Excelなどの表計算ソフトを利用する場合、数値などが書き込まれたデータを保存する際は表計算ソフト専用の形式またはCSV形式のファイルで保存を行います。CSVは表の数値や文字などがタブもしくはコンマで区切られているので、表計算用のソフトウェア以外にもメモ帳などのテキストエディターで簡単にアクセスすることが可能です。そのため、OSや使用する表計算ソフトに関係なく全てのパソコンで開くことができるという特徴があります。
そのため、異なるソフトウェアやOSでデータを共有したい場合などに頻繁に用いられています。表計算で作成した表以外にも理化学研究用または産業機器の測定・記録データを取り出す際に、CSV形式のファイルが使用されているケースがあります。身近な場面であれば、インターネット銀行で取引記録を表計算ソフトなどで管理するためにダウンロードする際にも使用されています。いずれのケースでも表計算ソフトを利用すれば、数値の表としてデータを取り扱うことができます。
CSV形式のファイルは数値データを受け取る際に使用されるケースが多く、データを管理したりグラフなどを作成する際には、Excelなどの表計算ソフトで指定されている形式のファイルに変換して保存されます。使用済みのCSVファイルは削除する場合が多いため、表計算用のファイル形式で保存する前に誤って削除される恐れがあります。理化学研究用の機器からデータを取り出す際にUSBメモリを利用するケースが多いのですが、不要なファイルと一緒に誤って削除される場合もあります。
もしもデータを誤って削除してしまった場合には、別のデータが上書き保存されてしまう前にデータ復元用のツールを利用して削除前のデータを取り出す必要があります。データ復元ツールは有償版以外にも無料で配布されているフリーソフトもあります。フリーソフトの場合には写真や音声データに限定されているものがほとんどで、CSV形式には対応していません。復元可能なデータ形式が限定されていないツールを使用する必要があります。ファイルの形式やデータサイズ、ドライブの種類に関係なく削除したデータを復元することができるツールとして、Wondershare「Recoverit」があります。Wondershare「Recoverit」はパソコンのHDD以外にUSBメモリにも対応しています。
スキャン終了後にファイルが見つかれば画面にリストアップされるので、復元したいファイルをチェックし復元ボタンをクリックしてください。復元したファイルを保存する場所を指定するウィンドウが表示されますので、適宜保存場所を指定します。 これでファイルの復元が開始されるので、後は待つばかりです。
削除されたCSVファイルを復元する場合には、全てのデータ形式に対応しているツールが必要です。Wondershare「Recoverit」は、他のツールが対応していない形式のデータを復元する際に利用できます。
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内野 博
編集長