MMC復元:「Recoverit」でMMCカードから削除されたデータを復元する方法

本文では、「MMCカードはどのようなデバイスなのか」「SDカードとの違いとは」について解説します。またMMCカードから削除したデータを復元する方法も紹介します。

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内野 博

Sep 25, 2024 • カテゴリ: SDカード復元

近年スマートフォンのカメラが高機能になり、質の高い写真撮影が可能になりました。スマートフォンでカメラアプリを起動するだけで手軽に撮影できる事から、一瞬のシャッターチャンスを逃しません。スマートフォン以外に写真や動画を撮影する機器として、デジタルカメラを使用している方が多いのではないでしょうか。

デジタルカメラの記憶媒体として、SDカードと共にマルチメディアカードが知られています。MMCカード(マルチメディアカード)について、SDカードとの違い等を紹介します。またマルチメディアカードに記憶された皆さんの大切なデータが、誤った削除、フォーマット、ウィルス等により意図せず削除された際にデータを復元する方法を紹介します。

MMCカードはどのようなデバイスなのか」「SDカードとの違いとは」について解説します。またMMCカードから削除したデータを復元する方法も紹介。まだ現役でMMCカードを活用している方は、データ復元ソフト「Recoverit」がオススメです。

MMCカードについての紹介

MMCカードとは、1997年に海外企業「SanDick」が開発した小型記録デバイスのことです。MMCは「マルチメディアカード」の略称で、その名のとおりメディアデータを記録できます。主な利用目的は音楽の記録です。

当時の音楽記録媒体は、約10年もの長期にわたりCDやMDが主流の時代です。そのため、すべての音楽プレーヤーはどうしても大型なものばかりでした。そこで開発されたのが、小型のMMCカード。現在のSDカードほどのコンパクトなサイズで設計されており、より気軽に音楽を楽しめるようになりました。

MMCカードの利便性は、携帯電話にも影響されています。現在こそスマホに大容量のデータを保管できますが、当時はまだ携帯電話が主流の時代です。音楽の持ち運びは、現実的ではありませんでした。しかしMMCカードの開発により、音楽プレーヤー一体型の携帯電話が開発。当時リリースされたばかりの「着メロ」に次いで、より音楽が身近な存在になるきっかけとなりました。

MMCカードは「Multi Media Card」の頭文字から名付けられました。サンディスク社とシーメンス社によって提唱されたメモリーカードの一種で、サイズは32mm(H)×24mm(W)×1.5mm(D)となります。メモリーカードとして普及しているSDカードと比較すると、MMCカードの方がわずかに薄い以外はほぼ同じで、SDカード対応機器でもMMCカードを使用する事が出来ます。一方SDカードの方が厚い為に、MMC専用機器でSDカードは利用出来ません。

MMCカードはSDカードの前身である事から、機能やサイズなどにおいてとても良く似ています。製品のバリエーションは豊富で、小型化されたRS-マルチメディアカード、サムスン電子により提唱された他の製品より小型の microタイプ、音楽プレーヤー用に著作権保護機能を搭載したSecure Card等ユーザーからのあらゆるニーズに対応しています。

MMCカードとSDカードの違いを紹介

MMCカードの見た目や用途を聞くと、よく似た製品にSDカードを思い浮かべる方も多くいるでしょう。もともとMMCカードは、SDカードの先駆けとなった記憶媒体です。MMCカードが開発された2年後の1999年、MMCカードの開発元である「SanDick」と日本企業2社との3社で開発されました。そのため重さやサイズ、用途はほとんど同じ規格です。

SDカードのリリース後は「miniSDカード」「microSDカード」など、現在までSDカードを中心とした商品が開発されています。またMMDカードと比べて性能が向上しており、SDカードの保存容量や処理速度などはすべてにおいて上位互換です。時代が進むに連れ、下位互換のMMCカードは姿を消す方向へ向かいました。

SDカードとMMDカードの違いを強いてあげるとするなら、SDカードのほうが厚みがあります。SDカード挿入口にMMDカードを挿入できますが、その逆はできません。たとえばMMDカード対応の機器で音楽を再生したい場合、MMDカードでしか読み込めないと考えておきましょう。

MMCカードから誤削除してしまったデータを復元する方法

MMCカードから誤って削除してしまったデータを復元するためには、専用の復元ソフトを利用しましょう。一度消えてしまったデータの復元は、パソコンの操作に不慣れな方がすると非常に労力がかかる作業です。とはいえ、データの復元を業者に依頼すると時間も費用もかかります。パソコン初心者で操作に不安がある方は、データ復元ソフト「Recoverit」がおすすめです。

Recoveritは、簡単かつ高性能なデータ復元ソフト。MMCカードに眠っているデータでも、素早く手軽に復元します。シンプルでわかりやすい操作画面は、パソコン初心者でも扱いやすい設計です。画面の案内に従って操作するだけなので、操作を間違えることはありません。また、データの復元前にプレビュー表示できることも嬉しい魅力の一つです。不要なデータまで復元しないため、より効率的に復元できます。

MMCカードは、2022年現在から約25年も前に普及した記憶媒体です。懐かしいデータであると同時に、「現在も復元できるか」「データが壊れていないか」などと不安に感じるでしょう。Recoveritがあれば、無事にデータを救出できる確率が向上します。操作に不慣れなパソコン初心者はもちろん、より確実にデータを復元したい方にオススメです。ぜひご活用ください。

デジタルカメラによって撮影された写真等のデータが、撮影機器に挿入されているMMCカードに記憶されます。MMCカードは、誤って削除してしまった、フォーマット、ウィルス感染等によりユーザーの意図とは関係なくデータが削除される心配があります。続いては皆さんの大切なデータを守る為に、Wondershare社製のデータ復元ソフト 「Recoverit」でMMCカードから削除されたデータを復元する方法を紹介します。

MMCカードを復元(Win版) MMCカードを復元(Mac版)

Wondershare社製の 「Recoverit」は、Windows、MacのPCに対応したPC、HDD、メモリーカード等から写真、動画、音楽等を復元するソフトです。メモリーカードの1種であるMMCカードに対応していて、簡潔な画面表示と簡単な操作でデータを復元します。それでは、手順に沿って復元方法を紹介します。

ステップ1  MMCカードをパソコンに接続し、PCにてMMC復元ソフト「Recoverit」を起動すると、削除されたファイルが元々保存されていた場所を確認します。

「開始」をクリックし削除されたファイルをスキャンします。

該当する場所を選択

ステップ2  削除されたファイルのスキャンが開始されます。

「Recoverit」の特徴として、スキャンの途中で復元したいデータが検出された時、スキャンを一時停止して復元作業を行います。その後「続く」をクリックしてスキャンを継続するか、「停止」をクリックしてスキャンを停止するかユーザーが選択する事が出来ます。

データをスキャン

ステップ3 MMCカードのデータを復元します。

復元するファイルにチェックをして、「復元」をクリック→復元されたファイルの保存先を選択するとデータを復元する事が出来ます。

プレビュー

復元

この時に注意して頂きたいのは、復元したデータを消失したデータが保存されていた領域に保存しないで下さい。その理由は、新規保存したデータによって元々保存されていたデータが上書きされる事を防ぐ為です。

以上が 「Recoverit」によるMMCカードから削除されたデータを復元する手順になります。

デジタルカメラで撮影したデータの中には、あの時にしか撮影出来なかった大切な一瞬も収められている事でしょう。

「Recoverit」は、復元前にデータをプレビューする事で目的のデータのみを復元する事が出来ます。スキャン、プレビュー、復元の3ステップと簡潔な画面表示なので、PC操作に不慣れな方も安心して使用する事ができます。まずは無料体験版を皆さんがお使いのPCにインストールする事をおすすめします。

データ復元ソフト

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