パソコン用のデータ記憶媒体のなかではもっとも古いフロッピーディスク。フロッピーディスクからデータを読み込めないときは、パソコンからフォーマットを促される場合が多いです。しかし、フォーマットをせずにデータを復元できるので焦ってはいけません。本ページでは、フォーマットせずにフロッピーディスクからデータを復元する方法を紹介します。
フロッピーディスクはパソコンからデータを保存できる記録メディアの1つで、1970年代から普及したアイテムです。
パソコンから外部へデータを保存する記憶媒体としては、フロッピーディスクがもっとも古いといえます。そのため、フロッピーディスクで保存できるデータ容量はKB(キロバイト)単位と小さなものでした。
1990年代の後半からCD-Rの普及がはじまり、大容量のデータ保存が可能になってからは使われることが少ないです。
現在のパソコンはフロッピーディスク用のドライブが搭載されていないものが多いです。しかし、外付けで利用できるフロッピーディスクドライブが販売されているので、現在も利用できます。
フロッピーディスクを正しく読み込めない場合、エラーをチェックする必要があります。
Windowsのパソコンではフロッピーディスクのエラーチェックが可能です。ただし、手順はOSによって異なります。
Windows8以降のOSでは、以下の手順でフロッピーディスクのエラーチェックが可能です。
Windows8以降のエラーチェックでは、フロッピーディスクから検出されたエラーや不良セクタを自動で修復してくれます。
WindowsXPから7では、以下の手順でフロッピーディスクのエラーをチェックできます。
⑦では以下の2項目を選択できます。
・ファイルシステムエラーを自動的に修復する
・不良なセクタをスキャンし、回復する
システムエラーをチェックしても問題が解決しない場合、不良セクタのスキャンをするといいでしょう。
フロッピーディスクから保存データを読み込めない場合、画面に「ディスクはフォーマットされていません。今すぐフォーマットしますか?」と表示されます。この画面を見るとフロッピーディスクをフォーマットしたくなりますが、他の方法を使ってデータの復元ができます。
データを復元する方法は以下とおりです。
・別の動作環境で利用する
別の動作環境、つまり他のパソコンでフロッピーディスクを利用すると、保存データの読み込みができる場合があります。しかし、パソコンを複数持っていないとこの方法は使えないうえに、必ずデータを復元できるとは限りません。
フロッピーディスクではなく、普通のハードディスからデータを復元するにはデータ復元ソフトを利用できます。データ復元ソフトはあらゆるものがありますが、おすすめは「Recoverit 」です。Recoverit は2000種類以上の保存デバイスに対応しており、もちろんフロッピーディスクからもデータを復元できます。対応のファイル形式は1000種類以上なので、古い形式のデータも復旧可能です。
またデータ復元率は95%なので、性能には非に打ち所がありません。無料版が提供されているので、お試しに利用してみるといいでしょう。
パソコンでRecoveritを起動します。左側のサイドバーに「HDDやデバイスから復元」を選択し、「外付けデバイス」タブからフロッピーディスクを選択してクリックします。
スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でハードディスクから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、HDDの復元だけではなく、SSDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
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内野 博
編集長