Apr 12, 2023 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元
パソコンの初級者には、あまり馴染みのない「BIOS」という単語。しかし、BIOSはパソコンのパフォーマンスには欠かせない重要な機能のプログラムなのです。少し専門的な内容になりますが、BIOSプログラムの基本や起動方法などの知識を得ることで、パソコンパーツを交換する作業や、ご自身でパソコンを組立てたり、カスタマイズする場合などには大変便利だと思います。今回はBIOSに関する情報や起動できない場合の対処法についてご説明します。
こちらの項目ではBIOSの基本的な説や機能の紹介をします。
BIOSとは「Basic Input Output System」の頭文字をとった名称で、システムセットアップという方が、わかりやすいかもしれません。パソコンの土台部分であるマザーボードに搭載され、デスクトップとノートパソコンの両方に必須のプログラムです。パソコンの初期設定や入力制御を行う基礎的なプログラムです。
初めて使うパソコンのOSを起動させる際に、青や黒の背景に英語表記の画面が現れます。これがBIOSの設定画面です。BIOSは、パソコンのOSが起動する前のタイミングで、キーボードやマウス、パソコンの頭脳部分であるCPUなどの管理や制御などの役割を担い、パソコン中級者の方などが自身でパーツ交換や自作パソコンをカスタマイズするユーザーにとって、BIOSは基本操作として要の存在でもあります。
殆どのユーザーは、店頭やネットで既製パソコンを購入しそのまま使用するので、BIOSという存在すら知らない方も少なくないでしょう。理由としては、既製パソコン搭載のBIOSは、初期設定で適切な状態になっているからです。
しかし、パソコンは使っていくうちに既製スペックでは事足りなくなってきますので、メモリーの増設や、起動順位の変更などの際には、BIOSの設定が必要になります。この機会に知っておけば、パソコンのトラブルに対応するのにも役立ちます。
BIOSは通常時にはHDの読み取りや入出力のコントロールなど、パソコンを動作させる為には欠かせない基本的な役割を担っています。
そして、パソコンに何らかの不具合があったときに、内部の各種パーツの異常を調べたり、パソコンのシステム情報などを確認する際にも使用します。
少し、パソコンに詳しいユーザーなら、パソコンが起動しない場合などにBIOS設定画面から「ハードウェア診断」をして問題個所を見つけるという動作をされる方が多いでしょう。
パソコンを正しく起動できないと判断されるケースでは、BIOSがビープ音で異常を告知する仕組みも持っており、正常時でも異常時にでもBIOSがパソコンの頭脳の管理をしていると言って過言ではありません。
BIOSを起動するには、パソコン起動時にメーカーロゴが表示される際に、キーボードのBIOS起動キー(F2キーやDeleteキーなど)を押すとBIOS設定画面を表示されます。
※BIOS画面を表示させるためのキーはメーカーによって違うので、お使いのパソコンのBIOS起動キーを事前にチェックしておきましょう。
また、パソコンを起動してからBIOS設定画面を開く方法はWindows10では以下の手順で行います。
1)ホーム画面の左下にある「スタート」(窓のマーク)から「Windowの設定」をクリック
2)Windowsの設定から「更新とセキュリティ」→画面の左にあるリストから「回復」をクリック
3)回復画面の真ん中辺りにある「PCの起動をカスタマイズする」の下の「今すぐ再起動」をクリック→「オプションの選択」が表示
4)「オプションの選択」からトラブルシューティング」→「詳細オプション」へと進む
5)詳細オプションにある「UEFIファームウェアの設定」を選択→BIOS画面が表示
電源は入るものの、パソコンの動作そのものが止まってしまう状態は、BIOSが正常に立ち上がらないため、結果としてパソコンの動作自体が止まってしまいます。これがいわゆる「バイアスが起動しない」状態です。
パソコン本体が起動していないのとは違い、電源ランプは点灯し、電源やCPU等の冷却ファンは回転してますが、画面が完全暗転しており何も表示されず、ビープ音も鳴らない状態で、ハードディスクのアクセスランプは、最初点灯しても数秒後には完全に消灯してしまうという現象が起きます。
BIOSが起動しない原因は大体以下の3つのケースが考えられます。
・BIOSプログラムの更新失敗などでBIOSプログラムそのものが破損している
・グラフィックボードやメモリの不具合か接触不良を起こしている
・CPUやGPU(グラフィックチップ)、チップセットの不具合
BIOSが原因なのか、それとも他の何らかの原因なのかを簡単に見分けるには、パソコンの「画面に何か表示される・されない」が判断基準と思っておきましょう。
電源は入るけど画面に何も表示されない場合はBIOS不具合の可能性が高くなり、逆にメーカーロゴや何らかの文字が表示される場合はBIOS以外の部分に不具合を抱えている可能性があります。
Windowsパソコンが起動しなくなったときは、先ずBIOSが起動するかどうかを確認しましょう。
このような問題が起きることを予期して、予め修復ディスクを作成しておくと、消したくないデータをそのまま残した状態で、Windowsパソコンを再度起動させることが可能になります。
そのためにWindowsの修復ディスクを作成するソフトをご紹介しましょう。
【Wondershare Recoverit】データ復元ソフトは、Windowsパソコンから失われたファイルと削除されたファイルを3ステップと数分で復元可能です。
1000種類以上のデータ形式を対応できます。パソコン、ごみ箱、内蔵ハードドライブ、 外付けストレージメディア、さらにはクラッシュしたパソコンからデータを復元すること ができます。
無料版のリカバリットは、復元したい対象のデータ容量が100MBまで利用することができます。
無料版でお試しになってみて、便利な機能を数台のパソコンでも利用してみたい、復元するデータやファイル等の容量を無制限にしたいと思われたらご購入されてはいかがでしょうか?
「Recoverit」を起動してから、削除したファイルの元場所を選択します。「開始」をクリックします。
「開始」ボタンをクリックして、パソコンから消えたデータをスキャンし始めます。スキャン終わった後、見つけたファイルはフォルダあるいはファイル形式ごとに表示されます。
パソコンのデータをスキャンした後、失われたファイルがあるかどうかを確認するためにプレビューを行います。その後、復元したいパソコンのファイルにチェックを入れて、「復元」をクリックすれば完了です!
以上簡単な操作でパソコンから削除してしまった大事なデータが復元・復旧できます。
また、このソフトを使うことで、パソコンの復元だけではなく、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。
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内野 博
編集長