Steamのセーブデータが消えた時に備えて、バックアップと復元の方法を分かりやすく解説。
クラウド保存とローカル保存、どちらも詳しく紹介しています。

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Steamのセーブデータをバックアップ&復元する方法を解説

内野 博
内野 博 更新 May 08, 25

大切なSteamのセーブデータは、Steamの機能を使って手動または自動でバックアップを取ることができます。

この記事では、Steamのセーブデータをバックアップ・復元する方法を解説。画像付きでお伝えしますので、Steamのセーブデータの紛失を防ぎたい方は参考にしてください。

万が一セーブデータを紛失してしまった場合の解決策もご紹介しています。

目次
    1. Part1-1:Steamのセーブデータのバックアップを取る
    2. Part1-2:Steamのセーブデータを復元する
    1. Part2-1:Steamのセーブデータのバックアップを取る
    2. Part2-2:Steamのセーブデータを復元する
    1. Part3-1:Steamクラウドでセーブデータのバックアップを取る
    2. Part3-2:Steamクラウドでセーブデータを復元する

Part1:Steamのセーブデータのバックアップを取る手段

Steamのセーブデータをバックアップする方法

Steamのセーブデータのバックアップを取る手段は主に2つあります。

  • Steamのバックアップ機能で手動でバックアップを取る
  • Steamクラウドで自動でバックアップを取る

Part1-1:Steamのバックアップ機能で手動でバックアップを取る

Steamには手動で使えるバックアップ機能があります。

バックアップ機能が使えるのは、ダウンロード、インストール、パッチ提供を全てSteamを通して行うゲームのみです。

なお、バックアップ機能の詳しい使い方は後述します。

Part1-2:Steamクラウドで自動でバックアップを取る

Steamクラウドとは、ゲームのセーブデータをクラウド上に自動で保存できる機能です。

クラウド上に保存されるので、インターネットにさえ繋がっていればPCが故障してもゲームのセーブデータは守ることができます。

なお、Steamクラウドは全てのゲームに対応しているわけではありません。

Steamクラウドでセーブデータを自動保存する方法

ゲームがSteamクラウドに対応しているかどうかは、ゲームのストアページ右側で確認が可能です。

Steamクラウドの使い方についても後述します。

Part2:【手動】Steamのセーブデータをバックアップ・復元する方法

ここでは、Steamのバックアップ機能を使い、手動でSteamのセーブデータをバックアップ・復元する方法を解説します。

Part2-1:Steamのセーブデータのバックアップを取る

Steamのバックアップ機能を使ったセーブデータのバックアップ手順は次の通りです。

ステップ1:Steamライブラリでバックアップを取りたいゲームタイトルを右クリックし「管理」>「ゲームファイルのバックアップ…」の順に選択

Steamライブラリでゲームのバックアップを選択する画面

ステップ2:「参照」をクリックしてバックアップの保存先を選択し「バックアップを作成」を選択

バックアップ保存先を選択する画面

「C:\Program Files(x86)\Steam」フォルダを選べば問題ありません。もちろん任意のパスに変更することも可能です。

なお、この方法だけではセーブゲーム、カスタムマルチプレイヤーマップ、設定ファイルなどは含まれません。

これらのセーブデータもバックアップするには、「C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\ゲーム名\ 」のフォルダ内へ、次の各種ファイルをコピーしてください。

  • \SAVE\:シングルプレイモードのセーブゲーム
  • \cfg\:カスタム環境設定およびスクリプト
  • \maps\:マルチプレイモードでインストール、ダウンロードされたカスタムマップ
  • \downloads\:マルチプレイヤーゲーム用のカスタムコンテンツ
  • \materials\:カスタムテクスチャやスキン

それではバックアップのプロセスに戻ります。

ステップ3:「フォルダーを開く」をクリック

バックアップファイル保存フォルダーを開く画面

この時点でバックアップは完了していますが、念のためバックアップファイルの移動またはコピーをしておくと安心です。

ステップ4:バックアップファイルの移動またはコピーで紛失に備える

バックアップファイルを移動してデータ保護する方法

Part2-2:Steamのセーブデータのバックアップを復元する

Steamのセーブデータのバックアップを復元する手順は次の通りです。

ステップ1:Steamアプリでログインし画面左上「Steam」>「ゲームのバックアップを復元…」の順にクリック

Steamバックアップ復元画面

ステップ2:「参照」をクリックしゲームのバックアップファイルを選択。「バックアップを復元」をクリック

バックアップファイルを選択して復元する手順

ステップ3:ゲームをインストールする

ゲーム復元後のインストール画面

これでバックアップデータの復元は完了です。

Part3:【自動】Steamクラウドで自動バックアップ・復元する方法

Steamクラウド対応のゲームは、自動でSteamクラウドへセーブデータをバックアップし、自動で復元させることができます。

ここではSteamクラウドを使用したバックアップ・復元の方法をまとめました。

Part3-1:Steamクラウドでセーブデータのバックアップを取る

Steamクラウド対応のゲームでは、デフォルトで自動バックアップが有効になっています。このため、特に自分で何かを設定する必要はありません。

Steamクラウドが有効になっているかどうかは、次の手順で確認できます。

ステップ1:Steamアプリのライブリでゲーム名を右クリックし「プロパティ…」を選択

Steamクラウドでゲームのプロパティ設定を確認する画面

ステップ2:「一般」の項目にある「Steamクラウドに(ゲーム名)のセーブデータを保存」がオンになっているか確認

Steamクラウド設定が有効か確認する画面

オンになっていれば、都度Steamクラウドへの自動バックアップが行われます。

Part3-2:Steamクラウドでセーブデータを復元する

Steamクラウドは、Steamアカウントにログインすれば自動でセーブデータを復元してくれます。このため、特別に自分で何か操作をする必要はありません。

なお、クラウドファイルは次のローカルフォルダに保存されます。

  • Windows:C:\Program Files (x86)\Steam\userdata
  • macOS:~/Library/Application Support/Steam/userdata
  • Linux:~/.local/share/Steam/userdata

Part4:バックアップしたSteamセーブデータを紛失した時の解決策

万が一、バックアップしたSteamのセーブデータファイルを紛失してしまっても焦る必要はありません。データ復元専門ソフトを利用することで、簡単にSteamのバックアップファイルを復元できます。

データ復元専門ソフト「Recoverit(リカバリット)」では、PC本体や、外付けHDD/SSD、USBメモリ、SDカード、カメラなど、あらゆるデバイスに保存されていたデータの復元に対応。

20年以上のデータ復元技術の研究により、ゲームフォルダはもちろんのこと、ドキュメント、動画、写真、メール、NASサーバーといった1,000種類以上ものファイル形式・データの復元が可能です。

Recoveritは無料でダウンロードできます。大切なSteamのセーブデータを守りたい方は、ぜひ一度お試しください。

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以下は、「Recoverit」で消えたデータを復旧・復元する手順です。

ステップ1 復元場所を選択します。

パソコンで「Recoverit」を起動すると、左側のサイドバーにファイルの保存場所が表示されます。ここでは、タブから特定の保存場所を選択してください。

スキャンしたいフォルダをクリックすると、選択した場所をスキャンし始めます。

Recoveritによるデータ復元:復元場所の選択画面

ステップ2 消えたデータをスキャンします。

スキャンしたいハードディスクをクリックすれば、スキャンが始まります。

スキャンは数分かかりますが、サイズの大きいファイルが多数存在する場合、時間かかる場合もあります。

Recoveritによるデータスキャン中の画面

ステップ3 消えたデータをプレビューして復元します。

パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイル・フォルダがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元する」をクリックすれば完了です!

RecoveritでSDカードのデータをプレビューして復元する画面

FAQ

  • Steamのセーブデータはどこに保存されていますか?
    Steamのセーブデータは、クラウド保存とローカル保存の2種類があります。クラウドに保存されている場合はSteamクラウドを通じて同期されますが、ローカルの場合は「C:\Users\ユーザー名\Saved Games」や「C:\Program Files (x86)\Steam\userdata」などのフォルダに保存されていることが多いです。
  • Steamクラウドにセーブデータがあるか確認する方法は?
    Steamライブラリで対象のゲームを右クリックし、「プロパティ」→「一般」タブの中にある「Steamクラウドにゲームのデータを保存」を確認します。また、Steam公式のクラウドページ(remotestorage)でも確認可能です。
  • Steamクラウドとローカル保存、どちらが優先されますか?
    Steamでは、通常クラウドのセーブデータが優先されます。ただし、クラウドとローカルに差異がある場合は、起動時にどちらを使用するか選択できるポップアップが表示されることがあります。最新のデータを選ぶようにしましょう。
  • セーブデータが消えた場合、復元できる可能性はありますか?
    クラウドに同期されていれば、自動的に復元される可能性があります。ローカル保存の場合は、バックアップがあれば復元できます。また、データ復元ソフトを使えば削除されたファイルを復元できることもありますが、上書きされる前に行うのが重要です。
内野 博
内野 博 May 08, 25
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