Apr 12, 2023 • カテゴリ: Windowsコンピュータ復元
長くWindows10のパソコンを使っていると、起動するときにエラーコード0xc000000fが表示されて利用できなくなる場合があります。エラーコード0xc000000fが発生したときは、システムファイルが破損している可能性が高いです。
このページではWindowsでエラーコード0xc000000fが発生する原因と修復方法を解説します。
Windows10でエラーコード0xc000000fが発生する原因は以下4つのどれかが考えられます。
何かしらの理由でシステムファイルが破損している可能性は高いです。
もっとも考えられる原因は、Windows10でのシステムファイルの破損です。
停電によってパソコンの電源が切れた場合、突然Windows10を終了したことによってシステムファイルが破損することがあります。
ノートパソコンではバッテリー切れで突然に電源が切れると、これがシステムファイルの破損を招く要因になりかねません。特にWindowsのOSアップデート中に電源が切れると、高い確率でシステムファイルが破損します。
パソコンがマルウェアやウイルスからの攻撃を受けて、システムファイルが欠落されたとも考えられます。
セキュリティソフトを利用していない場合、セキュリティソフトの有効期限切れに気づかない場合にこのパターンは起こりえます。
突然の電源切れやウイルスの攻撃が原因になると、ブート構成データが破損が0xc000000fを引き起こす場合もあります。
ブート構成データは通称「BCD(Boot Configuration Dataの略)」と呼ばれています。
Windows10を起動するときはブートマネージャであるBootmgrがBCDを読み込みます。BCDが破損して読み込めないと、Windows10の起動はできません。
パソコンの各パーツを接続するケーブルに問題が起きて0xc000000fのエラーが発生するパターンも考えられます。
パソコンに周辺機器となるデバイスを接続している状況では、設備の故障もエラーコード0xc000000fを発生させる原因の一つに挙がります。
Windows10でエラーコード0xc000000fが発生したときは、以下の方法を試してみましょう。
Windows10のインストールDVDがあれば、スタートアップ修復を使って0xc000000fのエラーを解消できます。スタートアップ修復の活用は以下の手順で可能です。
スタートアップ修復を利用しても問題が解決できない場合、他の方法で対処してみましょう。
BCD(ブート構成データ)が破損している可能性もあるので、それの再構築も方法に入れておきたいところです。
BCDの再構築は以下の手順で行えます。⑧まではスタートアップ修復を活用する方法と同じです。
内臓されているディスクにエラーが発生している可能性もあるので、起動ディスクの状態チェックも選択肢に入ります。この方法ではコマンドプロンプトでコマンドを実行すれば修復が可能です。起動ディスクの状態確認方法は以下の通りです。
Windows10の修復用ディスクがある場合、Windows回復環境を用いての修復ができます。Windows回復環境を利用しての修復方法は以下の通りです。
Windows10修復用データがUSBとなっている場合は、④でUSBメモリを1位に変更してください。
手もとにWindows10のインストールDVDや修復用ディスクがなくても、サードパーティ製の修復ソフトを利用する方法があります。サードパーティ製の修復ソフトはいろいろあるので、自分が使いやすいと感じるものを選ぶといいでしょう。
パソコンの内部パーツを繋ぐケーブルの交換や、周辺機器を取り外しを行ってエラーコード0xc000000fを解消できる可能性もあります。
PC操作をしたくないのであれば、最初にこの方法を試してみるといいでしょう。
Windows10でエラーコード0xc000000fが発生したときの対処法は、大事なデータが消失するリスクが伴うものが多いです。消えたデータの復元は基本的には不可能で落胆してしまうもの。しかし、「Wondershare Recoverit」があれば失ったデータを復元できます。
Recoveritは、PC(Windows・Mac)や外付けデバイス(HDD・SDカード・USBメモリ)など、あらゆるデバイスから、誤って削除したり、勝手に消えたりするファイル、写真、ビデオ、オーディオやメールなどを簡単に復元できます。しかも復元作業を開始する前にも無料でスキャン・プレビューも可能です。wondershare 社が2003年にrecoveritを発売してから、500万人以上のユーザーにも利用されています。
エラーコード0xc000000fを解消するときは、ファイルの消失に備えてRecoveritを準備しておくと安心です。Recoveritがあれば、たった3つのステップで大事なデータを蘇らせることができます。
Recoveritを起動します。起動できた後、下記の製品画面で、消えたファイルの元の保存場所を選択して、右下にある「開始」をクリックします。
そうするとRecoveritは自動的にデータのスキャンをスタートします。
スキャンが終わった後、見つけたファイルは形式ごとにリストされます。「復元」ボタンをクリックするとデータを復元します(一部のデータはプレビューできます)。
消えたファイルをプレビューで確認して復元すれば完了となり、非常に簡単な操作となっています。
また、このソフトを使うことで、パソコンから消えたデータの復元だけではなく、SDカード、外付けHDDの復旧、USBデータ復元やフォーマット復元などにも幅広く対応しています。ぜひお試してください。
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内野 博
編集長