デジタルカメラやビデオカメラで撮影した写真や動画の記録に欠かせないSDカード。一見して同じように見えますが、用途に応じていくつかの種類があり、適切なSDカードの選択が重要です。未対応のSDカードを購入してしまうと、使用する機器との互換性に問題が生じるかもしれません。
この記事では、SDカードの種類や選び方について詳しく解説し、ビデオカメラ用SDカードに焦点を当てます。適切なSDカードを選ぶための情報や、おすすめの製品名とメーカーも紹介します。また、SDカードからデータを復元する方法についても説明します。SDカードに関するさまざまな情報をまとめているので、ぜひ参考にしてください。
ビデオカメラの使い手であれば、SDカードの重要性は理解していることでしょう。ビデオカメラ用SDカードは、デジタルビデオの記録媒体として不可欠です。しかし、どのSDカードを選ぶべきか、どの容量が最適か、そしてどのメーカーの製品が信頼性が高いか、これらの問題は悩ましいものです。
この記事では、ビデオカメラ用SDカードに関するおすすめ情報をご紹介します。ビデオカメラでの撮影や録画に適したSDカードを選ぶための基本的なガイドラインを理解し、ビデオ制作のプロセスをスムーズにしましょう。また、信頼性のある製品とメーカーも紹介します。
デジタルカメラやビデオカメラ、スマートフォン、タブレット、ドローン、カーナビ、ゲーム機など、多くのデバイスで使用されるSDカードは、その用途に合わせて複数の種類が存在します。SDカードの種類を選ぶ前に、まずは使用するデバイスの取扱説明書を確認し、どの種類や規格のSDカードが対応しているかを把握しましょう。
SDカードはビデオカメラやデジタルカメラで使われる便利なメモリーカードです。しかし、どのSDカードを選べばいいか初めて使う人には戸惑うこともあるでしょう。以下に、SDカードの種類と容量の選び方をわかりやすくまとめました。
SDカードは、一般的なデジタルカメラやデジタルビデオカメラで使用されているコンパクトな記録メディアです。その小さなサイズにもかかわらず、高容量のデータを格納できます。
microSDカードはSDカードの4分の1ほどのサイズで、スマートフォン、タブレット、ゲーム機、デジタルオーディオプレーヤーなど、コンパクトなデバイスで使用されています。また、microSDカードをSDカードへの変換アダプターを使用することで、SDカード用の機器でも利用できます。
容量にはSDカード(〜2GB)、SDHCカード(4GB〜32GB)、SDXCカード(64GB〜)の3つの主要な種類があります。これらは正式には容量によって区別されていますが、一般的にはSDカードとして扱われています。
容量の選択においては、以下のポイントに留意しましょう。
ビデオの解像度とビットレートを考慮:高解像度のビデオや高いビットレートの設定では、大容量のSDカードが必要です。4Kビデオを撮影する場合、64GB以上の容量が推奨されます。
プロジェクトの長さと頻度を考慮:長時間のイベントや頻繁な撮影プロジェクトの場合、大容量のSDカードが必要です。逆に、短時間のプロジェクトでは小容量のカードでも十分かもしれません。
バックアップとデータ管理を計画:大容量のSDカードを使用する場合、データのバックアップと整理が重要です。外付けハードドライブやクラウドストレージを検討し、データを確実に保護しましょう。
SDカード容量 | 主な用途 | 特徴 |
32GB (4GB-32GB SDHC) | 一般的なビデオ撮影 | 一般的なビデオカメラでの日常的な撮影に最適。HD(ハイビジョン)ビデオ撮影に対応。 |
64GB (SDXC) | 高解像度ビデオ撮影 | 4Kビデオや高ビットレートの撮影に適している。長時間の撮影プロジェクトに対応。 |
128GB (SDXC) | 長時間の連続録画 | 長時間の録画や4Kビデオ撮影に最適。大容量のデータを格納でき、頻繁なデータの転送が不要。 |
ビデオカメラを使用して撮影する際、SDカードの性能と選択方法は非常に重要です。正しいSDカードを選ばないと、撮影中にデータの書き込みが追いつかずに問題が発生する可能性があります。この記事では、SDカードの性能に焦点を当て、選択する際のポイントを探ります。
転送速度は、SDカードの性能を評価する際に非常に重要な要素です。速い転送速度を持つカードは、高解像度のビデオをスムーズに記録し、高速でデータをコンピュータに転送できます。主な転送速度クラスには以下のものがあります。
クラス10:フルHDビデオに適しています。
UHSスピードクラス1 (U1):1080pのビデオ撮影に適しています。
UHSスピードクラス3 (U3):4Kビデオ撮影や高ビットレートのビデオに必要です。
選択する際には、ビデオカメラの性能要件に合わせて転送速度クラスを検討しましょう。
信頼性と耐久性も重要な要素です。信頼性の高いSDカードは、データが誤って破損する可能性を減らし、長寿命で安心して使用できます。また、耐久性があるカードは、さまざまな環境条件で使用できます。選択肢の中から信頼性の高いメーカーのSDカードを検討しましょう。
もちろん、いくつかおすすめのビデオカメラ用SDカードの製品名とメーカーを示します以下は一般的に評判が良く、信頼性の高いSDカードのいくつかです。
(SDXCカード)
1. SanDisk Ultra PLUS SDXC (メーカー: SanDisk)
・容量: 128GB
2. EXCERIA PLUS SDXC (メーカー: KIOXIA)
・容量: 64GB
・価格: 5,940円(税込)
3. UHS-II TOUGH SF-Mシリーズ SDXC (メーカー: ソニー)
・容量: 256GB
・価格: 30,800円(税込)
(SDHCカード)
1. EXCERIA BASIC SDHC (メーカー: KIOXIA)
・容量: 16GB
・価格: 823円(税込)
2. SanDisk Ultra PLUS SDHC (メーカー: SanDisk)
・容量: 32GB
・価格: 1,770円(税込)
3. EXCERIA SDHC (メーカー: KIOXIA)
・容量: 32GB
・価格: 1,680円(税込)
4. SanDisk Extreme PLUS SDHC (メーカー: SanDisk)
・容量: 32GB
SDカードからデータを復元する際に役立つツールとして、おすすめのデータ復元ソフトウェア「Recoverit」をご紹介します。Recoveritは使いやすく、効果的なデータ復元ツールで、SDカードから失われた写真、ビデオ、ドキュメントなどを簡単に復元できます。また、プレビュー機能を備えており、復元する前にファイルを確認できます。そして、復元が難しい場合でも、Recoveritは高い成功率を誇ります。
次は、Wondershare「Recoverit」を利用して、SDカードからデータを復元する手順を詳しく紹介します。
パソコンにWondershare「Recoverit」をインストールして、SDカードを接続します。
SDカードのデータ復元なので、「外付けデバイス」にSDカードを選択してクリックします。
クリックすると、SDカードのデータをスキャンし始めます。スキャン中、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。
SDカードから検出された削除したデータを復元します。復元したいSDカードのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックするとファイルの保存先を選択すれば完了です!
上記の通り、Wondershareの 「Recoverit」は、SDカードから誤って削除された動画・写真を復元できるだけではなく、HDDの復元やディスクの復元にも活用できます。
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内野 博
編集長