順です。
ステップ1 復元したいファイルの元保存場所を選択します。
Recoveritを起動して、紛失したデータを保存していたドライブを選択します。「開始」ボタンをクリックすると、スキャンが始まります。

ステップ2 誤って削除したファイルを検索します。
削除したデータのスキャンが始まります。スキャンが終わった後、見つかったファイルはフォルダまたはファイル形式ごとに表示されます。

ステップ3 スキャンしたファイルをプレビューして復元します。
スキャンが完了した後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいPowerPointファイルにチェックを入れて、「復元」をクリックすれば完了です。

以上の簡単な操作で、Macから削除してしまった大事なPowerPointファイルを復元できる可能性があります。また、このソフトを使うことで、Macの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。
Part5:PowerPointを失わないためのバックアップ設定
MacでPowerPointファイルを失わないためには、日ごろから自動保存やバックアップを設定しておくことが大切です。特に、レポートや仕事用の資料など、長時間かけて作成するファイルは、定期的に保存先を分けておくと安心です。
Part5-1:PowerPointの自動保存・自動回復を確認する
PowerPointには、自動保存や自動回復に関する設定があります。Microsoft 365を利用している場合は、OneDriveなどのクラウド保存と組み合わせることで、作業中のファイルを保護しやすくなります。
確認したい設定
- PowerPointの自動保存がオンになっているか
- 自動回復用データの保存間隔が長すぎないか
- OneDriveや外付けストレージなど、保存先が分かりやすい場所になっているか
Part5-2:Time Machineで自動バックアップを設定する
Macの自動バックアップ機能として、Time MachineはmacOSに標準搭載されています。何か問題があった時に、過去の状態へ戻ってファイルを復元できる可能性があるため、PowerPointファイルの保護にも役立ちます。
例えば、気付かないうちに大事なファイルを消してしまった、Macがいきなり立ち上がらなくなった、Macを新しく買い換えた、といった場面でも、バックアップがあれば復元できる可能性があります。
必要なもの
Time Machineを利用するには、バックアップ用の外付けHDDやSSDなどが必要です。容量は、Mac本体のデータ量より余裕のあるものを選ぶと安心です。また、初回バックアップには時間がかかる場合があるため、余裕のあるタイミングで設定しましょう。
設定方法
- Macに外付けハードディスクを接続します。
- メニューから「システム設定」または「システム環境設定」を開きます。
- Time Machineを選択します。
- 「バックアップディスクを追加」または「ディスクを選択」をクリックします。
- バックアップに使うディスクを選択し、Time Machineを有効にします。
設定後は、バックアップのデータサイズ、保存可能な容量、最新のバックアップ状況などを確認できます。必要に応じて、Time Machineをメニューバーに表示しておくと便利です。
Macで保存していないPowerPointを復元する時のよくある質問
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Macで保存せずに閉じたPowerPointは復元できますか?
自動回復ファイルや一時ファイルが残っていれば復元できる可能性があります。まずPowerPointの最近使った項目、自動回復フォルダ、一時ファイルの順に確認してください。
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PowerPointの自動回復ファイルはどこにありますか?
Macでは「~/Library/Containers/com.microsoft.PowerPoint/Data/Library/Preferences/AutoRecovery/」に保存されている場合があります。ただし、OfficeやmacOSのバージョンによって場所が異なることもあります。
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AutoRecoveryフォルダにファイルがない場合はどうすればいいですか?
Finderでファイル名の一部や「.ppt」「.pptx」を検索してください。別の場所に保存していた可能性や、一時ファイルとして残っている可能性があります。見つからない場合は、ゴミ箱やTime Machineも確認しましょう。
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ゴミ箱から削除したPowerPointは復元できますか?
ゴミ箱に残っていれば、右クリックして「戻す」を選択するだけで復元できます。ゴミ箱を空にした後でも、上書きされていなければデータ復元ソフトで見つかる可能性があります。
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上書き保存したPowerPointは元に戻せますか?
Time MachineやOneDriveなどで過去のバージョンが残っていれば、以前の状態に戻せる可能性があります。バックアップがない場合は、完全に元の内容へ戻すのが難しいこともあります。
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Recoveritは未保存のPowerPointも復元できますか?
Recoveritは主に削除・紛失したPowerPointファイルをスキャンして復元するためのソフトです。保存前に一度もファイルとして作成されていないデータは、自動回復ファイルや一時ファイルが残っているかを先に確認してください。
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PowerPointの復元前に避けるべきことは?
同じ保存先へ新しいファイルを大量に保存すると、復元可能なデータが上書きされる恐れがあります。復元したい場合は作業を止め、別の場所に保存するようにしてください。