デジタルビデオカメラや携帯端末などを利用して個人的に動画を撮影した際のデータは、パソコンのディスクに転送して保管することができます。撮影機器からパソコンに動画のデータを転送すると、大抵の場合はAVI形式のファイルで保存されます。AVI(Audio Video Interleave)は動画と音声を格納するための規格で、1990年代から幅広く利用されてきたファイル形式のひとつです。そのため、個人で撮影した動画の多くはAVI形式で保存されているケースがほとんどです。
AVIはパソコンを利用して簡単に再生・編集することができて便利ですが、FLVやMP4などの新しい規格と比べて圧縮率が低いという欠点があります。そのため、撮影機器から動画データをパソコンに転送すると多くのディスクスペースを消費してしまいます。パソコンでAVI形式の動画を保存する際は、不要な部分をカットしておく必要があります。AVI形式の動画データはパソコンで簡単に編集することができますが、作業の途中に誤って削除してしまう場合があります。ネット上からダウンロードした動画であれば、再び入手することができる場合があります。これに対して自分で撮影した子供やペットなどの動画は一度失われると二度と取り戻すことができないので、データを取り扱う際は細心の注意を払う必要があります。
もしも誤ってAVI形式の動画ファイルを削除してしまった場合は、専用のデータ復元ツールを利用すれば削除前の状態に復元することができる場合があります。動画ファイルを誤って削除してからディスクに他のデータが上書き保存されていなければ、完全に復元できる可能性が高くなります。そのため、誤って動画ファイルを削除した事に気付いたらただちにディスクの使用を中止して、すぐに復元作業を行うようにします。
多くのデータ復元ツールがありますが、動画形式のファイルに対応していること、復元できるデータのファイルサイズの制限がないものを選ぶようにします。データ復元ツールの中にはフリーソフトもありますが、ファイルの大きさに制限が設けられていたり、画像や音声形式のファイルに限定されているケースがあります。大きなサイズの動画ファイルを復元するためには、有料のデータ復元ツールを利用する必要があります。大きなサイズの動画ファイルも復元することができるツールとして、WondershareのAVI復元ソフト「Recoverit」が利用できます。
WondershareのAVI復元ソフト「Recoverit」はパソコンについての専門的な知識を持たない人でも、必要最小限の操作で失われたデータを復元させることができるツールです。正規版に登録すればデータの種類やファイルの大きさに制限がないので、誤って削除されたAVI形式の動画データも取り出すことができます。
スキャン終了後にファイルが見つかれば画面にリストアップされるので、復元したいファイルをチェックし復元ボタンをクリックしてください。復元したファイルを保存する場所を指定するウィンドウが表示されますので、適宜保存場所を指定します。 これでファイルの復元が開始されるので、後は待つばかりです。
誤って削除してしまったAVIファイルを復元するために、Wondershare「Recoverit」が利用できます。ファイルを誤って削除したことに気付いたら、なるべく早く復元を試みるようにしましょう。
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内野 博
編集長