パソコンがクラッシュしたり、誤動作で起動しなくなったりした場合は、起動可能なCD/DVDからシステムを起動して修復作業を行う方法があります。また、Windowsの再インストールやシステム回復を行う際にも、CD/DVD-ROMから起動する必要があるケースがあります。
現在ではUSBメモリから起動する方法も一般的ですが、CD/DVDベースの起動ディスクを利用する場面も残っています。この記事では、CD/DVD-ROMからパソコンを起動する方法、BIOS・UEFI設定の変更手順、起動できない時の確認ポイント、さらにクラッシュしたパソコンからデータを復元する方法まで順番に解説します。
結論:CD-ROM/DVD-ROMからPCを起動するには、BIOSまたはUEFIで起動順序を変更するか、ブートメニューからCD/DVDドライブを選択します。起動修復や再インストールを行う前に、重要なデータを保護できるかも確認しておきましょう。
目次
Part1:CD/DVD-ROMからPCを起動する前に確認すること
CD/DVD-ROMからPCを起動するには、起動可能なディスクと正常に動作する光学ドライブが必要です。まずは、使用するCD/DVDが起動用メディアとして作成されているか、PC側で正しく認識されるかを確認しましょう。
事前に確認したいこと
- 起動可能なCDまたはDVDを用意している
- PCの光学ドライブが正常に動作している
- 外付けDVDドライブを使用する場合はPCに認識されている
- 重要なデータがある場合はバックアップや退避方法を検討する
- PCメーカーごとのBIOS/UEFIキーやブートメニューキーを確認する
特にWindowsの修復や再インストールを行う予定がある場合は、事前にデータを保護できるかも確認しておくと安心です。修復操作や再インストールによって、保存されているデータに影響が出る可能性があるためです。
Part2:BIOS・UEFIとブートメニューの違い
CD/DVD-ROMからPCを起動するには、BIOSまたはUEFIで起動順序を変更する方法と、起動時にブートメニューを開いて一時的にCD/DVDドライブを選択する方法があります。
| 方法 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| BIOS/UEFIで起動順序を変更 | CD/DVDドライブを優先起動に設定する | 何度もディスクから起動したい場合 |
| ブートメニューから選択 | 今回だけ起動デバイスを選択する | 一度だけCD/DVDから起動したい場合 |
BIOS/UEFIキーやブートメニューキーはメーカーによって異なります。一般的には、F2、F12、F11、Esc、Deleteなどのキーが使われます。
よく使われる起動関連キー
- F2:BIOS/UEFI設定画面を開く時によく使われます
- F12:ブートメニューを開く時によく使われます
- F11:一部メーカーでブートメニューに使われます
- Esc:起動メニューや設定画面を開く機種があります
- Delete:デスクトップPCや一部マザーボードで使われます
どのキーを使用するか分からない場合は、お使いのPCメーカーのサポートページを確認してください。起動直後の画面下部に「Press F2 to Setup」「Press F12 for Boot Menu」などの案内が表示される場合もあります。
Part3:CD/DVD-ROMからPCを起動する方法
ここでは、BIOS/UEFIの起動順序を変更してCD/DVD-ROMからPCを起動する一般的な手順を紹介します。実際の画面表示はメーカーや機種によって異なる場合があります。
Part3-1:CD/DVDを挿入してPCを再起動する
ステップ1 起動可能なCDまたはDVDを挿入します。
起動可能なCD/DVDを光学ドライブへ挿入します。外付けDVDドライブを使用している場合は、PCへ接続した状態で作業を開始してください。
ステップ2 PCを再起動します。
PCの電源を入れる、または既に起動している場合は再起動します。
ステップ3 BIOS/UEFI設定画面を開きます。
PCの起動直後にメーカー指定のBIOS/UEFIキーを数回押します。機種によっては起動画面下部にキーが表示されることもあります。

Part3-2:起動順序を変更する
ステップ1 Bootメニューへ移動します。
BIOS/UEFI設定画面が表示されたら、キーボードの矢印キーを使って「Boot」または起動設定メニューへ移動します。画面によってはマウスが使えないため、画面下部に表示されるキー操作の案内を確認してください。


ステップ2 CD/DVDドライブを優先起動に設定します。
起動順序一覧からCD/DVDドライブを選択し、+キーや-キーなどを使って最上位へ移動します。設定方法はメーカーによって異なる場合があります。

ステップ3 設定を保存して終了します。
設定変更後はF10キーなどを押して保存します。「Save and Exit」や「Yes」を選択するとPCが再起動します。

設定が正しく完了すると、ハードディスクではなくCD/DVD-ROMから起動します。起動後はシステム修復や再インストール、回復環境の利用などを行うことができます。
Part3-3:ブートメニューから一時的にCD/DVDを選択する
毎回起動順序を変更したくない場合は、ブートメニューから一時的にCD/DVDドライブを選択する方法もあります。
- CD/DVDを挿入した状態でPCを再起動する
- F12、F11、Escなどのブートメニューキーを押す
- 起動デバイス一覧からCD/DVDドライブを選択する
- Enterキーを押して起動する
この方法なら、通常の起動順序を変更せずにCD/DVD-ROMから起動できます。1回だけ起動ディスクを使いたい場合は、ブートメニューを利用する方が簡単です。
Part4:CD/DVD-ROMから起動できない時の確認ポイント
起動順序を変更してもCD/DVD-ROMから起動できない場合は、ディスク、光学ドライブ、BIOS/UEFI設定、起動モードなどを順番に確認しましょう。原因を一つずつ切り分けることで、どこで問題が起きているか判断しやすくなります。
| 確認ポイント | 原因の例 | 対処法 |
|---|---|---|
| ディスクの状態 | 起動用ディスクではない、傷や汚れがある | 別のPCで読めるか確認し、必要ならディスクを再作成する |
| 光学ドライブ | 内蔵または外付けドライブが認識されていない | 別のドライブやUSBポートを試す |
| 起動順序 | 内蔵ストレージが優先されている | BIOS/UEFIでCD/DVDドライブを上位に設定する |
| UEFI/Legacy設定 | ディスクの起動方式とPC設定が合っていない | PCの設定に合わせて起動モードを確認する |
| Secure Boot | 一部の起動メディアが制限される | PCメーカーの案内に従って設定を確認する |
起動できない時に試したいこと
- CD/DVDに傷や汚れがないか確認する
- 別のPCでディスクを読み込めるか確認する
- 外付けDVDドライブを使っている場合は別のUSBポートに接続する
- ブートメニューからCD/DVDドライブを直接選択する
- BIOS/UEFIで起動順序を再確認する
- UEFI/Legacy設定やSecure Boot設定を確認する
古い起動ディスクや一部の修復ディスクでは、現在のUEFI環境で起動できない場合があります。その場合は、PCの設定に合った起動メディアを作成し直すか、USB起動メディアの利用も検討しましょう。
Part5:クラッシュしたPCからデータを復元する方法
CD/DVD-ROMから起動して修復や再インストールを行う前に、PC内に重要なデータが残っている場合は、先にデータを取り出せるか確認しておくと安心です。修復操作や再インストールによって、保存データに影響が出る可能性があるためです。
パソコンがクラッシュしてどうしても起動できない場合でも、起動可能なメディアを作成してデータ復元を試す方法があります。Recoveritには、起動可能なメディアを作成し、クラッシュしたPCからデータを復元するための機能があります。
Windowsが起動しない場合でも、作成したUSBやCD/DVDからPCを起動し、必要なデータの復元を試せます。修復や再インストールの前に大切なファイルを保護したい場合に役立ちます。
Part5-1:Recoveritでシステムクラッシュ時のデータ復元を行う手順
ステップ1 「クラッシュしたパソコンからデータを復元」機能を選択します。
Recoveritを起動します。製品画面で「クラッシュしたパソコンからデータを復元」を選択し、右下にある「開始」をクリックします。

ステップ2 起動メディアを作成します。
Recoveritはブート可能なメディアを作成し、クラッシュしたシステムからデータを取り出すことができます。Windowsシステムが起動しない場合は、起動可能なUSBまたはCD/DVDドライブを作成して、データ復元を試しましょう。
起動可能なUSBまたはCD/DVDドライブを選択して、「作成」ボタンをクリックします。

起動可能なドライブを作成中は、USBフラッシュドライブやCD/DVDを取り外さないでください。完了まで少し時間がかかる場合があります。
ステップ3 起動可能なUSBまたはCD/DVDを作成します。
USBフラッシュドライブまたはCD/DVDドライブの作成が完了すると、データ復元に関するガイドが表示されます。画面の案内に従って、クラッシュしたPCを作成済みメディアから起動し、必要なデータの復元を進めてください。

詳しい使い方は製品のガイドをご参照ください。
また、このソフトを使うことで、クラッシュしたパソコンのデータ復元だけではなく、SDカード、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試しください。
修復前にデータ復元を検討したいケース
- PCが起動せず、デスクトップやドキュメント内のデータを取り出したい
- Windowsの再インストール前に重要ファイルを保護したい
- 起動修復を繰り返しても改善しない
- 外付けバックアップを取っていなかった
終わりに
CD/DVD-ROMからPCを起動するには、BIOSまたはUEFIで起動順序を変更する方法と、ブートメニューから一時的にCD/DVDドライブを選択する方法があります。使用するPCや起動メディアによって画面やキー操作は異なるため、事前にメーカーの案内も確認しておきましょう。
また、起動修復や再インストールを行う前に、大切なデータが残っている場合はデータ保護を優先することも重要です。PCが起動しない状態でも、Recoveritの起動可能なメディア作成機能を使えば、クラッシュしたPCからデータ復元を試せます。
CD-ROM/DVD-ROMからPCを起動する時のよくある質問
-
CD/DVD-ROMからPCを起動するには何を設定しますか?
BIOSまたはUEFIで起動順序を変更し、CD/DVDドライブを優先起動に設定します。機種によっては、起動時にF12やEscなどを押してブートメニューからCD/DVDドライブを選択できます。
-
BIOSとUEFIはどちらを設定すればいいですか?
PCの機種や起動メディアによって異なります。比較的新しいPCではUEFIが使われることが多く、古いPCではBIOSまたはLegacyモードの場合があります。起動できない場合は、PCメーカーの案内を確認してください。
-
ブートメニューから一時的にCD/DVDを選べますか?
はい。F12、F11、Escなどのブートメニューキーを押すことで、今回だけCD/DVDドライブから起動できる場合があります。起動順序を常に変更したくない場合に便利です。
-
CD/DVDから起動できない場合は何を確認しますか?
起動用ディスクとして正しく作成されているか、光学ドライブが正常に動作しているか、BIOS/UEFIの起動順序、UEFI/Legacy設定、Secure Boot設定などを確認してください。
-
CD/DVD起動とUSB起動はどちらがよいですか?
現在のPCではUSB起動の方が使いやすい場合もあります。ただし、既にCD/DVDの起動ディスクを持っている場合や、対象PCがUSB起動に対応していない場合は、CD/DVD起動も有効な選択肢です。
-
起動修復や再インストール前にデータは守れますか?
修復や再インストールの操作によってはデータに影響する可能性があります。重要なファイルがある場合は、可能であれば先にバックアップやデータ復元を検討してください。