パソコン上で誤って削除してしまったファイルは、状況によっては復元できる可能性があります。通常の削除であれば、まずゴミ箱に移動していることが多いため、ゴミ箱から元の場所に戻せば解決する場合もあります。
しかし、ゴミ箱を空にしてしまった場合や、「Shift + Delete」で削除した場合、ウイルス感染やPCの初期化によってデータが消えた場合は、ゴミ箱から戻すことができません。そのような時でも、削除直後で上書きが進んでいなければ、復元ソフトで検出できる可能性があります。
先に確認してください
- HDDで削除したデータを復元したい場合は、まず対象ドライブへの新規保存を止めてください。
- 削除後に新しいデータを書き込むと、復元したいデータが上書きされる可能性があります。
- 復元ソフトをインストールする場合も、削除したデータがあったドライブとは別の場所にインストールしましょう。
目次
Part1:HDDで削除したデータは復元できる?
HDDで削除したデータは、削除直後であれば復元できる可能性があります。パソコン上でファイルを削除しても、すぐにデータ本体が完全に消えるとは限りません。多くの場合、保存場所の情報が削除され、ユーザーから見えない状態になります。
ただし、削除後に同じHDDへ新しいファイルを保存したり、アプリをインストールしたりすると、元データの領域が上書きされることがあります。上書きされると復元が難しくなるため、まずは対象HDDの使用を止めましょう。
| 状況 | 復元可能性の目安 | 先にやること |
|---|---|---|
| 通常削除しただけ | ゴミ箱に残っていれば簡単に戻せます | まずゴミ箱を確認する |
| ゴミ箱を空にした | 上書き前なら復元ソフトで検出できる可能性があります | 対象HDDへの新規保存を止める |
| Shift + Deleteで削除した | ゴミ箱を経由しないため復元ソフトで確認します | 早めに対象ドライブをスキャンする |
| 外付けHDDのデータを削除した | 状態によっては復元できる可能性があります | 外付けHDDへの書き込みを止める |
| 異音や認識不良がある | 物理故障の可能性があります | 無理な操作を控え専門対応も検討する |
Part2:HDDデータが削除される主な原因
HDDのデータ削除には、うっかり削除だけでなく、ゴミ箱の整理、ショートカットキー操作、ウイルス感染、外付けHDDの操作ミスなど、いくつかのパターンがあります。原因を把握しておくと、復元前に何を避けるべきか判断しやすくなります。
Part2-1:通常削除後にゴミ箱を空にした
不要なファイルを整理している時に、必要なデータまで削除してしまい、その後ゴミ箱を空にしてしまうケースです。ゴミ箱に残っていない場合でも、上書きされていなければ復元ソフトで見つかる可能性があります。
Part2-2:Shift + Deleteで完全削除した
Windowsで「Shift + Delete」を使って削除すると、ファイルはゴミ箱を経由せずに削除されます。そのため、ゴミ箱から戻すことはできません。削除直後であれば、対象ドライブをスキャンして復元できるか確認しましょう。
Part2-3:ウイルス感染や初期化で削除された
ウイルス感染の影響でファイルが消えたり、ウイルス除去のためにPCを初期化した際にバックアップを忘れてデータが削除されたりする場合があります。このようなケースでは、初期化後の使用状況によって復元できる可能性が変わります。
Part2-4:外付けHDDのデータを削除した
外付けHDDに保存していた写真、動画、仕事の書類などを誤って削除するケースもあります。外付けHDDの場合も、削除後に新しいファイルを保存しないことが大切です。
Part2-5:HDDの不具合でファイルが見えなくなった
HDDのファイルシステムに問題が起きると、ファイルが消えたように見えたり、フォルダが開けなくなったりすることがあります。カチカチ音、認識不良、読み込みの極端な遅さがある場合は、物理故障の可能性もあります。
Part3:HDD削除データを復元する前の注意点
HDDの削除データを復元する時は、復元ソフトを使う前の行動が重要です。焦って操作を続けると、復元できる可能性があったファイルまで上書きされる恐れがあります。
復元前に避けたい操作
- 削除したデータと同じHDDに新しいファイルを保存する
- 同じパーティションに復元ソフトをインストールする
- 復元したファイルを元のHDDに保存する
- フォーマットや初期化を何度も繰り返す
- 異音がするHDDを長時間スキャンし続ける
特に、Recoveritをインストールする際には、削除したデータがあったドライブとは別のドライブを選びましょう。また、復元後の保存先も元のHDDではなく、外付けHDD、USBメモリ、別パーティションなどを指定してください。
Part4:RecoveritでHDDの削除データを復元する方法
HDDから削除したデータを復元したい場合は、データ復元ソフト「Recoverit」を使って対象ドライブをスキャンできます。パソコン本体のHDDだけでなく、外付けHDD、USBメモリ、SDカードなど、さまざまな保存先から削除されたデータの復元に対応しています。
写真、動画、音楽、ドキュメント、メールなど複数形式のファイルに対応しているため、個人の思い出のデータから仕事で使うファイルまで、幅広い場面で活用できます。無料体験版では、削除されたデータをスキャンして検出できるか確認できます。
まずRecoveritを起動し、削除したファイルが保存されていたHDDを選択します。内蔵HDDの場合は「ディスク C」「ディスク D」など、対象のドライブを確認してから選びましょう。
ステップ1 HDDの削除したデータの元の保存先を選択します。
Recoveritを起動すると、復元場所の選択画面が表示されます。削除したデータが保存されていたハードディスクドライブを選択し、「開始」ボタンをクリックするとスキャンが始まります。

ステップ2 パソコンのハードディスクをスキャンします。
Recoveritは選択したHDD内の削除データを自動的にスキャンします。スキャン中に見つかったファイルを確認することもできますが、できるだけスキャン完了まで待つと、より多くのファイルを見つけやすくなります。

ステップ3 削除したファイルをプレビュー・復元します。
スキャン後、見つかったファイルを確認し、復元したいデータを選択します。写真や一部のファイルはプレビューできるため、必要なファイルかどうかを確認してから復元できます。
復元先は、削除したデータが入っていたHDDではなく、別のドライブや外付けHDDを指定してください。

以上がRecoveritでHDDから削除したデータを復元する基本手順です。操作中に迷った場合は、Recoveritのメニューからサポート情報を確認することもできます。
Recoverit - HDD削除データ復元ソフト
- HDD、外付けHDD、USBメモリ、SDカードなど複数の保存先からデータを復元
- 写真、動画、音楽、ドキュメント、メールなど複数形式のファイル復元に対応
- 誤削除、ゴミ箱を空にした、Shift + Delete、フォーマットなどによるデータ消失時に利用可能
- Windows・Macの両方に対応
HDD削除データ復元に関するよくある質問
-
HDDから削除したデータは復元できますか?
削除後に新しいデータを書き込んでいなければ、復元できる可能性があります。まずは対象ドライブの使用を止め、復元ソフトでスキャンしてください。 -
ゴミ箱を空にした後でも復元できますか?
ゴミ箱を空にした後でも、HDD上に元データが残っていれば復元できる場合があります。新しい保存やソフトのインストールを避け、早めに確認しましょう。 -
Shift + Deleteで削除したファイルは復元できますか?
Shift + Deleteで削除したファイルはゴミ箱に残りません。ただし、削除後に上書きされていなければ、復元ソフトで検出できる可能性があります。 -
外付けHDDから削除したデータも復元できますか?
外付けHDDでも、削除後に新しいデータを書き込んでいなければ復元できる可能性があります。まず外付けHDDの使用を止め、PCに接続してスキャンしてください。 -
復元したファイルは同じHDDに保存してもいいですか?
おすすめしません。上書きを避けるため、復元したファイルは別のドライブ、外付けHDD、USBメモリなどに保存してください。 -
復元ソフトで削除データが見つからない場合はどうすればよいですか?
上書きが進んでいる場合や、HDDに物理故障がある場合は、復元ソフトで見つからないことがあります。異音や認識不良がある場合は、無理に操作を続けず専門業者への相談も検討してください。