資料作成に重宝するOfficeソフト「パワーポイント」。パワーポイントでは、多くのデータを挿入するとファイル容量が大きくなる恐れが出てきます。容量が大きくなるとインターネット上での共有やプレゼンの際に支障をきたすため、圧縮しなければいけません。
圧縮方法は複数あるので、状況に応じて使い分けましょう。本ページでは、パワーポイントを圧縮する方法、容量を減らすコツを紹介します。
文章や表をメインとする場合、パワーポイントファイルはさほど大きな容量にはなりません。しかし、画像や動画を駆使して資料を作成する場合、パワーポイントファイルの容量が大きくなります。パワーポイントファイルの容量が大きくなりすぎると、共有したいのにインターネットで送信できなくなります。
またプレゼンで利用するときに、ページの表示や切り替えが重くなりかねません。ストレージの空き容量を減らすリスクでもあるので、サイズが大きいものは圧縮したいところです。
パワーポイントのファイルを圧縮する方法は以下の4通りあります。
1.ファイル容量を減らす
2.画像を圧縮する
3.動画を圧縮する
4.Zip形式にして圧縮する
それぞれの方法を詳しく解説します。
パワーポイントには、作成したファイルの画像を圧縮して容量を減らす機能があります。
この機能を利用する場合、以下の手順を行います。
1.パワーポイントファイルを開く
2.「ファイル」のタブを左クリック
3.「名前を付けて保存」を左クリック
4.パワーポイントファイルの保存場所を選択
5.「参照」を左クリック
6.表示されるダイアログボックスで保存先を選択
7.「ファイル名」の項目で任意の名前を入力
8.「ツール」を左クリック
9.「画像の圧縮」を左クリック
そして表示される画面で任意の圧縮形式を選び、「OK」を左クリックすれば完了です。
元のファイルは残りますが、不要であれば削除しても大丈夫です。
これから資料を作成する際に画像を多用する場合、あらかじめそれを圧縮してパワーポイントに挿入しましょう。画像の圧縮は無料のオンラインサービスで行えます。圧縮対応サイトはいろいろありますが、「tinypng」が使いやすいです。
tinypngでは以下4つだけの操作で画像を圧縮できます。
動画を利用してパワーポイントの容量が大きくなっている場合、動画を圧縮してサイズを減らしましょう。
パワーポイントでは、以下の手順で利用動画を圧縮できます。
上記の手順を行うと、以下の3つから動画の画質を選択できます。
容量を減らすのであれば、標準(480p)がおすすめです。
以下の手順でZipファイル形式にして圧縮する方法があります。
この方法はメールでファイルを送信するときには便利です。
しかし、ファイルを開く手間がかかるのでプレゼンでの利用には向いていません。
パソコンでパワーポイントを使い続けていると、誤操作やシステムエラーでファイルが削除されてしまう場合があります。また予想していないエラーでパワーポイントファイルが破損して、使えなくなるトラブルも珍しくありません。このようなトラブルに備えて、「Repairit」をインストールしておくと安心です。
Repairitでは意図せず削除されたファイル、破損したファイルを修復できます。修復方法はたったの3ステップで、画面の指示に従えば簡単です。ソフトとしての信頼も厚く、500万人以上のユーザーが利用しています。
「Wondershare Repairit」を起動した後、「+追加」ボタンをクリックして、破損したワーポイントファイルを追加します。
ワーポイントファイルを追加できたら、右下の「修復」をクリックします。
修復完了すると、「プレビュー」をクリックして修復できたワーポイントファイルをプレビューできます。そして、「保存」ボタンをクリックして、修復できたファイルを保存します。
(*ファイルをプレビューできない場合もあります。この場合、直接的にパソコンに保存してファイルを開いてみてください。)
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内野 博
編集長